瑠璃ほぎ日記～遊び&波乗りせむとや生まれけむ～

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  高麗神社・例大祭

  　明日は、高麗神社の一年で一番大切なお祭り、例大祭です　この日のために、境内を清め本殿から灯籠から石垣から何から場を清め続け、今日は身を清めるために宮司はじめ、神主、職員全員で、社務終了後に白袴に着替えて鎮魂の時間を持ちました。　６時過ぎの暗い境内を全員で並んで参進して手水を取り、無言のまま本殿のご祭神の前に座ります。　鈴虫の音だけが遠くに響き渡る時間、全員で沈黙の空間を共有し、大祓詞を奏上して明日のお祭りに向けて心をひとつに合わせます。　心が深く静まって、とてもいい時間でした。　明日、10時からお祭り（本殿の中での儀式が中心です。ただ、行列は楽人や巫女も入ってさながら絵巻物のようです）が始まり、午後から獅子舞の奉納があり、こちらも見応えがあります（写真はクリックすると大きくなります）　境内には屋台が立ち、夕方からは氏子地域全体のお祭りへと盛り上がっていきます。　お近くの方よかったらいらしてください　

  2010年10月18日

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• 草食系

  　免許を取ったお祝いに家族でめずらしく外食です　息子が選んで、イタリアンレストランへ　セットでサラダをつけたら、山盛りのサニーレタスに、スライスしたガーリックをカリカリに炒めたものとオリーブオイル＆オーロラソースがかかっていました。　昭和一ケタ生まれの家人が、美味しい美味しいと、モリモリサラダを食べながらひと言・・・　「俺は草食系だからな」　私と息子はフォークを止めてフリーズ。無言で目を見合わせて・・・（聞いた？）（うん聞いた）　そして大爆笑　家人はきょとん・・・としていて。　草食系の使う意味を話したら、さすがに苦笑しながら、すでに今までそこら中で「自分は草食系」を吹聴してしていたとのこと　息子は「おじいちゃんのギャグで初めて面白いと思ったよ」と喜んでいました　・・・いや、ギャグじゃないけど。

  2010年10月17日

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  いろいろの秋

  　　　　　　　　息子が運転免許を取りました　日頃、車には全然興味はなかったのに、サークルの合宿で荷物運搬に使うからとその気になったのでした　おかげさまで、若者が入ることになって我が家の車の保険料がはね上がったので、今まで使っていた保険会社を変えることになって、まずバタバタ、ついでに隣の空き地が売れて業者の方が再三来られて境界線のブロックの件でバタバタ、親類の看病でバタバタ、新しい仕事でバタバタ、知人の食事会での出会いがあり、神社の勉強会でも新しい方が入ってバタバタ・・・急にすべてが動き出したような日々です。　とにかく、明日は免許が取れたのと、境界線の話がまとまったことのお祝いで、久々に家族そろって美味しいものを食べに行きます　やれ嬉しや　　しかし、ついこの間まで、半ズボンをはいて走り回っていた息子が車を運転するなんて・・・実に不思議な気分です。　　早速、息子をいつも守ってくださっている神社に、感謝に行って参りました。　実りの秋。これもひとつの現れかもしれません　

  2010年10月15日

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  ふっと　ずらしてみる

  　　　　　　先日の新月の晩、暗い空を見上げたら瞬く強い光の星を見つけ、その光にちょっと虚を突かれたのでした。　大げさに言えば、星を初めて発見したような。　しかし、実は星は大昔からずっとそこにあって、私が「月」ばかりを見て、「月」に集中していたので、今までまったく眼に入らなかっただけなのでした。　そう、そんな、見ているようで見ていないものたちは、実は自分のまわりにとても沢山あることに気がつきました。　簡単に言えば、視点を少しずらす。　角度で言えば、数度。　少しの変化でいい。いや、少しだからこそいい。　目からウロコって、180度の転換だったりして、それは案外変化しやすいけれど、実は元に戻りやすいと聞いたことがあります反動、揺り戻し、リバウンドとでも言いましょうか。　一度。たったそれだけ動かせば、時間が経過すればするほどに、その行き着く先はまったく変わってきます。　私は、祝詞を奏上する自分をいつも緊張しながら外から見ていて、足りないことや、まだまだと言う面ばかりを拾っている癖がありました。　だからいつもドキドキしてなかなか慣れなかったのですが、先日ふっと、思ったのでした。　反省モードではなく、自分の足りないところを見つける姿勢ではなく、　自分の姿や立ち振る舞いを見、そして声を、丁寧に聴いてみよう・・・と。　何気ない決心でしたが、これは手応えがありました。緊張はあってもドキドキがなく、とてもいい仕事が出来たのでした。　そして、想像以上に自分は自分に厳しく、また意外なことに、自分は結構良くなってきていると言う事実が見えたのでした。　自分を判断評価して落ち込ませるのではなく、丁寧に今の自分とつき合うこと。それだけでよかったのかも・・・思い込みにとらわれていた自分が見えました　今日の日中は、まるで夏の戻りのような日射しで、お宮ではなんと、蝉が鳴いておりました

  2010年10月11日

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• 翡翠（かわせみ）の住む川

  　笛の練習の帰り道、先々週迷い人のおじいちゃんに出会った場所をゆっくり通り（またいないよね、と思わず見回してしまいました）、見沼田んぼの芝川の橋で一休みしていました。 　朝方までの雨で増水して、いつにも増して濁った水の流れる芝川を眺めながらぼ～っ…としていたのでした。 　するといきなり、キラッと青く光るものが川岸から飛び立ったのでした… 　一羽のかわせみでした。 　小さく、しかし強く碧い光をきらめかせながら、瞬間、目の前に青緑の一本の光の軌跡を残して行きました。 　澄んだ清流にしか住まないとされるかわせみを、以前お宮のそばの高麗川で見かけたことはありました。 　しかし、まさかこの茶色の川で出会うとは！ 　感激ですo(^-^)o 　やや仕事でくたびれて落ち込み気味でしたが、単純に嬉しく元気になってしまいました(^_-)-☆ 　（だからＯ型って言われるのよね） 　また、かわせみを「翡翠」と書くのを知り、粋だなぁ…と。 　午後から天気は晴れ上がり、一回だけその姿を見せてくれた翡翠は、今ひっそりとその河辺に息を潜めています。 　そして今は、アキアカネの大群がその川面を舞っています。 　秋です。

  2010年10月10日

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• 柘榴ジュース

  　昨日柘榴を見つけ、今日は偶然、一年以上ぶりに入った老舗のコーヒー店で柘榴ジュースに再会しました(*^-')b　ワインのごとき輝き。　　酸味と香りも素晴らしく。　秋を感じるひと時でした。 　　　　　　　　　　　 　今日の「月の祈りの会」の11時に、ベランダから空を見上げたところ、うっすらとかかったガス状の雲を突き抜けて、かなりきつい光の星が輝いていました。それもひとつだけ。　あの星は何だろう。今まで月ばかりを見つめていたので、ほとんど星を見ていなかった事に気がつきました。　星…先日叔父から譲り受けた本の中の一冊にありました。　『占星術の世界』山内雅夫（中公文庫）今読みはじめています。

  2010年10月08日

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• こころ

  　秋になって、風吹きそよぎ、天を見上げる機会が増えました。 　この大地に歩み、日常に追われ、時に思いの通りに状況が流れる事もあれば、もちろん思うにまかせぬことも多々あり。 　それらを流したりかわしたり、自分を変えたり、時にはやむなくがっぷり四つに組んでへとへとになったり、と。 泣いたり笑ったり、怒りまくって何か変わったかと言えば、目に見える変化もなく笑ってしまったり。 　振り返ってみれば、こぼれ落ちたものや足りなかったこと山ほどあれど、それでも流れは留まらず、次に進んでいて。 　何はともあれ、ありがたいことです。 　近くの神社にお参りの帰りに、境内で見つけた柘榴の実。　沢山の宝石のような実を秘めて、風に静かに揺れていました。 　明日は新月。真っ暗な空は、始まりの気に満ちます。

  2010年10月07日

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• たたずまい

  　今日、久々に会った友人とにカフェに行き、いつものようにのんびりとおしゃべりしました　そこはアートギャラリーも併設していて、毎回、絵や陶器や染め物、アクセサリー等々、ユニークでセンスにあふれた作品が展示販売されています。　今日の展示はやわらかであたたかい雰囲気の版画で、その作者である女性の版画家さんが、会場の隅で丸い木の椅子に座っておられました。　化粧っ気のない、白髪ショートヘアのさっぱりした方で、私よりも10歳以上年上の方に見えました。　その方のたたずまい、居ずまいがとても印象に残りました。　　見に来られた方々と、静かにひと言ふた事交わされる姿がとても自然。　無理なく、熱くもなく、かといって醒めている風でもなく。　　淡々としていて、全然余計な力が入っていない。　会場に誰もなくなると、すっと背筋を伸ばしてひとりで本を読んでおられました。　3時間ぐらいその場にいて、結果的に見るともなく視界に入ってくる彼女の後ろ姿をずっと見ていましたが、不思議な存在感を感じました。　木のような。　そこにあるのが、自然で何の違和感も感じない。　正しい空気が自然と流れていること。　遅れのある様子の女の子が座っていられなくてお店の中でうろうろ遊んでいて、そんな彼女が最後に作者さんのそばに行って、何やらぼそぼそ語り合いながらずっとそこにいました。　居心地がいいんだろうなぁ・・・と感じました。　お店を出てから、ふと茨木のり子さんの美しく凛としたを詩をいくつか思い出しました。　初々しさが大事なの・・・とか。　子どもの言葉ひとつで傷ついてしまう生牡蠣のような感受性は、鍛えなくていい、とか。　でも、自分の感受性くらい自分で守れ、人のせいにするな馬鹿者よ、とか。　お会いしたこともありませんが、彼女もきっと、すてきなたたずまいの女性だったように感じます。　今日お会いした版画家さんと、少し似ていたかも、とも。　こうした先輩の存在を、とってもうれしく感じます

