カテゴリ:太宰治
……もう先週のことですが。 封切りと同時に観てきました、映画「ヴィヨンの妻」。 6月の「斜陽」に続く、生誕100年映画第2弾です。 地元・津軽と連携した宣伝、前評判の高さ(モントリオール映画祭とか)にちょっとたじろがないでもなかったが(笑)、先日偶然お会いした太宰研究者A…先生も「時代考証がなかなかしっかりしている」と賞賛していて。 保守的な私としては、正統派に外れなし……と期待が高まっていた。 結果…… 松たか子きれー。色っぽい! 浅野忠信イメージぴったりぃー。ダメぶりがセクシー! と、まあ、非常にノーマルな感想になりました。笑 脚本も演出も。 「ヴィヨンの妻」だけでなく、太宰の他作品や伝記事項をからめた構成なのだが、これがなかなか嫌みなくうまい。 「斜陽」の上原二郎と太宰の生涯を重ねたドラマがよくかかれるが、それよりも大谷と太宰の方がずっと新鮮だった。 そしてなんといっても…… (以下ネタばれ注意!) ……あの下駄屋の娘さんの成長した姿が、ヴィヨンの妻だったなんて! ぬおー。 大泥棒ともと万引き犯。 ちょっと出来過ぎというか、卓抜な読みじゃん? 笑 いやマジメに、あの系譜の女たちだよね。 まったくありうることだと思いました。拍手。 来週もまだ観ますよ! 太宰映画。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 17, 2009 08:59:43 PM
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