高電圧を操るもの - デンキウナギ -
なぜ、デンキウナギは強い電圧を発電できるのでしょう。ウナギでなくても、生物は体内で電気を作れます。人間の健康診断で心電図が測れるのも、体内で電気が作られているからです。しかし、体内電流は微弱です。デンキウナギでも、体内の1個の細胞ではわずかの電気しか作れません。それでもデンキウナギが発電する電圧が高いのは、それらの発電器官が直列つなぎだから。直列つなぎでは、数多く発電器官をつなぐほど、電圧は高くなります。しかもデンキウナギの体の後ろ半分は、その8割が発電器官。数多くの発電器官が直列につながり、600ボルトもの電圧が発生します。では、その電気はデンキウナギ自身が感電しないのはなぜ?その答えは、以前の日記で書きましたのでご覧ください。【以前の日記】 「コパンダは 電気うなぎの夢を見るか? - 感電 -」