2011/11/27(日)08:09
走ってくる
静かな土曜日の朝、久しぶりに何を考えるということも無く
ぼんやりと過ごしていました。
ただ、常に新しい知識は必要です。
しばらくのんびりとした後は、所属している化学会の雑誌に
目を通していました。
新しい癌の治療や抗癌剤などのことが書かれています。
私の持っているものといえば、知識しかありませんから。
その後、午後からは平城宮跡に散歩に出かけてきました。
空を見上げると雲ひとつ無く、濃い青空が広がっています。
万葉の山々も霞むことなく、綺麗に見えています。
近くのスーパーで買い物をして帰り道、遠くに黒猫を見つけました。
見ていると、黒猫も私に気がついたのか真っ直ぐに走ってきます。
そばまでやってくると、じゃれたりズボンで爪とぎをしたり。
しばらくすると、今度はサビ猫がやってきて、同じように甘えてくれました。
兄弟なのでしょうか、仲良く二匹で私の周りで遊んでいます。
すると、近くの家から小学生くらいの女の子が真剣な顔をして飛び出してきました。
やおら、黒猫を抱き上げると、自分の家に連れて行きバケツの水を小さな容器に
汲んであげようとしましたが、黒猫はバケツに顔を突っ込んで水を飲み始めました。
サビ猫も、そんな女の子を追いかけて家に入っていきました。
きっと、その女の子は自分の猫が私に連れて行かれると心配になったのかもしれませんね。
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