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カテゴリ:母と息子の読書記録
菅野美穂さんのテレビ出演を見て読みました。
明日の食卓【電子書籍】[ 椰月 美智子 ] 明日の食卓。 映画の番組宣伝でしたが、一部見ただけで涙があふれてしまいました。 母親業って終わりが見えない。 いつだって子供のために子供第一に考えているはずの自分。 インタビューからは想像できないような内容でした。 映画と小説と違うのかもしれないけれど。 <登場人物> ・3人の石橋ユウの話。(9歳小3) ・一人目 あすみ 専業主婦 息子一人 ・二人目 留美子 兼業主婦 息子二人 ・三人目 加奈 シングルマザー 息子一人 <感想。ネタバレあり> 冒頭はイシバシユウの母親がイシバシユウに暴力をふるうシーンから始まる。 もうそこから、私は動悸が止まりませんでした。 寝る前には読んではいけない本です。 なぜ動悸が起こったのか。 それは全くの他人事とは思えなかったのです。 もちろん、私は息子たちに暴力をふるったことはありません。 道路を飛び出した息子のお尻を叩いたことはありますが。(たぶん二歳) これは意図してやりました。まだ日本語の理解が薄い息子に、そのくらい駄目なことなんだと。 それ以外ではせいぜい、公文のうすーいプリント一枚で「さっさとしなさーい」とぺしっとしたくらいでしょう。 でもこれは意図してしたわけではないのです。 ダラダラダラダラしている長男にいらっと来てしまったわけなのですね。 でもこれでも普段「ママは優しい」と思い込んでる長男にとっては十分怖かったことらしく その後(その日だけでしたけど)真面目に公文をやっていました。 手をあげたというほどのことでもないけど 私は猛省しました。 でもこの先、そういうイライラっとしてしまうことは、いくらでもあるでしょう。 仕事でイライラ 体調でムカムカ そこに子供のダラダラが加わって爆発しないなんて絶対に言い切れるかしら。 と、ものすごい不安に襲われました。 他山の石として、子育てで疲れているお母さんに読んでほしいなと思いました。 あと父親もね。 【中古】【古本】明日の食卓 KADOKAWA 椰月美智子/著【文庫 日本文学 角川文庫】 ・一人目 あすみ 専業主婦 息子一人 あすみは少しかわいそうだなと思いました。 夫には裏切られ、息子には裏切られ、友人だと思ってる人は単なる宗教 しかもそれに気が付いていない。 夫のことも愛してるわけではない。自分だけが彼女は好きなのですね。 彼女には「ゆめの中でピストル」を読んでほしいですね。 ピストルは自分に打たないと。 ゆめの中でピストル [ 寺村輝夫 ] ・二人目 留美子 兼業主婦 息子二人 我が家と同じ男児二人ですが、我が家と違って男児二人がパワフルすぎて気の毒になりました。 でもスーパーでのふざけ方とか、彼女の気持ちが痛いほどわかりました。 損得無しで愛情を、かけられるのは息子だけ 私もそうです 夫よごめんね でも夫もそうだと思う ・三人目 加奈 シングルマザー 息子一人 この家は貧乏という以外問題がないですね。 息子はやたらいい子です。 しかし、貧困の連鎖って怖いです。 救急外来さえも知らずにやけどの息子を放置。無知って怖いです。 少し道を間違えたら、彼女は私だったのかもしれません。 辛すぎて再読はできません。 映画は少し違うらしいので見てみたいなあ 菅野美穂さんも尾野真千子さんも好きです 映画「明日の食卓」劇場パンフレット【電子書籍】[ ムービーウォーカー ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.09 09:34:54
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