備　　忘

このところ寒い日が続いているのであまり外出はせずに

自宅や自分一人の事務所で、くだらない本を読んだり

テレビで北京オリンピックを見たりして過ごしている。

ワタクシは顔に似合わずフィギアスケートを見るのが好きで

地元で大会があるときにはよく見に行く。

昨夜も酒を飲みながらフィギアスケート女子シングルを見ていた。

金メダル候補のロシアのワリエラは大会前に禁止薬物陽性が判明し

ドーピング疑惑でマスコミ等にかなり叩かれていたが

なぜか解らないがスポーツ仲裁裁判所で出場を許可された。

ＳＰでは１位になったが

フリーの演技ではミスを連発し結局４位に終わったが

驚いたのは演技終了後に引き上げてきたワリエワにコーチが

「なぜ諦めたの？　なぜ戦いをやめたの？　説明して！」

と詰問していた。

報道によると競技終了直後のロシア陣営では

かなり感情的になっていて２位になったトゥルソワは

「このスポーツが嫌いになったもう氷上には行きたくない」

と言っていたらしい。

ワタクシはスポーツ競技を見るのは大好きだが

ロシアのドーピング疑惑はどうにかならないものかと思う。

もしかしてワリエワは出場したくなかったけど

コーチや国のためにそういう事は言い出せないし

自分がメダル圏内に入ったら

世界中に迷惑がかかると思ってわざと４位になったのではないか？

そう考えれば、あんなこけ方もなんとなく納得がいく。

しかし１５歳の女の子がそんな事を考えたとしたら

かわいそうで心が痛む。

昔は「どんな事をしても国のために勝て」なんて事はあったし

金メダルを取れば一生年金が出る国もあったけど

まだそんな事やっているとしたら悲しくなる。

本当のことは解らないだろうけど