  2010年10月03日

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  迷い人をひろう

  　　　　　　　一直線の農道を車で走っていました。　見沼田んぼの中を突っ切る、日頃あまり車の走らない道で、刈り入れを待った稲の穂が風に吹かれている、それは気持ちのいい午後でした。　遠く前方に、農道を歩いているお年寄りの姿が見えました。　白髪に白いシャツ、グレーのスラックス、片手にビニール傘を持っています。微妙な位置を歩いているので、車が追い越す時に注意してゆっくり通り抜けて行きます。　（この道に慣れていないんだろうか）　近づいてすれ違うその時、誠に不思議なタイミングで目が合い、その方はにこっと笑って私に傘を振ったのでした。その何とも言えない笑顔。　（知り合い？いや初めて見る方）　ゆっくり通り過ぎながら、シャッターのように彼の全体像を写し取った私の中に、即、何か違和感がありました。アクセルを踏みながら何だろうこれは・・・すぐにわかりました。　（あの人、室内用の赤いスリッパ履いてた）　おそらく迷い人だろう。どうしよう。なるべく面倒なことには巻き込まれたくない。時間も迫っている。けれど・・・しばし迷います。そしてバックミラーで、遠ざかるその方を追います。飄々とした足取りで、まっすぐ歩き続けるその姿・・・直観が動きます。　（目があったな。笑ってたな。私に傘を振ったな）　・・・車をＵターンさせました。　　歩いているその方に横付けして話しかけます。　「おじいちゃん！こんにちは！どこへ行くの？」（ナンパみたいです）　ニコニコ笑いながら「駅へ」と答えます。ここは駅とは反対方向、行き先に駅はありません。　「おじいちゃん。駅は逆方向だよ。よかったら送るよ！乗る？」　すると、やはりくたびれていたのか、助かりますと言いながら後部座席にスムーズに乗ってきました。物腰は柔らかく、紳士然としています。赤いスリッパは、片方は底がぺらぺらにはがれて、かなりの距離を歩いたことがわかりました。　まず自己紹介をして、名前を聞くとはっきりと返って来たのでちょっと安心し、どこの駅に行くの？と聞くと曖昧に笑いながら答えません。　「？？？」　「北浦和ですか？」　「そう北浦和」　「浦和かな？」　「浦和だね」　・・・　「じゃあおじいちゃん、どこから来たの？そこへ送るよ」　にこにこ笑いながら首をかしげて「？？？」　（さてどうしよう）　「出身はどこなの？」　「新潟」　「ええ！私も新潟だよ」　「そうですか」　笑顔は変わらない。　「向こうは雪が多いですね」　「家の田舎は、昔は2メートル以上も積もったよ！」　　しばし歓談しつつ、「とにかく駅まで行こうか」と提案すると素直にうなずく紳士に　「ところでおじいちゃん、電車に乗るお金ある？」　するとにっこり笑って首を横に振り、はっきり意思表示。　「ダメじゃん！」　笑っている・・・なんか私まで可笑しくなってしまいました。　「おじいちゃん、よかったら警察に連れていくから、お巡りさんに家を探してもらって帰ろうか。それでいいかな？」　警察と言うと、拒否反応があるかな？と思いましたが素直に「はい」と言ってくれました。　「じゃあ電話するね」　車を農道に止めてケータイで初めての110番・・・すぐに、固い緊張した声の婦警さんの声が響きました。「事件ですか？」　いえ、迷い人を保護したと思います。警察署に連れていきますので、最寄りの警察署の場所を教えて下さいと伝えると、丁重にお礼が返ってきて、即そちらに警官が参ります、とのこと。　場所を教えて待っている間、車の後部座席に置いてあった、息子の大学の名前の入った団扇を珍しそうに手にとって見ているので、それは息子の母校なの、海の大学なのよ、などと他愛のない話をしている内にパトカーが2台、計4人の真面目そうな警察官を乗せてサイレンを鳴らさずにやってきました。　降りてきた警官に手早く状況とお名前を伝えて、お引き渡ししました（まさに引き渡し・・・何だかちょっと胸が痛みました）　ちょっと緊張状態で事態を見守っていた紳士は、パトカーに乗り換えた後少し元気がなかったので、大きな声で　「じゃあおじいちゃん！元気でね！」と窓越しに言うとニッコリとあの笑顔。　お互い、手を振って別れました。横で警官が笑っていました。　帰路、私の心に残ったのは、行く先もはっきりわからず、どこから来たかの記憶もないおじいちゃんの笑顔でした。　まさに陳腐な表現ですが、その天真爛漫さに何だか胸を衝かれました。　さぞや不安なんだろう・・・なんて、私の勝手な思い込みに過ぎず、もしかしたらそういうものは外からは見えなかっただけかもしれませんし、認知症の脳の機能障害でそうした感情は損なわれているのやもしれませんし、はっきりしたことはわかりません。　でもあの日以来、あの笑顔が思い出されてなりません。　「どこから来て　どこへ行くのか」知らない人の、あの笑顔。　昔から多くの人が悩み続けた問いの中で私たちは生き続け、そしてその解も実はこの生の中に秘やかに示されているやも知れず・・・秋の日に迷い人に出会ってから、妙に気持ちがざわめいています。　追伸）写真は、一昨年の日高市の巾着田の曼珠沙華です。盛りは今、です　　　　　　　　

  2010年09月30日

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• 彼岸の花

  　さいたまは、今朝から大雨でした。 　夕方にやっと雨が上がり、熊野神社にお参りしました。 　境内に、雨でその濃い赤がうっすら抜けたような曼珠沙華が、美しくその姿で迎えてくれました。 　まさに、彼岸の花。 　秋、です。

  2010年09月28日

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  不得意分野

  　　　　　　　　いきなりの秋を迎えてホッとしつつも、少々憂うつな気分です　不得意分野で、やらねばならないことが続いているのでした。　それは、法律や保険、契約のこと等々・・・何か事故やトラブルがあってではなく、単なる年ごとの契約の見直しや、長年の振り返りと仕切り直しであったりと、今まで「よくわからないけど、これでいいんじゃない～」とやってきたものを、家族で頭つき合わせて再確認しています。我が家の「仕分け」です　慣れないことで、皆クタクタです　定款、説明書き等々はほとんど異国語で、ましてや小さい文字で、一体全体何を言っているのか書いてるのかよくわからない・・・　元々、家電製品の説明書もよく理解できないまま、適当に使っている内に何とかなるので、「説明書」の類を理解しようという脳のスペースが退化して無くなっているのかもしれません。　または、こちらの頭の巡りがよくないのか、説明の書き方がよくないのか、はたまたどちらもわるいのか、私とそれらの相性の問題なのか、私のキャパを越えているのか、元々無理なのか・・・　やせそう　こういうことは、得意な方にすべてやってもらいたいです。　私にとってこういうのは、はっきり言ってしまえば　どうでもいい　のです。　そんなことやってるより、本を読みたいし旅をしたいし散歩をしていたいのです。　そんな事を言うと子どもみたいでバチが当たりそうですが、そういう自分なのでしかたありません。でも逃げるわけにいかないので、結局毎回いやな汗かきながらやってます。なかなか慣れませんが。　その人のもつ才能ってあります。こうしたことを、さらさら～りと出来る方は、そういう専門家になっていることでしょう。尊敬します。自分には、死ぬまで努力しても無理だと感じるので。　だから、出来ないことを無理にやろうとしないで出来る人にまかせて、自分の得意分野で人様に貢献するのがいいみたい。　もちつもたれつ・・・　そう言いながら、全員そういうのが不得手な家族は、汗をかきながらひとつひとつこなしていくしかないのでした　やれやれ・・・でもくたびれてよく眠れそうです

  2010年09月27日

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  新しい本がやってくる

  　　　　　　　今回、出雲の旅の目的のひとつに、数年前に亡くなった叔父の法事への出席がありました。　在野の民俗学者として活動していた叔父は、沢山の本を書き、沢山の書籍を残しました。生前、私に神話や神道の本を譲ってくれるとの話があって、今回直接書斎に足を踏み入れました。　棚から天井まで、宮本常一から柳田国男や網野善彦をはじめ、著名な民俗学者の全集は当然として、昔話や日本や世界の神話、宗教学、憑きもの、占星術や心理学、歴史学から神道や仏教の専門書等々、それも古いものから現代に至るまでズラリ！その量も質も圧倒されるような本棚でした。　そして感じたのは・・・趣味が似ている！思わずニンマリしてしまうくらいに　叔父は文を書くのが好きで、そのやわらかでありながら本質をとらえ、軽やかに伝えていく筆力は素晴らしいものがありました。そして、一生を通じて在野を歩いて歩いて人々から話を聴き、書き取り、産み出して行く仕事をしたのでした。　　残りは図書館に寄付すると言う中、私の趣味の分野を200冊くらい譲っていただきました。まずはこの秋、自分の本棚を棚卸しして、これらの新しい本を入れるスペースを用意しようと思います。　私にとって本棚を整理することは、自分の心や頭の中の整理整頓に直につながります。特に、今大切なものを見つめること、優先順位の見直し、常に今に焦点を当てていく作業です。　今年は猛暑もありましたが、ずっとぼ～っとして過ごしていました　叔父からのプレゼント、じっくり読みたいと思います。まさに秋にふさわしい仕事です　ワクワクします

  2010年09月24日

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  須佐神社　讃

  　　　　　　　　そこへ行くまでには出雲市内を車でぬけ、山また山の深い渓谷や一車線の細い山道を30分以上かけて走ったのでした。　山陰の道は車も少なく、陽が落ちかけて気温は肌寒くなり始めていました。到着したのは4時半を過ぎていました。　予想以上に小さなお宮でした。ずっと昔からその山あいの村の集落の中にある、土地の神様です。　そして同時にそこは、予想以上に神さびた、驚くほどにすばらしい気に満ちあふれた場所でした。　　　　　　　　ここは・・・正直、一目で惚れ込んでしまいました。　　それは決して人を圧倒するようなものではなく。　しかしこの地が、ありそうでなかなかない場であると、無条件にすっと素直に感じられました。　私がこのお宮で率直に感じたのは、この場所を囲んでいる山そのもの気配。それが丸ごとこの場所に凝縮されてある・・・山々というエキスをこの場所に集めたような、気高さでした。　鳥居のそばの杉も素敵で、本殿の後ろの樹齢1200年の杉がまた素晴らしいです。　　　　　　　　susa-4 posted by (C)るりほぎ　　　　　人が近くに寄って根を踏んで痛めない配慮がされ、まわりが柵に囲まれていました。　　　　　　　　本殿の裏・・・なんて言うことのない林ですが、ここもとても雰囲気がよく、くつろげました。　　　　　　　　ここへの参拝は少し迷いがありました。　江原さんの紹介によって、ここはパワースポットとして全国的に有名になっていたからです。しかし、嬉しいことに私の勝手な取り越し苦労でした。社務所も閉まる夕方の時間で、５～６人の若者の姿がありましたが、皆さん礼儀正しい姿で参拝されていました。何だかホッとしつつ嬉しかったです　かくいう私も、江原さんの紹介本でここを知り、いつか・・・と思っていました。江原さんに感謝です　またひとつ、いつか帰って行きたい場所が増えました。　この場所が、いついつまでもこの場所でありますよう祈っています

