アウトドアーズ・コンパス 旧ブログ(~2018年2月)

2013/11/30(土)19:51

トレラン旅 in 熊野古道小辺路

└多田圭佑(60)

アウトドアーズ・コンパス スタッフ多田です。 今回は、熊野古道の旅のレポートです。 最近、ロングトレイルという言葉を頻繁に耳にするようになりました。 あまりなじみの無い方もおられるかもしれませんが、 巷では結構流行っているようです。 雑誌などでも多く取り上げられています。 私も、トレイルランニングをはじめ、 ライトハイキング、ロングトレイルに興味を持ち、実践しております。 今回は、PEAKS特別号の日本のロングトレイルにも掲載されております、 熊野古道小辺路を、トレイルランスタイルで旅してきました。 そのレポートをお届け致します。 今回のコース 1st day 高野山(千手院前バス停)~薄峠~伯母子峠~三浦峠~十津川温泉 2nd day 十津川温泉~果無峠~熊野本宮大社 今回は、宿泊まりの完全にトレランスタイルで行きました。 前泊は、高野山駅手の九度山という集落にある民宿「なかがわ」という民宿に泊まりました。 かなりレトロ感満載のじいちゃんばあちゃんが営むお宿! 風呂も離れにあるスタイルで、ほんと田舎のばあちゃんの家にきたみたいで、 かなり癒されました!ばあちゃんの家に帰りたい願望がある方には、オススメです。 1日目は、身支度を整えて、朝ごはんの柿の葉寿司を受け取り、出発。 雨の中の出発です。防水シェルをまとい、出陣です。 電車とケーブルを乗り継ぎ、一気に800メートル上ります。 なんかあたりが白い。もしや、 雪が立派に積もってました! 水ヶ峠越[高野山~大股 16.8km] なだらかな登りと下りの繰り返しで、気持ちよく快走できました。 多少雪が積もってましたが、凍結も無く、スリップせずに走れました。とりあえず小休止。補給です。 伯母子峠[大股~三浦口 15.9km] 登り第一弾。標高差600メートルの登りです。 だましだまし走って、第一関門突破です。 途中、オシャレな非難小屋を発見!中には暖炉。 一度泊まってみたいなと思いながら、スルーです。 頂上着後、雪道の下りを爆走!茶屋跡などにも出会い、歴史を感じながら、これまた快走! 苦しい登りの後は楽しい下りが待っている。これこそ、トレランの醍醐味であります。 三浦口の集落に到着。 川が流れて、穏やかに晴れて、色づいた山に囲まれて、ホット一息、小休止です。 ここには自販機と無人の売店があり、エネルギーの補給ができます。 そうこうしているうちに、時間も1時過ぎ!これは1day完走なるか? ちょっと不安がよぎり始めました。ナイトラン覚悟では来たものの・・・・ 気持ちよい田園風景も広がっていました。 三浦峠越[三浦口~十津川温泉19.2km] 登り第2弾。またまた標高差600メートルを登り返します。 気合で登る、登る、下る、登る!時間が・・・ヤバイ! 無事峠も声、西中バス停着!着いたのは三時半くらい。 これからしばらく苦手なロードが続きます。 若干おなかがすいてきたので、例のこいつで空腹を満たします。 <CLIFBAR正規取扱店で安心>クリフバー 行動食 CLIF08450001 クリフバー【CLIF BAR】【行動食】【携帯食】【トレッキング】【クライミング】【スポーツ】【楽ギフ_包装】【RCP】 今回選択したテラノバのウィンディーコンバーチブルミット、かなりいけてます。 指先のミット部が開閉でき、このような指先を使う場合や、温度調整時など、非常に役立ちます。 オススメです! しばらく、だましだまし走ったり歩いたり、あたりは若干暗くなりつつあります。 はい、あきらめました。 初めての道を単独ナイト走行は危険ということもありますが、 疲労もたまってきており、気力も無くなり、急遽戸津川での宿探し。 最近スマホデビューしたのですが、ココに来て役に立ちました。 ちなみに、道中、ほぼ電波はつながりました。さすが世界遺産。 この宿、冬から春にかけて、牡丹鍋が食べられるそうです。 次くる来るときは、ぜひ夕飯も頂きたいと思います。 朝食後のコーヒーは、温泉で入れてくれました。濃厚で、くせになりそう! 果無峠越[十津川温泉~八木尾~熊野本宮大社 15km] さて、一晩爆睡し、美味しい朝食も頂き、パワー全開でスタート しばらく登ること数十分、果無集落到着です。霧に包まれ、かなり幻想的 絶景ポイントに到着。釈迦ヶ岳方面が一望できますと地図にはあります。どれが釈迦ヶ岳? 果無峠頂上着です!ほっと一息、あとは下りを爆走するだけ。 最後の下り、マジでヤバい!今回のルート、基本的に下りがヤバいくらい楽しい。 何度も言いますが、登った後は下りのご褒美が待ております。癖になりますね。 ついに下りてきました。キラキラ輝く川が出迎えてくれました。 残りは4.6km、 ロードと最後のトレイルを抜ければ、ゴール、最後の力を振り絞って、ラストスパート! 三軒茶屋跡着です。 今回のコース、旅籠跡や、茶屋跡など、ほんとに歴史を感じることができる、絶品コース。 車も鉄道も何もない、自分の足がすべての時代。 温暖化とか、原発問題とか、人間が一番人間らしく生きていた時代。 肌で感じることが出来ました。アウトドアは、私たちを原点に回帰させてくれる入り口だと思います。 そうこうしているうちに、鳥居が見えてきました。 今回の旅も、そろそろ終焉を迎えるようです。短い間でしたが、お世話になりました。 本宮着。ほんとにこれで終わりです。 帰りのバスの時刻をチェックして とりあえず、乾杯。 山、ありがとう。自然、ありがとう。 end

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