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夕方、子供の塾のお迎えに行こうと車で出かけたら、自宅マンション前でおじいさんがうずくまっているのに気付きました。
「戻ってきてまだ居たら警察呼んだ方がいいね」と子供と言いながら帰って来たら、まだ同じ場所にうずくまっていたので、通りかかった数人の方とも相談して110番しました。 この時間、この道はとても人通りが多いのに、駐車しながら見ていても、知らん顔して通り過ぎる人が多くてびっくりしました。 それでも私はただ側にいただけで、何をしていいか分かりませんでしたが、たまたま、ヘルパーさんをしている方が通りかかり、適切に話しかけたり、体を暖めてあげたりして下さって、ほんとに助かりました。 おじいさんは少し認知症があるようでした。たまに正気になり、名前や住所や年齢を話してくれたのですが、引越しをしているんだと勘違いして、この寒空に徘徊してしまったようでした。 しばらくして、警察官が来てくれましたが、おじいさんは体が冷えて歩く事も出来ず、救急車で病院に運ばれて行きました。 おじいさんは、実はとなりのマンションの方でした。 もう三十年も住んでいると仰っていました。70後半のお年のようなので、戦争も乗り越え、一生懸命生きてこられたんだと思います。なのに、今一人暮らしで、徘徊しても誰にも止めてもらえないのか、と思うと、寂しくなります。 どうにもしてあげられない自分が歯がゆいですが、無縁社会は人が生きる社会として、やっぱり悲しい気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.11.16 22:16:37
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