  2010年09月20日

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• とびきりの夕焼け

  　出雲の海に沈む夕日が、この日ことのほか美しく、友人が連れていってくれた場所には多く人々が海に向けて真剣な表情で写メしていました。 　見つめていると、静かな気持ちの中にじんわりとあたたかな高揚感があり、ふと見上げれば、半月より少しふくよかになったお月様がのぼって来ていました。 　一日が終わって夜の始まりがあり、このサイクルが当たり前のように自然と巡っている事に気がつかされるのが、こんな季節の狭間の時期です。 　法事の参列を終えて昨夜帰宅し、今朝お宮に向かいつつ…旅の余韻にひたりながら、ひたすら眠い初秋です(^^)

  2010年09月20日

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  猪目の洞窟へ

  　順調に出雲の旅を続けています。空も雲も吹く風も、すでに秋仕様です(^^) 　すかん！と空間が突き抜けて広く、山陰の山々も、日本海も宍道湖もとても近く親密で、私にとって心地よい場所です。 　連休中の大にぎわいの出雲大社をお参りし（名物にしようと売り出している出雲ぜんざい、名物出雲蕎麦食べました…機会があれば、別にアップします）、車で黄泉の国に続くという伝説が残っている「猪目の洞窟」へ。 　そこは6年前と変わらず、船の資材置場でもあって極めて日常的な空間ですが、祠のある向こう側は異質な雰囲気がただよっています。 　とても足を踏み入れる気にはなりません。 　友人と祠に手を合わせ、洞窟の奥に祈ってから龍笛を奏しました。 　そして、前の美しい浜に行き、海に挨拶すると大きな魚がポ～ンと水面から飛び上がりました(^_-)-☆ 　（かえってきたよ） 　ひとつひとつの石にお礼を伝えて海に返し、続けて龍笛を奏しました。 　そして、ほっ…と一息、しばらく海辺に腰かけて風に吹かれていました。 　ぽかん…と放心状態。 　笛を吹くの知らなかった～と、6年ぶりに会った友人。 　そういえば、石を拾ってから、龍笛に出会ったのでした。 　穏やかな午後に、友人と二人波音を聞いていました。

  2010年09月19日

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  境界線。結び目に立つ

  　　　　　　　　ここ数日の間に、誕生や死、別れ等々、変化が立て続けに身の回りで起きています。　友人に赤ちゃんが生まれ、お世話になった恩師が亡くなり、再出発にためのケジメをつけた友人から連絡が入り・・・そして私は明日、神話の黄泉の国と現世を分かつ境界と言われる、出雲の洞窟に参り、そして、親戚の法事に出席です。　6年前に、うらわ美術館で展示会「内なる聖地2004～勾玉によせて～」を開催しました。その時、出雲の神在祭を描き、会場に日本の神々や旅してまわった各地の水や石を展示したのでした。その時、展示会にその洞窟の前の海岸で「石」をお借りしたのでした。その石をやっと返しに参ります。　同時に展示していた新潟の糸魚川の翡翠海岸には、無事石をお返ししていましたので、ずっと気になりながら果たせずにいました　　→　　「石を返す」　「勾玉」　「ひすい海岸」　ほっとしつつ。向こうで友人との再会もあり、大国主さん、須佐之男さんにもお会いして来ます。　急に涼しい風が吹き出して、「母さん。あの猛暑は何だったんでしょう？」と言う気分ですがどうぞ皆様ご自愛下さい　　

  2010年09月17日

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• 割れた龍笛の夢

  　夢の話です。 　ずっと使っていた龍笛が、パカッと真っ二つに割れました。 　持ちあげて見ると、割れた内側に竹がある…あまり驚いていない自分。 　そんな夢です。 　先日、奈良京都の龍神様巡りの前に見た夢で、どう読み解くかもずっと宿題です。 　今日午前中、友人のお宮でお祭りがあり、楽人で参りました。 　終了後、「笛の音色が変わった」と。 　かれこれ四年ずっと笛を聞いてくれている友人の言葉です。素直に率直に受け止めました。 　そして夢の話をして、笛が生まれ変わったのかもね～と(*^-')b 　そう、蛇の脱皮のごとく。 　写真は、三輪山の蛇です。 　先日、参道でじっとしていたのを、お許しを得て撮らせていただきました。目が合った直後です。 　ちなみに、三輪山では、蛇は神様の化身として「巳（みぃ）さん」と呼ばれて畏れ敬われていますm(_ _)m

  2010年09月15日

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  癒しの甘味

  　　　　　　　　今日、職場に差し入れがありました。　お客様から、すばらしく美しくたっぷりとジューシーな季節のフルーツが入ったゼリーです　仕事終了後、皆でいただきました～私は、いちじくゼリー　・・・いやぁ美味しかった～　もう、一日の疲れが軽くふっとぶような、その場でとろけてしまうような、1時間後に世界が崩壊するとしてもこの瞬間の幸福は微動だにしない・・・そんなしあわせな気分に満ちたりてしまいました～（単純です）　甘味のちから。すごい！！いちじくパワー！旬の果物のもつ底力！！すばらしい！！！　ぐったりしていた気分も癒えて、帰宅も気分良く（少々単純すぎですが）、この喜びを家族にも！と、マンゴーゼリー・メロンゼリー・杏仁豆腐風季節のゼリーを買って帰りました。　普段はコージーコーナーゼリーですが、今日は奮発して、ケーキ専門店のひとつ380円のゼリーです　そして今日、いちじくゼリーひとつにどれだけ癒されたか家族に熱弁をふるい（今思うと、少々ハイテンションです）、幸せのおすそ分け。　　家族も素直に喜んでいました　生きていればいろいろありますが、こういう瞬間の喜び。じっくりと味わい尽くすのが、本当の幸せだなぁ・・・と、雷雨が通り過ぎて、涼しい風が吹く夜中にひとりしみじみしております　いい一日でした

  2010年09月13日

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  道を選択する

  　　　　　　　　感情について。　以前は、たとえば「怒る」時は、純粋にその原因があって、それに対して怒りが湧いて爆発・・・と思っていました。　だけど、あぁ違うんだ・・・と、わかってきました原因と思っていたのは、単なる起爆剤に過ぎなかったのでした。　起爆剤に呼応して動く、そういう「怒りの道筋」が、自分の中にあったのでした。　それは幼い頃に印象的な事件があってか、または無意識的に決められて、その後同じような状況が繰り返されて強化され、道になったものです。　　たとえば、何もなかった荒野に、偶然、あるけものが通っていわゆる「けもの道」が出来、その後、何度かけものや人が通る内に道になっていって、気がついたらきちんと道が出来ているような・・・または、川の流れも、最初に水が流れた場所に、何度も繰り返して水が通っている内に川の本流になっただけのこと。偶然のたまもの？という感じ。　・・・そうなんだなぁ・・・と。　今日、ささいな事で、親しい友人からきつい言葉を投げつけられました。　瞬時に悲しい気持ちが生まれ、同時に怒りも湧き、正直やや落ち込みました。　そして、ゆっくり一息つき、ふぅ～と呼吸を深くして思いました。　（昔なら泣くか、怒って席を立ってるな）　そして、意識的にはっきりと、「悲しみ」と「怒り」と「落ち込み」に感情が流れこもうとするのを止めました。その道を選びませんでした。　・・・保留、しました。　その後友人と別れて家に戻り、ひとり冷静になって自分と対話しました。　時々、瞑想の中でやっている、自分の中の『養育者』、『戦士』、『内なる子ども』そして『魂』との話です。　自分を大切にすることを司る『養育者』も、内と外との戦い方を指南してくれる『戦士』も、いつもやんちゃで純粋わらべ『インナーチャイルド』も、この態度について「それでいいよ！」と喝采。　『魂』は、「そのまま、智恵を使って前に進め」、と　ふっと思いついて、お知恵拝借。エンジェルカードを引くと出たのが　「許し」　　（・・・どうしてこの時にこういうカードを引くのか、毎回不思議です。自分の中に神様っていますね）　そう。そういう言葉を投げつけた友人の言葉を、行為を、許すこと。　通り一遍の意味ではなく。ええかっこしいでもなく。甘ったるい言葉上のことでもなく。　実にリアル。現実そのもの、今の私にとっての相当なチャレンジです　自分をゆるめて、その行為を受けとめ、感じ（「悲しみ」「怒り」「落ち込み」）、学び（自分の中に、そうした言葉や行為に対して、こういう感情の道筋が存在することを知る）、解き放つこと。　そして私は、「許し」を選択しました。　きっかけになってくれた友人に、感謝の気持ちで感情を解き放ち、許します。ぎこちなかったけれど、今までのどの感情よりも、後の気分が晴れやかでした　今回、長年慣れた感情の道筋を使わなかったことで、その「悲しみ」や「怒り」の道は少し薄くなり、新しい「許し」の道があらわれたこと。　これこそ、新しい道。選択によって生まれた道筋。　新、神経回路、です　　きっとこれからは、同じような事があっても、私の中の反応は「許し」にむかっていくでしょう。そう選択を積み重ねていけば、いつしかそれは本筋、本流となります。　　目に見える道の選択と、自分の内なる選択と、日々私たちは数えきれないくらいの選択を積み重ねて生きています。　願わくばその選択が、自分をとびきり幸せにする動機から生まれたものであることを、意識的に自分で選択していくものであることを、祈ります。　すべてに感謝

