元上海駐在員の 変な日記 NEO

2014/03/04(火)00:02

☆退屈への挑戦

中国変な日記(83)

投げやりとやり投げとやり逃げの違いについて夜な夜な考えているshanghai-kです! 出張先の宿舎に潜伏中のとある休みの日。 ふと思った。 「退屈」ってどういう意味だ? やる事がなく暇をもてあましていること という意味らしい。 元々は仏教用語で、 修行の苦難に疲れ果て、気持ちが後退し、精進の気力が萎えて屈すること へー、そうなんだ。。。 っていうか、 「退屈」という単語の意味を調べる事ぐらいしかやることがない。 つまり、今、退屈だ。。。 さて何しよう。。。 人生なんて退屈だ。 人生にドラマチックな結末がある訳でもなく 日本にドラスチックな改革がある訳でもなく、 徐々に衰退していくような、未来が待ち構えているだけだ。 人生なんて、つまらない。 この世に存在する物はそのうち滅びてなくなる。 刺激のある楽しい事してもすぐに飽きる。 人生に意味や意義があると思い込んでいるが、実際には大した意味などない。 そもそも退屈って何だ? っていうか、 「退屈」という事について考えるぐらいしかやることがない。 つまり、今、退屈だ。。。 ふと思いついた。 いっその事「退屈」を追及してみよう。 徹底的に退屈になりきり、退屈の向こう側を覗いてみよう! ということで、 特に趣味とか遊びとか娯楽とかの、 好きな事や刺激がある事を一切止め情報を遮断し、 ひたすら退屈だと思われる事をやってみた。 何も考えずにひたすら歩いてみたり、 何も考えずにひたすら瞑想してみたり、 何も考えずにひたすら読経してみたり、 何も考えずにひたすら呼吸を意識してみたり、 逆にひたすら一つのテーマだけ考えてみたり、 ひたすら自分の事ばかり考えてみたり、 と退屈と思われる事をとことん追求してみた。 実際に 丸1日瞑想したり、 丸1日中ひたすら歩き続けたり、 山に登り半日以上岩の上に座り続けたり、 食事時間以外に般若心経だけを1日1000巻以上読んだ事もある。 (1日10時間以上は読んだ) ※ちなみに変な特定団体の宗教に入っている訳ではなく、 ただ、般若心経の世界観が好きだ。。。 退屈の限界点を突破すると、そこに何かがあるかもしれない。 というような変な事に挑戦し続けている。 そんな事を繰り返していくと、 最初は苦痛だが、退屈に慣れて退屈と思われる状況が当たり前になる。 退屈な事をしている今その時間こそが意味のある事に思える。 興奮したり、落ち込んだり、 喜んだり、失望したり、 怒ったり、悲しんだり、 感情の起伏が薄くなり、 無駄な思考が少なくなり、 心のざわつきがなくなる。。。 ザワザワ・・・  ザワザワ・・・ (カイジ) そして、 波風の立たない静かな自分の心に気づく。 自分の中にゆるぎのない穏やかで絶対的な世界が広がっている。。。 そして、 物や娯楽や物やお金がなくても、意外と生きていけるのだという事に気づいた。 ただ、散歩したり、瞑想したりする事自体が楽しくなってくる。 ※ちなみに変な薬を吸ったり、変な新興宗教に嵌っている訳ではない。 まぁ 客観的にみると、かなり変だ。 ここだけの話だが、人に言うとますます奇人扱いされるので、 周りにはこんな事は話さず、昨日はテレビ見てたとか嘘つく。 他にもブログに書けないような変な思想や行動や性的嗜好もいろいろとある。 人はそれを狂人と呼ぶだろう。 正常な人から見れば、狂人だが、 狂人から見ると、自分が正常で他がみな狂っているのだ。。。 こんなことを、退屈しのぎで 鉄格子越しに外を眺めながら妄想していると、 部屋に看護婦さんがやってきた。 どうやらお薬を飲む時間らしい。 精神を安定させるお薬のようだ。 という訳で、 次回ブログは部屋から脱走した時に。。。

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