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テーマ:旅の写真(3471)
カテゴリ:東北・三陸の旅
宮古には、「浄土ヶ浜」と言う場所がある 一度は行ってみたいと、憧れの地だった 今回の旅で、宮古を連泊したのも、 「浄土ヶ浜」へ行く事を決めていたから・・・ 「田老」へ行くバスの中から、 「浄土ヶ浜」の方向がわかった 帰りに乗った「宮古行」のバスのドライバーさんに、 「浄土ヶ浜」へ行く方法を聞いたが 「宮古」へ帰って出直した方が良いと言われた 来る道で「浄土ヶ浜」の標をみたので、 歩きますと言って、バスを降りた ドライバーさんは、 「歩くのは距離がありすぎる」と心配顔だった これが、土地を知らない旅人の 「無謀」な行動であることを、 歩き始めて知ることになる 人も歩かない道をてくてく歩く 人家が無いので、聞く人もいない 何処からどう行けばよいのか それでもやっと「浄土ヶ浜線」に来てホッとした 少し疲れたので、木陰を見つけながら、のんびり歩く 寒い国で雪も多いのだろう、この道は登り坂が続く 苔の美しさに心和む この道は車が通るので、バスもあると想定していたのが大間違い 後でわかった事バスが通る道は、全く別の道だった 来るであろうと心待ちしながら、歩くと、下界が見えた 相当疲れた(気持ちも)頃、こんなところに出た 橋の上から見えたのは 右側は、津波災害の被害地 左側は、景勝地 美しい景色に出会い、気持ち立ち直る 大橋を渡り暫く行くと、「仮設住宅」が沢山並んでいた 仮設があるとは聞いていたが、 周囲にはお店どころか、人家もない まるで見放された場所に思えたこの地での生活は どうされているのだろう申し訳なくて、近寄れなかった この地には、高級ホテルが1軒あり、 そこでトイレを借り、山から下りる道を歩く やっとの事、「浄土ヶ浜園」ビジターセンターと言う、 駐車場・バス停のある所へ着いた バスで来る観光客は少なく、観光バス・車が殆ど バスは、一日数本と言う場所だった 無謀と言うより無知だったが、大橋を歩いたり、仮設住宅を見たり、 人の行かない場所に出会える事も、無知の効用かな それにしても、遠かった 来ない、来るはずもない「バス」を期待した 愚かな自分を知る機会だった 覚書 「一茶」 藤沢周平
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最終更新日
2014年10月26日 13時32分15秒
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