  2010年09月12日

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  水は山に満ちて谷を下る

  　　京都の貴船の山々と、濁流の貴船川です。　今回、奈良と京都を巡り、いつもながらその豊かな緑と水の気配に圧倒されつつ、それぞれの場の抱く「龍」、すなわち水の「流れ」を感じて参りました。　　留まることのないその流れを見つめ、膚で感じ、匂いを受けとめ、呼吸と共に身の内に取り込んでいくと、自分の中のあらゆる流れも、いきいきと息づいてくるのが感じられます。　「流」を「りゅう」と読ませ、「なが（れ）」と読む。「なが」は「ナーガ」、インドの古くからの蛇や龍の神であり、そのまま川の意もあります。日本の神々で代表的なイザナギ＆イザナミとも無関係のはずがあるまいと感じつつも、流れゆくエネルギーに対する古代の人々の深い感性に共感します。　今日はとてもさわやかで涼しい一日でした。　　山に満ち満ちた水の気が川を伝って下界に下り、生きものに恵みを伝える・・・山に住む龍神たかお神、谷に住まう龍神くらお神。　旅先のテレビで偶然見たのが、アイルランドのケルト民族よりも昔にあった古代遺跡に残された渦巻。　　　　　　　　　これも決して偶然ではあるまいと感じつつ。　こうしたエネルギーと共に生き、生かされていることをしみじみと感じます。今回、台風9号の渦巻によって、山から平地にもたらされた雨。　いろいろと、私の中のつまったものも流されて、短い旅の終わりにはとんでもなくハッピーな気分になっていたのでした。　それこそ、帰宅の高速バスが土砂崩れで迂回して、東京に到着するのが2時間半遅れであっても、まったく腹が立たないくらいに　いきなりの秋の気配の中、異様に眠いです　　今週はお仕事を真面目にこなし、再来週は7年ぶりに出雲に参ります。　　蛇や龍神さまを巡る旅、7年前にお借りした出雲の石をお返しする旅で、親戚の法事でもあります。　楽しみです　　　　　　　三輪山を抱く大神（おおみわ）神社の手水屋　　　　　　　

  2010年09月09日

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  祝雨の新月

  　昨日の奈良の三輪山を経て、今朝は京都に参りました。 　関東でも今朝から待望の雨とか。嬉しいことです(*^-')b 　今回は龍神様を巡る旅で、三輪山から室生龍穴（むろうりゅうけつ）神社、丹生川上（にうかわかみ）神社下社、貴船神社へ参りました。 　関東に雨を祈る予定が、この台風が来てくれました（笑）ありがたく、せめて穏やかに雨が降りますよう祈りつつ、龍笛を奏させていただきました。 　写真は、室生龍穴神社の奥の龍神様のおられる付近、そして、雨の貴船の奥宮です。 　今日は新月です。穏やかに幸せに過ごしましょう(^^)

  2010年09月08日

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  この夏に咲く花もある

  　　　　　　　我が家の隣の空き地は、カラッカラの更地で強い雑草だけがかろうじて生き延びているサバイバルな土地です。　7月頃に我が家の窓から、花咲じいさんよろしく昨年とった朝顔とフウセンカズラの種を蒔いてみたのでした。もう我が家では植えるところもないので、せめて・・・ちょっと無理かな？とも思いつつ、おおっぴらに植えるのは地主さんに申し訳ないので、何気に根付いたらラッキーと・・・　その後、驚異の炎天下の猛暑。そして、草刈りが入って（ああもうダメだろう）とほとんどあきらめて忘れかけていました。　と、昨日！　見つけたのでした！！　朝顔を！！！　あの大地に根を張って、花まで咲かせて、それも美しく　素直に感動でした！　しかしあの状況の中での、すばらしい生命力・・・　そう。そして同時に、雑草もすごいものだなぁと改めて見直したりして。雑草という名前ではない、その植物にも、敬礼！です。　あぁ嬉しいな。　こんなこともあります。幸せです

  2010年09月06日

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  根が深くなる

  　　　　　　　　 　今朝、久々に龍笛の練習に、熊野神社さまに参りました。　ここさいたま市は、しばらくまったく雨がありません。カラカラに乾いた地面がひび割れて、小さな木々は、茶色く枯れ果てています。　苔も変色して水気を奥の奥にしまい込んで石のようにだんまりを決め込んでいます。　旱魃？飢饉？　どちらもめったに使わない単語ですが、急に身近に感じられます。　ふと見上げれば、木々はシン…としていて、皆、内向きの気配。　そう、きっと今は外に向かうのではなく。深く深く、地中に根を張る時なのでしょう。　私も今は、自分に関わるすべての枝葉末節を大胆に調え、流行りの言葉で言えば、自分の暮らしを仕分けし（笑）、自分の中心、本体をしかと見極めること。見かけや、細かいことにこだわるのではなく。　はからずも、それが、より深い水脈や鉱脈にあたるやも知れず。　　私も木々たちにならって、この時期を過ごすこととしましょう。　皆さまも、どうぞ健やかにお過ごし下さい(^^)

  2010年09月04日

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  雨乞い

  　今日もお宮でご奉仕でした。　月初めと言うこともあり、この炎天下に多くの方が参拝に見えます。せめて少しでも涼をと、参道やご本殿前に神主が水を打ってお迎えします。　ささやかですが、（焼け石に水のような感もありますが）通り過ぎる風が少し変わります。　何だか真剣に雨乞いしたくなってきました。　雨降りで有名な大山阿夫利（おおやまあふり）神社さん、いつもお世話になっている丹生川上神社下社さん、貴船神社さん、いずれも名だたる水の神様、降雨、止雨を司る龍神様方を祀っておられます。　たとえばこういう天変地異の時。誰かが発心して祈願しなくては、そうしたお宮は動かないのだろうか？自主的には祈らないのだろうか・・・と、ふと思う自分は今、神主なのですが　写真は、岐阜の伊奈波神社さんの中にある黒龍社さんです。貴船さんと同じ谷の龍神様を祀っておられます。　最近また、お参りに行きたい気持ちが高まっています。　何だか、龍笛を思いっきり吹きたくなってきました　　　　　　　

  2010年09月01日

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  いく夏を惜しむ2010

  　　　　　　　　　鎌倉の晩夏です。猛暑が続く今年の夏ですが、鎌倉の海は8月でお仕舞い。いくら暑くとも海の家は今日で終了、その潔さをたたえます。　　　　　打ち寄せる波は、日射しにぬくめられてあたたかく、まるでよい加減の温泉のようです。でもその奥にひそむ冷たさは、まぎれもなく野性のものを感じます。　　　　　　　　見上げれば、空を流れるがごとくに龍王たちが戯れているようす。風の気ままさ自由さは、そのまま心の枷をするりと解いてくれるようにも感じられます。　　　　　　波乗り青年。ライフジャケットを着た愛犬も一緒にサーフボードで遊んでいました。私よりも遙かに上手に。さすがは波乗りのメッカです。　　　　　　　　海辺の夏の夕暮れ。沈む夕陽を無心で眺めていると、ほぅ・・・と、身体の奥、細胞の間から自然とため息がもれます。それは、この猛暑の夏の間にたまった全部の余熱かもしれません。　遠く山の合間に、ふっと富士山のシルエットがほの見え、まるで二頭の龍が乱舞していたかのような雲が流れの中で散り散りになり、ゆっくりと夜のとばりが降りてくるまでそこにいました。　夏を惜しむ。　毎年夏は必ずやって来ますが、今年の夏は今年限りのもの。　　　鎌倉材木座海岸2010夏。　　　その夏を愛しみ惜しみながら、季節の流れに身をまかせます。　　　　　　　　　

  2010年08月31日

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  秋の気配

  　　　　　　　　　　　　　　　　　きもち、すこ～し涼しくなりました　お宮でご祈願にあがる際、普段の襦袢に白衣に袴、その上に狩衣をつけるので、最低3枚の重ね着をしています。そして、祝詞を上げるご本殿は、冷房無しの自然のままの温度設定です。扇風機が２つ、がんばってくれています。　神職として気持ちは涼やかでいたいのですが、自然、滝のような汗が流れ出て、見た目ちっとも涼やかではありません　それでもせめて姿勢を正し、凛とした気持ちでご奉仕しています。　ところでここ数日、変化が・・・　今まで祝詞を上げている最中、汗が吹き出ていましたが、ここ数日は、汗はかきますが、それがしずくとなってあごから落ちませんでした。　・・・極めて小さな個人的変化ですが、あ。ちょっと涼しくなったな、と。　そう言えば、昼間の猛暑の時は感じませんが、日陰に入ったり、夜半などは、吹く風がひそやかに変わって来ているのを感じます。　暑さの中にもわずかながら秋の気配が・・・　やれうれしや　この夏は猛暑続きの熱帯夜で、体力回復するだけでいっぱいいっぱいだった就寝時間。ほとんど夢を見る余裕はなく、単に疲労回復のためだけの眠りでしたが、数日前から、久々に夢が戻って来ました。　今年の秋は本当に待ち遠しいことです　

  2010年08月28日

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  満ちたりた月

  　　　　　　今日は神社にご奉仕で早朝出社のため、昨晩は早めに床に入りました。　真夜中にふっと目覚めたら1時半過ぎ・・・　窓から月明かりが音もなく、しかし凛とした輝きをもって降り注いでいました。　その光景があまりに美しいので、窓辺にクッションを持っていって床に座り込み、満ちた月を見上げてしばらくぼ～っとしていました。　無。　あぁきれいだなぁ・・・それだけ。　世の中に、月と虫の音と夜風と私・・・それだけ。　月光が、夜のしじまの中で圧倒的でありながら、ちっとも威圧的でなく、逆に限りなくやさしいのは、満ちたりたそのエナジーが自然とこぼれ落ちているからでしょうか。　太陽のそれが爆発ならば、月は、そっとひそやかに大地から湧き出る泉のようです。　だから、月が好きなのだなぁ。　　　今回、満月が丁度まん丸になるのが午前2時過ぎでした。　その時間、そっと月に添っていました。今回の満月は、とても穏やかにゆうるりと過ぎていきます。　23時は、満月の祈りの会です　お仲間の方も、そうでない方も、月を見上げて月と共にいる幸せな時間を共有しましょう。よろしくどうぞ～　

