中国人になる

やっと出張が終わり青島に戻ってきた。その間の４日は午前中点滴、午後は
工場という毎日で快復の兆しも無かったのだが、こちらの病院で薬を替えて
みると早速効果が現れてきているようだ。診療時に通訳と医者がなにやら
話していたが、どうも地方と都市部ではやはり医療水準に隔たりがある
ようだ。前回も書いたがそもそも衛生状態も悪く知識も少ないのだろう。
沈殿物を発見した点滴の話をかみさんにしたら激怒していた。血栓を注入
するようなものだとのことだが、命にかかわることらしかったのだ。

ここ中国は最近法が改正されて医者になるには専門の医大卒の学力が要求
されるようになったらしいが、今までは日本で言うところの専門学校のような
ところを卒業した人が多く質が低い。あと何十年かはこのような状態が続く
のだろうがそれから身を守るためには大きな病院にいくしかないようだ。
さいわいここ青島の病院では特に国際課なるものがあり、外国人優先の窓口も
あり安心だ。これから地方へ行くときには気をつけねばなるまい。