職場不適応症とは?
最近はテクノストレス、ワーキングプアー、解雇、会社の倒産による再就職などのためか、職場不適応症が増えています。職場不適応症とは、職場環境の心理的ストレスに関連して生じた,適応障害の総称です。個人の性格や能力と仕事の内容、仕事量、人間関係などが適合しないために、さまざまな心身の不調を生じてくるものです。なので、転勤や昇進、過労、新規の業務体制の導入、人間関係の変化などが発病のきっかけとなります。多くの人は環境変化が生じてから1~6ケ月後に発症しますが、新入社員では入社2年後位によくみられます。その症状の中心は、軽症~中等症の不安抑うつ状態が就業に,関連してみられる点です。典型的な例では、「朝起きられない」、「出勤前になると動悸、冷汗、体がこわばる、足がしびれる」等々、出勤時になると不安、緊張、焦燥感がみられ、やがて遅刻や無断欠勤、出社拒否へと発展します。「週末は気分がよいが、月曜の朝はとても憂うつな気分になる」、「仕事以外の趣味なら熱中できる」というように抑うつ状態が、部分的なのが特徴的です。精神科では、大部分がうつ病と診断されていまする。その他に、全般性不安障害、パニック障害、アルコール依存症、双極性障害、統合失調症等の精神障害が合併している例もあります。最初は軽症うつ病であっても、適切な対応をしないと、長引いたり重症化することがあります。さらには、自殺に至る例もあるので、決して軽く考えてはいけません。仕事中だけ《うつ病》になる人たち価格:1,365円(税込、送料別)