  2010年08月25日

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• 熱中症

  　たっぷり水分は飲んでいました。 　晴れとは言っても風はそよぎ、時々曇りにもなったので、参道の日陰になるべく入りながら清掃＆水打ちを２時間しました。 　終わってすぐにお茶をたっぷり飲んで涼み、しばらく休んでから立ち仕事を始めたら…眠い。異様に眠い。 　ちょっと寝不足だったかしらと昨晩を思い返していたら、異様に喉が渇き、白湯や麦茶を何杯も飲みました。 　喉が痛み、夏風邪かも? 　そのうち、軽く立ちくらみがしてきたので、これはまずいと少し横になり休みました。 　15分。気を失うように眠りに落ち（まさに、落ちです）完璧熟睡しました。 　その後は、おかげさまで復調して仕事も普通でしたが、夜になって、知人のお医者さんに状況を話して「熱中症じゃないですよ」と笑ったら、一言… 　「それ、熱中症だから」と。 　ええっΣ(￣□￣; 　水あんなに飲んでたのに！ 　塩分とスポーツドリンクやお茶をどんどん摂るよう言われて、慌ててモンゴルの岩塩をガリガリかじりながらスイカを食べ、徹底的に水分補給しました。 　まさか自分が…と冷や汗でした(￣▽￣;) 　今は元気になりましたが、あっけないくらい簡単になります。 　皆様もどうぞご注意下さい。 　水分と「塩分」もお忘れなくどうぞ(^-^;

  2010年08月23日

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  変化の波大にしてちょっと休憩・・・

  　　　　　　自分がメキメキと音をたてて変わっていっているのが感じられます。　人って、年とか状況とか関係なく変わる時は変わるのだなぁ・・・と我が事ながら感心しています。　何気なく教えてもらったパワーアニマルの占いです。　トーテムアニマルオラクルカード　を引きました。　と、「ヘビ」が出て、「テーマ・・・劇的な変化」。生きながら生まれ変わるような状態と　今まで自分らしくないとか、自分には向かない、好みではない関係ない等々で、手をつけずにいて凍結していた分野に、新たなエネルギーが流れ込み、ルートが開き始めていて、おそらく私は今、自我に目覚めて以来、最も精神状態がいい状況ではないかと感じます。　何があっても幸せ。まわりや自分の状況の有無に作用されず、幸せ感が満ちています　そして、そんないい気分のままに参道の清掃や水まきしていたら、ついつい張り切りすぎて立ちくらみがあり、午後にヘロヘロになってしまいました～　いやはや調子に乗りすぎました。　気がつけば今日も暑く、熱風が吹き荒れていましたそれに加えて変化も極端過ぎて、身体がついていかないようです。　今、夜風に乗って盆踊りの音が聞こえます。が、今日は素直に早く休むことにします。　しかし、身体はくたびれていますが、この幸福感はそのままです・・・急にページが変わったような感覚です。　　いい風が吹いています。すべてに感謝します。いつもありがとうございます

  2010年08月21日

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• prezent～今こそ贈り物～

  　この1週間、とってもみっちりと活動しています。　とは言っても忙しい訳ではありません。朝早く起きて、家事やって仕事やって用足しして・・・つまり日常が満たされている感じです。　昨日は資料集めで夜まで久々の図書館にいました。最近はネットが多いですが、本から調べるのってちょっと違うような気がします。本の古い紙の匂いは、懐かしさもあいまって落ちつきます。　最近朝、自然と早く目覚めるようになり、ちょっと得した気分です。夜も12時まで起きていられません。もう2度と夜間の大学生にはなれない体質です早めに大学生やっておいてよかったです　最近、バランスの妙、を思います。そして、柔軟性。　白か黒かでない、中庸をいく。でも、中庸でなきゃダメっていうのではなく、白に行きすぎたら、おっと行きすぎ、と戻ること。黒まみれになったら、またやっちゃったな～と引き返すこと。そうやって、徐々に今の自分の「快」に焦点を合わせていく。　ちょこちょこっと、日々軌道修正しながら、今の気持ちよさの中にいる、そしてただ、くつろぐ。　「present」　意味は「今」、「現在」。同時に「贈り物」。　きっと、そうなのだ。　目標を設定し、結果に向かって猪突猛進していくのって、実は、ものすごくもったいない生き方なのだ。　生きている「今」。この瞬間に起きている風のそよぎ、お日様の日射し、水のつめたさ、子どもたちの遊ぶ声、蝉の鳴き声、紅茶の香り、大好きな人の声、やわらかなぬくもり、この夏のとんでもない暑さもふくめて。　また、落ち込みや悩み、思うにまかせぬ人とのゴタゴタ、感情的ないさかい等もすべてひっくるめて、これはまさに　「プレゼント」　です。　10年以上前、息子が小学校の頃に、奈良の三輪山に一緒に登拝したことがありました。その頃の私は、頭では気がつきながらも、あくせく生き急ぐ癖にどっぷりひたっていて、早く歩けやれ急げと、言葉では言わなくとも態度で現していたのでしょう。　途中で息を切らした息子が一言　「お母さん。僕が足手まといなんでしょう」　と、ふて腐れて言ったのでした　いや～、そんなことはないよ～と即答しながら（あちゃ～）私はいたく反省したのでした。　ごめん。やっちまったせっかち母。目標向かってまっしぐら。頂上に着いてみたら達成感は一時のもので、道中何にも見ていない聞いていない感じていない、ましてや過程の記憶がない・・・そして慌てて次の目標設定して・・・って、これじゃあ仕事中毒のまんまだね。　そうして、意識してゆっくり歩く。　少しずつ景色が変わる。　石や岩の変化。　前回との足場の変化にも気がつく。　新しい倒木がある（台風が来たのか寿命が来たのか）。　柔らかい土、しめった根。　虫や蝶の訪れ。　木々のざわめきと風の音。　小川のせせらぎときらめき、沢ガニの歩く様。　鳥のさえずりと、遠くから聞こえる列車の音。　時折木々の影に隠れるかのようにある、名も知らぬ赤いかわいらしい花　そして、自分の身体の喜びの感覚　息子と目を交わしながら歩く、その大切な一時・・・　そうしたものを、すべて見落としていたことに気がつき、ちょっと冷や汗、同時にほっ・・としました。　何をしているのだ自分は。　目標を追い求めて未来ばかりをみつめて、でなかったら過去の後悔にとらわれて、ちっとも、今に生きていない。　プレゼントは、すべからく「今」、にあるというのに。　今、この思い出を笑いながら思い出せる自分をうれしく思います。　あの時の、口をとがらせて私をにらんだ息子の顔を思い出します。可笑しく、ちくっと心が痛みます。ありがとね。でも、実際にこれが身にしみるまでに、もう10年かかりましたけど学びはゆったりです。　ただ、目標があるのは、わるいことではないと思います。その過程こそ大切と感じますが、大事なのは、バランスをとること。今は、そのバランスの舵取りをしながら、日々暮らしていきたいと思います　最近立て続けに暑気払いで、大学の同期の仲間、高校の、中学の同級生とそれぞれ会っています。本日は、職場の同僚。　バランスをとりながら、「今」と言う「プレゼント」を満喫したいと思います　　追伸）写真は、日立市の泉が森の泉神社にある、遠い昔から湧き続ける泉です。

  2010年08月20日

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• 年を重ねること～ゆるせることがふえること

  　昨晩、新婚の友人宅を訪れました。　途中で仕事から帰った旦那様も加わり、よもやま話に花をさかせつつ感じました…いいなぁ～このまったり感。　二人が気負いなく、無理のない自然体だから、こちらも緊張しない。ゆるゆる～と楽にほどけてゆく感じ。　二人は40歳以上のカップル。若い時だったらこうして結婚しなかったかも～と笑います。　相手にこうあって欲しい、こうでなきゃ嫌、ゆるせない～が、とっても少ない。　だって、そのくらいになると、自分がナンボのものかがわかっている。　自分のアホさ、だらしなさ、弱いとこ、ズルイとこ、情けないところと長く付き合って来てます（笑）　相手を変えようとする不毛さも身にしみて知っています。　また、相手をどうこうするよりも、自分が変わった方が余程早いと言う、素晴らしい「智恵」があります(*^-')b　思えば、若い時って辛いです。　自分でも自分がわからなくて持て余し気味なのに、相手のアラばかりが目につく。　自分がわからないからこそ、相手に理想を求めて始終満たされずにイライラしています。　　「許す」の語源は、ゆるめること。　個人的に、年を重ねるごとに許すことが増えて行くのは、今まで許せなかった自分の部分を、素直に認めるようになって来たからと感じます（ゆる体操、整体のおかげもあります）　　なんだかまったり夫婦にあてられて帰って来ましたが、ふっと。　今の自分で、もう一度結婚してみたくなりました(^_-)-☆　ゆるんでます（笑）

  2010年08月18日

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• 大甕神社　讃

  　笛の演奏を終えた翌朝、6時台の電車で茨城県の日立市に向かいました。　大甕（おおみか）神社(リンク感謝)にお参りするためです。毎年恒例行事です。　最初、日立出身の友人に案内されて参った時に、「毎年参ります」と宣言してから続けております。　一度、仕事や用事で（今年は無理かも・・・）と半分あきらめて、丁度その時、神社の近くを通る友人に、電車の中からでいいからお参りしてと依頼したことがありました。　すると見事に、友人の乗ったその電車に雷が落ち、電車が止まりました。その中から連絡をもらった私は深く反省し、即、自分の足でお参りに行ったのでした。　偶然で済ませることも出来ましたが、私はこの事実をリアリティを持って受けとめました。　言葉を違えた天罰とかとしてではなく、二カッと笑ってウインクされて　「見てますよ」　と言われたように感じました。　この時からここの神様との距離がぐんと近くなったのでした。　今回でこのお参りも一区切りとしようと参りましたが、岩の天辺で龍笛を奏上した後に祈ると、ふっと来年も来なさいと言われたように感じましたので、もう一年延ばすことにしました　神様の御利益等々言われますが、それは極めて個人的なことで、おそらくその場、そこにおわす神々と個々との関係性なのだと感じます。　大切に思えば大切に思われ、大事にすれば大事にされる・・・その循環の中で互いにふれ合い、分かち合うものがあり、それは決して一方的なものではないのだろうと感じます。　毎年、この場で笛を奏上していますが、今年は前日の余韻のままに迷いなく吹くことが出来ました。迷いをふっきったのではなく、逃げていた迷い自体が消えた・・・そんな印象です。　昨晩、一歩進んだのかもしれません。　金星の化身とも言われる天の香香背男（カカセオ）様にも、感謝、です　

