人生は旅・その旅を・旅する・わたくし

ある日、気の合う（私の気持）友人とランチを食べ、

ティータイムを過ごし、爽やかな午後なので

腹ごなしに、近くの池の周りを散歩した

この池は、ちょくちょく来る所

土日は、太公望達で賑わうので

近寄らないようにしている

この日は、暑さ寒さに無縁な、穏やかな日だった

ベンチに座り、柔らかい風にあたり

ポワーとしていた

頭をかすめたのは・・・・

「春の海ではなく」

「秋の池、ひねもすのたりのたりかな」

俳句を詠まないので、好き勝手に

春の季語を秋に変えてそんな気分だった

ら

「見て見て」っと、

可愛い子供が差し出した 

「どうしたのこれ」 「あそこで獲ってきたの」

「どうやって」　　　「タモで獲ったの」

「一人で」　　「友達と」

「凄いねーー」「よかったねーー」

眠りを覚まされたような時間だった

うれしくて、誰かに伝えたかったらしい

付き添いは母親だったが、母はベビーカーの

小さな子供に気を取られ

お兄ちゃんの喜びを「共感」する余裕がないらしい

わたくしにも、そんな時があった、母親を責める気にはならない

今、子供を産んだら、

幼子の心に気が付ける「育児」が出来るかもしれない

仮定の事は何とでも言える 

過ぎた事は見えるが、渦中の時は夢中なので

足元を見るのは難しい・・・・

濁りのない、喜び一杯の「目」 

元気に育ってほしい