マイペース70代

2023/01/06(金)09:54

少子化対策合戦?

つぶやき、人間関係(695)

岸田総理の「異次元の少子化対策を検討」なんて発言を聞いた時には、もう何もコメントする気にもなれない気分だった。 そもそも、今更「検討」なんて言葉を使うこと自体がボケているし、異次元なんて言葉で胡麻化そうとしているとしか聞こえない。 こんな言い方をする岸田総理には、心底ガッカリした。 そんなことを思っていたら、 東京都、18歳以下に月5000円給付へ 所得制限設けず 第2子の保育料無償化も検討 東京新聞 というニュースを聞き、小池さんも呆れて挑戦状をたたきつけたのかと思ったりもした。 しかし、先程下記のニュースを見て、そうかと妙に納得した。 岸田首相、太っ腹!東京捨てれば100万円、子供1人につき追加で100万円…「デジタル田園構想」は年間1万人を地方移住させる作戦 2022/12/29(木) 小池都知事は呆れたのではなく、頭に来たんだろう。 私自身は、東京から人が離れた方がいいと考えているので、「デジタル田園構想」は賛成だし、 多分大枠では小池都知事も反対はできないだろう。 日本全体のことを考えたら、それに反対する理由はないだろうし。 それでもやはり、今都政を担っている身としては、 この構想にどのくらいの小池氏との調整があったかわからないが、 頭にきたんじゃないかと感じる。 まあいいや、子育て世代に良い政策であるなら、丁々発止も悪くない。 それはともかく、私は今の少子化対策では少子化は止められないような気がしている。 ちょっとスピリチュアルめいているけれど、そもそも生まれようとする魂があるとしたら、 今の日本に生まれてきたい子どもは少ないだろう。 大地震があるかもしれないし、毎年のように自然災害は多い。 子ども時代もあまり子どもらしく楽しめなさそうだし、 やっと大人になっても競争世界に追い立てられそうだ。 それと、これは日本の女性の深層心理の中で、 子どもを積極的にほしい人は少ないだろうということだ。 人間も自然の一部の動物だから、種の保存の危機を突きつけられたら、子どもを持とうとするかもしれない。 幸いにして、日本はそのような状況ではないし、女性も自分の人生を考えられる時代だ。 いつまでたっても男性優位の社会は変化しないし、男性の望む女性像は、女性の望む姿ではない。 どうしても男性と共に生きたい女性はいるだろうが、共に生きるということと結婚して子どもを持つこととは違う。 それになにより、女性が子どもを産む時の一番の願いは、わが子が戦争に巻き込まれないことのように思う。 というのは、私が妊娠し出産した時、一番の望みは 「この子が戦争に巻き込まれる時代にならないように」ということだった。 当時は、日本が戦争に巻き込まれることなどあまり想像できない時代だったにも関わらずだ。 「この子の大人になる時代は、今よりも世界で仕事をする時代になるだろう」と思っていたので、海外で何が起きるかわからないということと、 自衛隊が万が一にでもアメリカと共に戦うことにならなければいいという思いはあった。 男の子だったから、職業の選択肢としての自衛隊は身近だったからだ。 そう思い返すと、現代の女性が子どもを産むことに躊躇する気持ちはとてもよくわかる。 今私がそのような状況なら、多分結婚も出産もしないだろうと思うのだ。

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