  2010年08月16日

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• 至福

  　おかげさまで一昨晩、無事奏楽の演奏を終了しました。　ホ～ッと一息。　あぁ幸せ…　ありがたい機会、ありがたい時間、ありがたい出会いでした。　導いていただいたご縁に、神様のはからいに感謝です。　細かいいろいろはありました。もちろんてんこ盛りで（笑）　ま、それはそれとして。まずはお天気に恵まれました（野外キャンドルナイトなので、雨天延期なのでした）。　笙、篳篥のお仲間に恵まれました（三女性初コラボでした）。　神社で用意して下さったお弁当のタコ飯が、ことのほか美味でした（リクエストでわざわざ遠くまで買いに行ってくれたのでした）。　また、午前中から練習していたのもあり、龍笛がよく鳴ってくれました（すごくご機嫌ななめで、泣きたいくらいの時もあります）。　こういうひとつひとつのこと。　これこそを、ひとつひとつしっかりと味わうこと。　今まで、なかなか出来ませんでした。　これでいいんだなぁ。　私は、自分の笛が「完璧でないこと」ばかり気にしていたけど（不足分ばかり注目していた）、たとえ自分は息は続かなくとも、その時は仲間が助けてくれる。フォローしたりされたり、合奏の醍醐味の可能性に向けて気持ちが開かれていなかったな…と。　ゆだねたり、てばなしたり、そういうのって自分がきちんと仕事をやった上のことで、そうでない時は、ひどくわがままで甘えてる気持ちがありました。　ハンパと言うのではなく。今の自分の精一杯を出す。　そして、この瞬間、まわりのすべてと、今に遊ぶ。　こんな感じ。　コツがつかめました(*^-')b　これは今回、龍笛を一人で吹いてみたからこそわかったことでした。　上手な方と組んでいたら、きっと永遠に気がつかないままにいた事でしょう。　　見事なはからいでありました。　応援して下さった皆様、本当にありがとうございます(*^▽^*)/

  2010年08月15日

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• ひとり笛

  　今日は夕方から友人のお宮でお祭りがあり、女性3名で楽を奉納して参ります。　4年目になりますが、今回初めて笛をひとりで吹く機会となりました。　今までずっと、複数の人数で奏していましたので、これはチャレンジとなります。かなり緊張しております　と、言いますのは、一人で吹くのは好きですが（我流でやれます）、他の楽器と合わせるのは、あまり得意ではないという意識がずっとあるのでした。　気と息が少し短いので、雅楽の長いスローテンポにいまだに合いません。以前よりは幾分進歩はしましたが、ひとりで吹くと30分楽に吹けるのが、合わせると5分で酸欠＆へとへとになります　　無理にでも「合わせなきゃ」という意識もあったり、苦手意識自体もじゃましているのだなぁ・・と感じます。　昨日、いつもの熊野神社さんで練習していて必死になっていたからでしょうか。練習の後ですがる気分でお参りしていたらふっと　「楽しみなさい」と笑われたような気配があり、はっと気がつきました。　そうそう。うまくやらなきゃ、とか、ちゃんと合わせないと・・とか、外部に意識が向かっていると、ろくなことがありません。自分のペースが乱れ、足下もバラバラになります。　まず、自分の感情と感覚、そして自分の意識を第一に、です。　（たぶん、これって笛に限ることではないです）　　これから最後の練習に行って、夕方の本番に備えます。　　自分が楽しみ、そして神様にお喜びいただけたら、それがそのまま場に伝わっていくのだと感じます。　そうは言っても正直ドキドキしますがそれも含めて。　らく～にゆる～く。ちょっと楽しんで参ります

  2010年08月14日

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  極上の梅ジュースとあいなりました

  　素晴らしく美味しい梅ジュースが出来上がりました。　先月、樹を伐採するためにお別れの儀式をしたお庭にあった、最後の梅です。　庭はすでに更地となり、何も残っていないと聞きました。　梅ジュースのレシピは至極簡単。　梅と氷砂糖。それだけです　一度凍らせた梅（そうするとエキスが出やすくなる）と氷砂糖をビンに入れ、あとはエキスがじわじわしみ出してくるのを２週間くらい待つ。その間、時々ビンを揺らして混ぜるだけ。　何より、あの梅からの最後の贈り物です。さわやかで、細胞のひとつひとつにしみわたる、まさに極上の美味しさでした。まさに、命のエネルギー　感謝の気持ちでいただきました。　ごちそうさまでした　　　　　　　　　　　　

  2010年08月11日

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• 今日は新月です

  　今日は、月が真っ暗の「新月」です。　英語では、そのまま「Ｎｅｗ　Ｍｏｏｎ」です。　2週間に一度、お知らせをお届けしているメルマガ「月の祈りの会」（正式名：「満月＆新月 祈りの神殿」）も現在7年目を迎えています。　およそ28日周期の月の満ち欠けを意識しながら暮らしていけたらいいなぁ～と思いつき、何気なく友人と始めたのが2003年でした。　二人ともワーカーホーリックの時期だったので、この時間はとっても貴重な体験となりました。もっとも、のんびり楽しめるようになったのはしばらくしてからですけど　最初、2週間はアッという間に過ぎていましたが、徐々に空を見上げる習慣がついてきて、年を重ねるごとに月の満ちて、引いていくリズムも身体の中に共鳴を始めました。　今では満月になると「満ちた時期に入ったので、しばらくは意識して出して行こう」と、言葉や考えアイデアや仕事の面でも表現する方向にバランスを取ります。身体も浄化や排泄へ意識を向けて過ごします。　そして、新月になるとそれらを出し切って、空っぽ、エンプティの自分を感じながら、充電期の2週間にチェンジします。本を読み、人と会い、足を使って自分の感覚を使って良きもの求めて歩き、深く感じながら自分の中にいろいろためて行きます。まさにチャージの時期です。　満月と新月の頃は、地震が多いです。　エネルギーが大きく動くので、今持っている感情が増幅されます。幸せな気持ちは倍増し、そうでないものも倍増しますだから、喧嘩になっても「お月様のせいだよ～ん」と流してしまっていいんです（いやホント！）　この7年、淡々と2週間に一度メルマガを発行しながら、一度もそれを忘れなかったことに気づき、自分を褒めていますそういえば、旅先のネットカフェから送信したこともありました。福岡の駅前のカフェや、岐阜の商店街からも。　宣伝はしていませんが、少しづつメンバーは増えて現在334名です。多いのか少ないのかわかりませんが、同じ時間にこの人数の方が、月に向かって意識を合わせてくださっているのは単純に嬉しいことです　中には、祈り合わせの11時が仕事中の方もおられて、その時間に走って外に出て、祈って仕事に戻ると聞いて頭が下がりました。　それも素敵です。また、ふっとその場で、その瞬間に意識を宇宙に飛ばすのでも十分だと思います。　室内にいても、屋外にいても、静かに、にぎやかに、休みながら、仕事しながら、温泉につかりながら、踊りながら、飲みながら、家族や恋人と共に、または一人で・・・どんな場面でもどんな状況でも、それぞれに祈りの形はあって、そしてそれが個々にとって一番いいのだと感じています。　ちなみに私が特に好きなのは、眠りに落ちながら祈ること。ただ、これは気がついたら祈りの時間には眠ってしまっている危険性が高い、なかなか高度な技なのですが　今日は11時に「月の祈りの会」をします　気が向きましたら、その場所で月に向かって祈り合わせしましょう（今日は真っ暗なので好きな方向に向かって）♪お待ちしています♪♪　メルマガ（ＰＣ）　　→　　　メルマガ（ケータイ）　→　　調整中です　サイトにお名前（ハンドルネーム）の掲載を希望される方はこちらの、一番最後のページからどうぞ　→　　　

  2010年08月10日

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• 猫手

  　友人宅の猫ちゃんの手です。 　気が合って遊んでいたら、そのうち腕に絡みついてきて、クワッと口をあけて甘噛みしてきました。 　おっと～ドキドキ(＠▽＠;) 　犬はわが家で四代目になりますが、猫は一度も飼った事ありません。 　ずっと犬派の私は、猫ちゃんとのこうしたディープなお付き合いはよくわからないのでした。 　適当に合わせながら、あのクワッ！とあけた牙が結構リアルに怖いので、や～んわりと逃げていました(^-^; 　そしてあとで、妄想します。 　あの時、こちらもクワッ！と噛み返してたら、もっとあの子との仲が深まったのかもしれない…と。 　そう話したら、飼い主の友人はただ笑っていましたが(￣▽￣;)

  2010年08月06日

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• 新しい扇風機

  　とうとうわが家でも買いました～新しい扇風機(*^▽^*)/ 　今時の、触れると自動的に止まってその後復活するとか、高さが高いとかデザインが凝っているとかは、まったくなし。 　至極まっとうなシンプル扇風機です。 　しかし、そのお値段が素晴らしいのです。かわいらし過ぎる…なんと 　1750円(*^-')b 　安かろう悪かろうなんて言われないように、丁寧に長く付き合っていく予定です。

