カテゴリ:家族
1年生長女よよ(仮名)。
最近、学校では、初めての運動会に向けて、ダンスの練習が行われている様子。 「あのね、じょうずにできた人がね、まだの人に教えるんだよ。N先生の弟子なんだって」 ふんふん。 「じょうずな人3人呼ばれたんだよ、Nくんと、Sちゃん……」 おお。夏休みに、宿題が終わっても毎日絵日記をつけていたとかいう噂のNくん。 やはり優等生なのだな……。 「あと、夏目さん。」 ……って、よよ!? 「うそ、すごいじゃーん! 早くそれを言いなよ!」←親ばか いやぁ、盆踊りひとつ踊れない私の娘が、ダンスで人前に立つことがあるなんて、思ってもみなかった。嬉 本人も、いたってクールに報告を始めたくせに、私が喜ぶのを見てだんだん嬉しくなってきたのか、得意げに鼻をふくらませていた。 一方。 ショックだったこと。 まもなく敬老の日である。 よよのおじいちゃんおばあちゃんは遠くに住んでいるから、いまからお手紙を書いたら、と私が勧めたら、 「書くことがない」 と、拒否された。 そ、そんなフツーのこと言うなよ!! 爆 母は、耳を疑ったよ……。泣 これも立派な親ばかなのでしょうが、ダンスには期待せずとも、よよの言語能力には正直、期待してしまっていた。 だって小さい頃からかなり論理的・情緒的に(そしてのべつまくなしに)喋っているし。 宿題の穴埋め作文や絵日記でも、つねにひねりが利いて、いわゆる優等生的な表現はしない子だし、自分の言葉で近況を書くなんてお手のものだと信じていたのに。 もう少し詳しくきいてみると……。 よよ「だって学校のこととか書いてもわかんないし」 私 「わかんないから知りたいんだよ。よよちゃんが見たものや食べたものは、よよちゃんしか知らないでしょ。遠くにいるからお話しできないでしょ」 よよ「だってしかくいものとかあって、よよが名前をしらないからかけないでしょ!」 …………???? 語彙か? 語彙不足で言いたいことを尽くせない憾みがあると言いたいのか?? それって、書きたいこと、あるんじゃないか? うー、なんとも、もどかしい! 4月から始めた私との交換日記(あまり強要するとやる気が失せるし、正直宿題と提出物で親も手一杯なので細々としか続いていない)にも、思えば内容のある記事を書くことは少ない。 「これだけしかかけない」 と書き殴った日が幾度あったか……。 ともかく、乏しい教育理念として、「自由に文章で表現する」という能力にだけはこだわりたい私としては、「書くことがない」は「おかあさん取り替えたい」と言われるよりもショックなひとことだったのだ。 さらに追記。 私、情けないことに、そのとき動揺が隠せなかった。 ありありと顔に表れた失望感はもちろんよよにも伝わってしまった……。 「もういいよ、書きたくなったら書きな」 と言い捨てた私、黙っているよよに、しばらくしてもう一度声をかけると、よよ、 「ママ、許してくれないかと思った……」 と、泣き崩れてしまったのだ……。 あああ。ほんとのダメ母だよ私。 それにしても、子どもはやはり、一番に母の目を気にしているんだなあ。 一生懸命、母の気を引こうとがんばっている、というのか。 長女はいま、特にその傾向が強いのかもしれない。 過度に期待せず、できたことをもっともっと認めてあげること。 私はオーバーアクションのできるキャラではないので、うーん、子どもにダイレクトに感情を伝えるような、何か、方法がないのかなぁ。 ……うーん毎回、同じようなことで悩みます。すみません。 ごめんね、よよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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