ボブ・ディランブーム
「ボブ・ディラン コンプリート・アルバム・コレクションVol.1」こいつを買ってから、ボブ・ディランしか聴いていないのだ。このボックスセットは、ボブ・ディランのデビューから今までの全オリジナルアルバム、ライブアルバム47枚をまとめたもの。熱心なファンは全部持っているので、俺みたいなこれから聴こうと思っていた初心者向けのセットなのだ。結局デビューアルバムから順番に聴き、只今47枚中、36枚目の「Under the Red Sky」(1990年)。退屈なアルバムや、おかしなアルバムもあるが、概ね楽しめる。傑作と言われているアルバムは、凄いものが多いが、そうでないものでも聴きどころが多かったり。各年代で傑作、快作が何枚もあれば、低迷期があったり。フォーク、カントリーだったりロックだったり、ゴスペル(本当に宗教に走った時期)の場合も。。。ただし、歌詞が分からないので、ホントのディランの良さはまだ分かっていない(それはこれから)。そんなこんなでホントに聴き応え十分なのだ。この後2000年台以降も傑作と言われているアルバムが何枚か出てくるので、楽しみたい。昔からのファンの人が50年かけて聴いてきたそんなディランを数十日で聴けてしまうのは、ある意味幸せなのかなあ。。。ちなみに、俺がもともと持っていたボブ・ディランのCDは、「The Freewheelin' Bob Dylan」←風に吹かれてが入っているやつ「MTV Unplugged」←ライブ「Live 1961-2000 」←ライブ(日本限定版)「The Bootleg Series Vol. 5: Bob Dylan Live 1975, The Rolling Thunder Revue」←ライブ(発掘モノ)ベスト的なライブでボブ・ディランを知ろうとしていたのが見え見えだ。そしてどれも聴き込んだ覚えはない。一聴しただけでは、メロディアスではないし、歌い方も乱暴だし、良さが全く分からなかったのだ。そして今、あらためて「The Bootleg Series Vol. 5: Bob Dylan Live 1975, The Rolling Thunder Revue」を聴いてみた。めっちゃカッコいいし。弾き語りだった曲が激しいロックな曲に生まれ変わっている。メロディアスではないと思っていた曲の数々も、美しい。そしてディランの鬼気迫るボーカルに圧倒されるのだ。やっぱ発掘モノ(ブートレッグシリーズ)なんて、先に聞いたらダメなのね。順序があるということ。ちなみにコンプリートのVol.2は、このブートシリーズだとか。次は何枚組だ~楽しみや~~そして、そんなときボブ・ディラン来日のニュースが!!しかも1500人規模のライブハウスツアーだ。ボブ・ディランをライブハウスで見れるとは!名古屋公演に行くことにした。ディランのコンサートは、セットリストが日替わりだったり、アレンジが大胆すぎて何の曲か分からなくて、しかも同じ曲でも日によってアレンジが違ったり。さらに、4年前の来日が最後の来日と言われていたので、今回がホントに最後に違いないなど。そういうのを聞くと、何公演も観たい気がするが、財布の関係で我慢やなあ。とりあえず、一回だけでも楽しむぞ!というわけで、まだまだ俺のボブ・ディランブームは終わりそうもないのだった。