  2010年08月03日

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• ぽっかりと・・・

  　家族で地デジ対策やネットまわりの調整をしています。　こういった機械系は苦手分野ですが、逃げる訳にも行かず。　最初は、私個人がほとんどテレビは見ないので　「これを機会にテレビをやめよう！ラジオで十分」　と提案しましたが、反対が根強く多数決で却下されました電子レンジのようにうまくは行きませんでした　→　　あればあったでたまにはいいけど、無ければないで慣れてしまえばそんなに不便でもないんですけどね。　今は何となく手放せなくなって、暮らしに必要不可欠のような気がしているけれど、ちょっと前までケータイがなくとも十分生活出来ていました。　今やケータイ歴6年。　当初は電磁波で手がビリビリしていましたが、今は麻痺しているのでしょうか。特に感じなくなりましたが、よくひじから下、手は流水で洗っています。たまった何かが流れるように、ふっと楽になるような気がします。　気のせいかもしれません。でも何より「快」が大事です　寝る時は必ず電源を切り（アラームは、時間になると自動に電源が入って鳴ります）、充電の時もかなりの磁気が発生すると知って以来、離れた別な部屋でするようにしています。寝ても寝ても寝不足で頭が重い時期がありましたが、これをやってからおさまりました。　その因果関係はよくわかりませんが、何かあるだろうなと感じます。専門機関の調査結果は特に問題ないとの発表でしたが、こういうのはまず、自分の感覚第一です。　自分の健康は、自分の感覚で見つめて大切にしていきたいです。　涼しかったのは今日までで、明日はまた猛暑になるとか。　お宮で緑の気をいただいて来ます。ただ、今年の夏は素直にクーラーのお世話になっています。皆様も熱中症に注意して、お元気にお過ごしください

  2010年07月30日

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• 青空

  　親戚の看病を終えて、病院の外でふと見上げた空。　日本で一番暑い場所をおひざ下に抱えるこの場所は、沖縄にも似た空の青さと高さを見せてくれ、私は瞬間、自分がどこにいるのかわからなくなりました…　今日で暑さも一段落です。　どこにいて何をしていても、たとえどんな体験がやってこようとも。　自分がそこに何を見て、何を学び、どんな体験にするかを選ぶことはできるのだと、感じます。　天高く風は舞い上がり、私も思いきり背筋を伸ばして空を抱きしめます。　願わくば　すべての人の中にこの風が吹きこみ、とびきりの涼やかさを残していきますように…叔母をはじめ私も。そして皆様の中にも。

  2010年07月29日

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  瀬織津姫のはからい

  　昨日、入院中の親戚の看病に、岐阜に出かける準備をしていました。　すると以前、 【華アート】を依頼して下さったＩさんからメールが届きました。　下鴨神社の「御手洗（みたらし）祭」が素晴らしかったですよ～今日（26日）までやってます…　え。そうなの！　そう…それは行くでしょう～(*^-')bこのタイミングです。以前のお見舞いの時も、偶然お参りしたのでした。　下鴨神社の中の井上社に祭られる、瀬織津（せおりつ）姫様は、祓い清めの女神です。　昔から、土用丑の日に、境内を流れる川に足をつけて灯明を捧げると、無病息災に過ごせると言うご神事です。　今回初めて触れてみて、水の冷たさ、その清烈さに驚きでした！　猛暑の日差しの中にも関わらず、その鮮烈さに目が覚め、背筋がピン！としました。　私、今まで寝てたのかしら～(＠▽＠;)と思うほどに。　地下水でしょうか。この猛暑の中でも地面の下にこの水がとうとうと流れている様を想像すると…至極楽観的に、この場所京都は、そして日本の地は大丈夫だろうなんて、ふっと感じたりします(^^)　お見舞いに御神水を持って行ったところ、付き添いの親戚がおもむろに鞄から取り出した御朱印帳は、なんと下鴨神社のもの。　数年前に急に神社参りを始めて、下鴨さんで求めたとか！　その偶然に驚き、そして感謝しました。　そしてふと、寝たきりの親戚のベッドの札に主治医の担当の先生の札を見ると…澤〇先生、〇〇川先生。で、私は川〇o(≧∀≦)o（笑）　そのはからいに、にんまりしつつ、あと二日、しっかり看病して参ります。　猛暑お見舞いです。写真にて、神様のお水をおすそ分けです。お腹の底から清らかになり、元気が涌きました。　私にとっても、素晴らしいはからいでありました。

  2010年07月26日

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• 解凍しはじめている・・・その３「暑い！」

  　猛烈に暑いです。私が「解凍」し始めているのも、もしや、この暑さが原因かもしれません　ここさいたま市では、熱中症でかなりの方が亡くなっています。私も昨日、駅で倒れて搬送される若い女性を見かけました。白い頬が印象に残りました。気をつけたいと思います。　幼い頃家族の仕事の関係でマレーシアに暮らし、猛烈な暑さの感覚は慣れ親しんだものがあります。クーラーも苦手で、ずっと「私は暑さに強いです」と威張っていましたが、今年は素直にそれを返上します。　未知の、かつて経験したことのない暑さが来ている、と感じます。　なので今年の夏の目標。　「とにかく生き延びる」、です　さて、昨晩の激しい豪雨と雷鳴。　一昨日の早朝は、鹿島で大きな地震がありました。鹿島神宮の神様が、地震を起こす大ナマズを抑えておられることを知っている方も多いと思います。地震の前に地鳴りがして、突き上げるような揺れに驚きました。素直に、暑さにナマズが暴れてるのかも、と感じました。要石が、溶けた（解けた）かな・・・　時期が来れば必ず変化があり、大地も揺れ、自分も揺れ、ゆれながらゆるみながらゆうるりと状況は変わって行きます。　この暑さは、火の、熱の、浄化かもしれません。　6月末の大祓は、ツミケガレを水の力で流し、清め、リセットしていくものでした。　清々しい清めの儀式。「み」のちからです。水。巳。海。緑。青。碧。　そして、梅雨明けから来たこの一種暴力的な暑さ。「か」のちから。火。化。日。夏。顆赤。朱。　古神道では、「火水」で「かみ」と読ませます。　そんな圧倒的なちからに対してできることは、淡々と「受け容れること」のみ。反発抵抗すると余計に流れが滞り、状況が悪化します。負けまいと思ったって、所詮勝てるものではなく、勝敗の発想がそもそも違います。世界は自分であり、自分が世界です。　暑さのせいで、あまり深く考えられなくなって、「その３」にまでひっぱっております（笑）ちょっと内容がアホっぽくなっていますが、かえってこのくらいの方がいいようです。　今、私が特に大切にしたいのは、感じた気持ちをそのまま出すこと。　今までの生き方の中で、生き延びるために選択して来て、いつしか習い性になっていた「まず、まわりの人や場の平和・調和を第一に考える。自分の気持ちは一番後回し。自分勝手なわがままは言わない」を自覚し、それを、「私の気持ち」を一番に書き換えています。　私が私を大切にする。私が私を一番に大事にする。　そんなあたりまえのことが出来なかった、またはしようと思っても抵抗があった自分を、今ようやっと愛おしくみつめます。　そして、その自分の中にある、「女性」を大切にしたいと。　まさに、受けいれること、待つこと、育てること、見守ること、諦めること、惑うこと、グズグズすること、保留すること。持っていながら使っていなかったそれらの資質をゆるゆると使っていきたい、と。　整体の先生から、私の身体の一部が「稼働率が低い」と言われ、素直に合点がいきました。　今まで一部だけを強化して、他の部分を使って来なかった。使っていいと自分に許して来なかった。そもそもあることさえ忘れていた。でも、実際は自由に使えたのでした、自由自在に・・・私の生き方そのものが身体に映し出されていました。　この暑さは、私の中の古くてもういらなくなったけれど、いろいろからみついてほどけないものをほぐし、解かし（溶かし）、もしかしたら焼き尽くしてくれているのかもしれません。　抵抗せず、それこそ　「こころひらきすべてのものを受けいれなさい」　で、過ごしていきます　皆様も身体に気をつけてお元気でお過ごし下さい

  2010年07月23日

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• 解凍しはじめている・・・その２

  　変化に抵抗しているのは、今までの私自身です。　あたためてしまうと、今の状況が変化していく、変化せざるを得ないこと。　未知のものよりは、辛くとも今までの馴染んだものの方が、恐怖はありません。　でもそれは、もうすでに賞味期限が過ぎているので捨てようかどうしようかと迷いながら、なんとなく思い切りがつかないまま、ずっと手元に置きっぱなしの、いつか使うかも知れないと思っている（そして永遠に使わない・使えないもの）ものみたいで。　整体をはじめた日、腰痛が出ました。　初めてのことでたいそうビックリしましたが、伺えば、今まで身体が腰痛が出ないように腰をかばっていて、それが猫背や身体の固さにつながっていたのではなかと言う先生のコメント。　私は、ひとり深く合点が言ったのでした。　　約半世紀生きて、主に精神的な自分の浄化や癒しをずっと学びながら実践して来て、「腰」の痛みはそのまま「身体の要」の痛みであり、基礎の部分に注意してね～の身体からのメッセージであることはわかっていました。　簡単に言えば　「今の生き方、まちがってる（部分がある）よ～」です。　（根本的にそれに触れないまま、今まで通りに表面的に取り繕っても、かっこつけてもダメよ。身体固くしても、止めようとガードしても、根本治癒にはならないですよ～）と。　咳が出たら、咳止めを飲んでるのは間違い。　熱が出たら、解熱剤も本末転倒。　咳が出るのは、身体が何かを排出したがっているからだし、熱が出るのは熱によって何か大切な自然治癒が行われているのだから、その症状（メッセージ）に導かれて根本に向かうのが本筋で・・・　そう、対処療法では一時しのぎです。根本を見ていかないと、いずれ必ず再発します。　　そして、本当の目的は症状の改善ではなく。　「本来の自分に気づき、その自分を生きること」。そのために、変える必要のある面を、症状が教えてくれています。　　その夜、鈍い痛みが気になって寝られず、息子に頼んで手当をしてもらいました。手のあたたかさを患部にもらい、出てくるビジョンを聞いてもらうものでしたが、ずいぶん楽になりました。　翌日はおかげさまで鈍痛も治まり、しかし一体何だったのだろうと気にかかりながらいたら、即、動きがありました。　息子が合宿先で怪我をしました。急な坂道を転がり落ちて手を派手にすりむき、腰を打ったと。それも、私の痛みのあった箇所と同じ場所を強打したと。　幸い傷自体はたいしたことはなかったですが、あぁこれは私のをうつしてしまったな、と。勘ですが、母はいたく反省しました。　息子を巻き込んじゃいけない。これは、私の問題なのだと腰を据えました。　　今まで生きてきて、私の感想は「よくぞこんな私が生き延びた」に尽きます。　深い罪悪感や自己否定感、「こんな自分が生きていてもいいのだろうか」と始終自分に問いかけないでいないと持たない根っこの部分。自己信頼の薄さ。　好きなことをしても仕事をしていても、家族といても友人といても恋人といても、その感覚は薄まることなく、いつも足下から崩れていくような不安定感。　虚無。　それに追いつかれまいと、ずっと心を閉ざし、感覚をほぼ遮断しながら生き延びて来ました。私にとってスピードは、仕事依存症や中毒は、それらにつかまらないための大切な防衛のツールでした。　そして今回、それを越えていくための扉も示されました。　感情をひらくこと。感覚をひらき続けること。　我慢しないこと。　そうして、今、この時。　私のまわりにいてくれる、ホメオパシー、オーラソーマ、アロマ、ゆる体操、整体等々、私を導きサポートしてくれる友人知人たちの絶妙な配置ぶり。　　時折、声を聴きます（幻聴ではないと思います。たぶん）。　おそらくインスピレーションと呼ばれるものですが、自分に必要な言葉が、自分を通して現れてくる感覚なので、意外性と、でもどこかで納得できるものがあります。すとんとお腹に落ちるような。　昨年の秋。宮古島の海で聞こえたのはこんな言葉でした。　「こころひらきすべてのものを受け入れなさい」　確かに、その後帰宅してから起こった出来事や出会いは、今までの私を総決算し、ついでにすべて洗いざらいひっくり返すような状況となり、体調もあいまって大波の中で翻弄され尽くした半年でした。　夢もそうでした。「ビッグウェーブが来る！」夢でした。リクルートスーツを着ていた自分が大波で、ずぶ濡れになっていました。　そして今。　感情が噴出しています。押さえていた予定調和の状況がほころび、生のものがダダ漏れです。　近しい人はたいそう戸惑っておりますが、私は薄紙をはぐようにゆっくりと足下から元気になってきています。　流れは、間違っていないと告げています。　行け、と。　（つづく）　　

