きょうもいい天気

子宮筋腫の炎症を起こし、5日間入院したとき、
途中から同室だった人からメールが届いた。
彼女は急に出血して絶対安静。若くてきれいで、
周りの人にとても気を遣う優しい子だった。
結局私よりずいぶん長く入院し、出血は完治しないまま、
自宅療養になったと報告のメールをもらっていた。

どうしてるかなと思いつつ、少しこわい予感もして、
無神経なメールを送ってもいけないと思い、
それ以来何もやりとりはしなかった。
お互いうまくいけば、年末のお産でまた顔が見られると
楽しみにしていたから。

昨日届いたメールは、再入院後大学病院へ移り、
とうとう死産してしまったという報告だった。
体重や身長もそして性別もわかる19週での死産。
真新しい母子手帳をもらっていたはずだから、
死亡届やその他の手続きもしなくちゃならなかったろう。
毎日泣いていたという彼女は、明日から仕事に復帰しますと
メールの最後に書いてくれた。

私が退院後初めて検診に行ったとき、二階の病室に
また入院していたはずの彼女。おろおろする夫や両親の前で
とても明るく振る舞いながら、私と２人になると、
不安や心配を相談していた彼女。
本当にけなげだった彼女が、どんな思いで今を生きているかと
思うと、とても切なくて切なくて、メールを受け取ったとたん、
涙が止まらなくなった。

それから昨日はずっと心に何かとても重たいものが引っかかって、
今朝起きてからもどうしてもそのメールのことが
頭から離れない。読むのがコワイのに、何度も読んでは、
どう返信すればいいのかとずっと考えてる。
見に来る人の限られているこのブログに書けば、
少しは重荷が軽くなるかと思ったけれど、
また涙が止まらなくなって困った。

私になんか気を遣って、つらいメール送ってくれなくても
良かったのに。
そのまま知らん顔していれば良かったのに。
私に送るメールを書くとき、また彼女が泣いたんじゃないかと
思うと、とてもとても悲しくなってまた涙が出る。