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テーマ:妊娠・出産・子育て(3024)
カテゴリ:こども
アメリカのジョージア州で、生後10週の赤ちゃんに薄めた母乳を飲ませて死亡させたとして、夫婦が逮捕されました。
日本では考えられませんが、アメリカでは母乳を売買するビジネスが盛んだそうです。夫婦がどのように母乳を入手したかは詳しく報じられていませんが、母乳を水増しするために薄めたのでしょうか。 日頃から不衛生な環境で育児していたと伝えられているので、特異な状況だったとは思いますが、夫婦を批判する声がある一方で、薄めた母乳を飲んだことが赤ちゃんの死の原因になったことが、アメリカで注目されています。 英文記事はこちら Georgia couple arrested for murdering 10-week-old daughter by diluting breast milk: police 母乳や粉ミルクは赤ちゃんにとってベストな電解質バランスが保たれているそうです。それを極度に薄めてしまうことで、赤ちゃんの体内の電解質バランスが崩れるとか。もちろん薄める度合にもよると思いますが、特に生後6か月未満の赤ちゃんは電解質の急な変化に対応することができないため、いわゆる水中毒になり、意識を失ったり、発作を起したりし、最悪の場合は死に至るそうです。 ちなみに、wikipediaによると水中毒の定義は以下の通り(引用) 「水中毒(みずちゅうどく、water intoxication)とは、過剰の水分摂取によって生じる中毒症状であり、具体的には低ナトリウム血症やけいれんを生じ、重症では死に至りうる。」 未だに助産師さんやおばあちゃん世代の方々の中には、赤ちゃんに薄めのミルクや白湯を与えるよう言う方がいます。薄めようによっては、また与える量によっては危険だということを覚えておきたいですね。 また、水中毒の危険は赤ちゃんばかりではなく、3歳以下の乳幼児に言えることのようです。 特に暑い時期の熱中症予防に水分補給する際、水やスポーツ飲料を子どもに飲ませる方が多く、乳幼児の水中毒が増えているとか。 スポーツ飲料はいかにも身体に良さそうにCMでうたわれているので勘違いする方も多いですが、ナトリウム量が不足しているため、常用したり水分補給で大量に摂取すると水中毒の原因になるそうなので気をつけましょう。 もう一つ注意したいのが、これからの季節のプール遊びや水遊び。 ここでも、大量に水を飲んでしまうことで水中毒の原因になります。 特に赤ちゃんは口に入ったものは飲み込む反射があるそうで、ベビースイミング教室では、まず最初に赤ちゃんに水の中で口を閉じさせる練習をしっかり行うそうです。 家族でプールに行ったりする際は、赤ちゃんが水を飲み込んだりしていないか、気を付けておく必要があります。 また、自宅で水浴びをする際も、子どもがふざけてホースから水を飲んだりすることがあるので気をつけましょう。 あまり神経質になりすぎるのもいけませんが、これからの季節、頭に入れておくと安心ですね。 最後までお読みいただきありがとうございました。 よろしければぽちっとお願いします。 ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 30, 2021 08:53:31 AM
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