  2010年07月21日

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• 解凍しはじめている・・・その１

  　病気をして、その回復の過程を「薄紙をはぐように良くなっていく」と表現することがあります。　整体に通い出して2ヶ月。今まで計4回治療し、調整していただいていますが、まさにそんな感じです。よく見えないけれど、何とな～く今までとちがう・・・　その度に、身体全体があたたかくなったり、巡りが始まった感覚をじんわり味わっています。　暮らしの中で、自然と身につけた癖。それに気づく・・・じんわりと自覚する・・・またしばらくすると癖に戻っていく・・・でもその戻りが少しゆるくなって、本来の自分の身体の状態に親和的になってくる・・・。　今、時間は、じっくりと十分にかけた方がいいような気がします。　今回一番驚いたこと。　「冷えがよくない。あたためなさい」と先生にアドバイスされた日、私は無意識に布団をかけずに眠り、朝、冷え切った身体が震えながら目覚めました。　「何をしているんだ私」と思いつつ、なんと私はその日も、その翌日も、同じように冷えて目覚めたのでした・・・　そして私は気がつきました。　「あたためることに、抵抗している自分」に。　あたためると、出てくるものがあると。　（つづく） ずっと休眠中のもうひとつのブログ再開しました　→　「つるかめブログ」 　　

  2010年07月19日

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  宮古島マンゴー物語

  　今年は不思議と、宮古島のマンゴーに縁があります。　元々宮古島は、一途に惚れ込んでいる島です。　一昨年などは1週間、絵の展示会（「内なる聖地～神々の宮古～」）をさせていただいたくらいに大好きな島ですが、実のところマンゴーはほとんど縁がなく、あちらに行っても食べるのは、パパイヤやドラゴンフルーツくらい。　また、とても美味ですが高級ということもあり、あまり自分に関係ない遠くにいる貴いお方・・・という風情で、かろうじて宮古在住の友人のご縁で、お歳暮を贈らせていただくくらいのおつきあいでした。　ところが今年。　友人のところに宮古のマンゴーが届いた時に、偶然出会っておすそ分けしていただいたのを皮切りに　　　　　　　　たて続けに別の知人からもいただき、（あれ？今年は宮古のマンゴー食べてるな～）と思っていたところ昨日。　偶然行ったカフェで見つけました、「宮古島マンゴーのロールケーキ」　　　　　　　　なんと、お店のスタッフが宮古島に偶然行って送ってきたとのこと！それも、このケーキを出すのは今日から！すばらしい　マンゴー自体は、メキシコ産をはじめ他の産地のものも安価にかなり沢山出回っているのですが、普通に暮らしていて、こうやって「宮古島のマンゴー」と出会えるなんて本当に嬉しいことです　すると、先ほど友人から、「これから宮古入りしま～す！」と言う旅メールが届きました　宮古の呼び声が聞こえます宮古に行きたいです！！　しかし今はその時期ではないので、宮古の方がこちらに来てくれているのかもしれません　整体もゆったり続けていて、身体の基本的な調整も徐々に調って来ています。嬉しいことです。昨日、梅雨も明けて夏本番の日射しです。　今の私は、この宮古のマンゴーパワーで、じっくり充電です　

  2010年07月18日

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• つながって…今

  　水をからだにたたえて、私たちは生きています。 　真夏のような今日の夕暮れのひと時に。 　ホッと出来る空間で、ホッとしているこの瞬間は、私が選びとったものなのだなぁ…と、ふと。 　７年前。決心して方向を変え、フルタイムの仕事を退職し、バイトと夜間大学生の生活を選択しました。 　当初の神話作家になる予定はまだ先送りですが、現在、神職と絵描きと前職の流れを少しひっぱりながら。 　今、とても幸せな時間を過ごしています。 　足りないこと、思い通りにならないこと、気にかかること、もちろん山ほどあります。帰ったらすぐにでも（笑） 　ただそれは、幸せな今この瞬間に水を差すものではなく。 　午後の光、やわらかな風、あたたかな紅茶の香り、ロールケーキのほのかな桃の味わい、ジャズピアノが流れる店内は私ひとり。 　ありがたいです。 　ここのところ、自分に厳しい状況が続いていましたが、やっと、一息です。 　分岐点。分水嶺。 　私の中の水は、今、とても喜びながら内なる川を流れていることでしょう。 　７年前に思い立って始まってつながる今。 　想像通りのところと意外な展開と。 　息子も元気に成人して…これは、ただただ神様ありがとうです(^O^)/ 　そして、とにかく今日まで生き延びた！、と言う結果オーライの単純な喜びを今、味わっています。（今、死んでもいいです　笑）

  2010年07月16日

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• 川を描く

  　アートセラピーの時間には、普段、主にクレヨンを使います。 　直に童心に帰れ、すぐ描ける。汚れにくく、乾かす手間要らずで片付けも楽…なかなかすぐれものです。 　ただ今日、思い立って、水彩を使ってみました。 　テーマは、「川を描く」。条件は、今日まで生きてきて知っている、または想像の中でも、今の自分にとって最高に美しい川を描く。 　水で、水を、描くこと。 　これが短いながらとても気持ちよく心地よく、深い時間となりました。 　ふと思うに、内なる川、それも聖なる川へアクセスし、それを目の前に呼び起こす体験となったのでしょう。 　流れ、清め、美しくする、リセットする、原点に戻していくはたらき。 　また、水は様々なものを写し、移し、運び、命を育てながら流れていきます。 　梅雨真っ只中の今。そんな水のちからをじんわり意識したよき時間でした。 　水に感謝(^^ゞ

  2010年07月13日

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• 宮古の地のエネルギー

  　夜、クタクタになって帰宅したところ、宮古島のマンゴーが届いていました。 　ホッと一息…泣きそう(ノ_・。) 　お礼のメールをしたら 　「宮古島の地のエネルギーだよ～」っと(*^-')b 　地のエネルギー…まさに。 　あの島の、太陽と空気と大地と島人が育んだオレンジ色の宝石。 　新月の明日、いただきます。 　心のこもったナイスなタイミングの贈り物に感謝です(^^ゞ

  2010年07月11日

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• 雲。夕方。武蔵浦和上空

  　今日は印象的な雲が多いな～と感じつつ、明日はお宮なので、行ってきました期日前投票。 　仕事の後、７時前に区役所の行列に並び、無事投票。 　よき流れが来ることを祈りつつ。 　区役所を出ると、ドキッとするような雲発見。 　と、近くで特売餃子のいい匂いが…（これは抵抗出来ない）素直にお土産にして帰りました。 　今日のよき日に感謝です(^O^)

  2010年07月10日

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• ひとつひとつ

  　今日で息子が大学の前期を終えて、明日から長い夏休みに入ります。　いつもの「玄米梅干しおむすびはもう飽きた！」との、定番の苦情を聞くのもしばらくお休みで（お弁当は高校時代に終了して、今はおむすび２つを毎日持たせています）やれやれ・・・でもいつも20歳の大学生が家にいるのもあんまり嬉しくないです　（正直、うざいです）　私が息子の年の頃は、休みになるとバイトとサークル活動に明け暮れて、ほとんど家にいなかったので、今、結構家で快適にやってる彼を見て何だか不思議な気持ちがします。　今の時代の彼らは、ネットという世界が強固にあってそれらによってつながっている気配が濃厚です。あまり友人に直接会わなくてもいいみたいだし・・・でも、一番気になるのは、家がうっとおしくないのかな。あの年頃で　　　　息子に「休み中、旅はしないの？」と聞けば、私が幼い頃にあっちこっちに連れ回しすぎて、「もういい」と言うか、飽きてしまったようなことを言います。　また、サークルで一ヶ月も沖縄に行っていたら、しばらくはいいよね～とか（私は何度でも行きたいし、違うところにもどんどん行きたかった）・・・う～ん。親子それぞれ人それぞれです。　ただ、先輩としてサークルで使うので、今までまったく興味がないと言っていた車の免許を取ることにしたり、明後日の選挙には初めての選挙権を与えられて投票したりとか、彼も、状況もどんどん変化していきます。　そんなひとつひとつの経験が、彼にとって初めてのこと。そうしたことをじっくりと味わいながら、育っていってほしいものです。　横でやや距離をとって見つめながら、ちょっとまぶしい感じがするのは、私が年を重ねたせいでしょうか　ちょっと不思議な感覚です

  2010年07月09日

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