難病の原因は“もう一人の自分”だった
難病も自分の力で治した!体験者が語る「もう1人の自分」のすごい力!「反射性交感神経萎縮症」というのは、治療法の分かっていない病気です。Kさんが見せてくれた4回の手術の跡は、彼女の苦しみを物語るに充分なものでした。四六時中、神経をジワジワと責めてくる痛みに耐え、発作時の激痛に耐えながら、彼女は主婦業ばかりでなく、公務員としての仕事も立派に勤めていました。交感神経は副交感神経と合わせて、自律神経系と呼ばれます。自律神経とは、呼吸、循環、消化といった生命の維持に深くかかわる臓器に、脳からの指令を伝達する神経です。交感神経と副交感神経は、それぞれの臓器に対して、まったくの逆の指令を行います。たとえば、交感神経が、ある臓器の働きを促進する指令を伝えるとすれば、副交感神経は抑制する指令を伝えるといった具合です。このように非常に大切な機能を持つものですから、たとえ、耐えがたい痛みがあるにしても、切除するというのは、ずいぶん乱暴な話に思えます。鈴木その子先生は、鈴木式の実践方法を細かく指導して彼女を帰しました。原因も分かっていない病気ではありましたが先生はその効果には、ひそかに自信を持っていました。というのも、鈴木式の食事法は、カラダの中で日夜働いている「もう1人の自分」を元気にする食事だからです。その結果、肥満の人はやせ、やせすぎの人は太り、カラダの不調を訴える人は、その悩みから解放されるのです。どんな症状であっても、基本は「もう1人の自分」を、正常に働かせてあげること――、それが間違っていなかったことを教えてくれたのは、彼女の次のお手紙でした。喜びに溢れたKさんからのお便り「鈴木先生、昨年は本当にありがとうございました。先生のおかげで、忘れられない年となりました。11月24日から鈴木式(現SONOKO式)と補助食品を始めて、1ヶ月が過ぎました。とても驚くことが起こりましたので、ご報告したく筆を執りました。麻酔の注射の効き目が3日と持たないでいた私が、もう2週間注射をしていないのです。2週間前は、第9交響曲の演奏会の日でした。そのころには、体調は絶好調、痛みも我慢できないほどではありませんでしたが、午前中病院に行き、いつもの量の注射をしていただきました。そのとき、お医者さまは私を見るなり、『Kさん、ご飯食べているの?こんなにやせちゃって』と言うのです。以前、痛みがひどいときに、食欲も落ち、食べても下痢をしてしまい、眠ることもできず、5キロもやせたことがあったのです。やつれたと言ったほうがいいかもしれません。そのことを、覚えていらしたのです。『点滴しなくてもいいの?でも今日は顔色もいいし、元気だね』不思議そうな顔をしました。『先生、奇跡が起きたかもしれませんよ』と私が言うと、『本当にそうかも知れないね。Kさんが、このところ注射に来ないけど、 大丈夫かなって皆で話してたところなんだよ』そして、その夜の演奏会は、私のとってまさに『歓喜の歌』となりました。今までは、体重をすくなくとも50キロ前後にしておかなければ、ちゃんとお腹から声がでませんでした。それが鈴木式の食事のおかげで、47キロでも、まったく疲れずに、声の艶も伸びも、今までよりずっとよいのです。私には採点の辛い娘が『声が変わったわね』と言ったほどです。11月には、出演をあきらめようかというほど体調が悪かったのに、自分でも信じられません」Kさんは公務員です。ご趣味で合唱をおやりになっていて、年末恒例のベートベンの交響曲第九番『歓喜の歌』をお歌いになったのです。「軽くなったと喜んでいた右手の痺れは、いつのまにかまったく消え、秋になると右手にいつも手袋をして、職場場でもそのスタイルが定番になっていた私が、もう12月も末だというのに手袋をしてません。それを見た同僚たちが、『あれっ、最近手袋していないね』と言うのです。そういえば、氷のようだった右手が温かくて、麻痺で曲がってしまっていた小指が、なんと真っ直ぐに伸びているのです。驚くほど疲れなくなり、痛みも我慢できて、注射をしないでいられるということは、前の状態からみたら奇跡に近い状態です」その後、痛みは残っているものの、四六時中痛んでいたときに比べれば、痛くない時間のほうが長く、ひっきりなしだった電撃痛の発作も、忘れたころに軽いものがちょっとある程度。Kさんはすっかり元気を取り戻しています。もしも、あのまま手術を受けていたら、仮に成功したとしても、何が彼女の体に起きていたか分かりません。痛みだけを取る、そのために大切な交感神経を取ってしまうなど、本末転倒(ほんまつてんとう)だとは思いませんか。考えてみて下さい。わずか1ヶ月です。体の本来の機能を働かせることさえできれば、ほんの数日で、あなたの体は健康に向かって歩きはじめます。あなたの体は健康になりたがっているのです。それを、邪魔しているのは、間違った食事の常識であり、さまざまな薬漬けの食品なのです。時のダイエット・鈴木式の極意より抜擢