暗くならないと見えない光がある
昨晩の冬至は、ゆず湯の順番を待っているうちにこたつで寝込んでしまい、朝風呂になりました。しかし昨日は一日寒かったです。さすがは極まる「陰」の日でした! 朝方の暗い時分にろうそくを灯して、ふと気がついたこと。 明るいところでは、火は見えない。煌々とした陽差しのもとでは、その灯りは見えないものだと。 この極めて冷たい暗さこそ、その明るさを際立たせ、そのあたたかさやぬくもりをそっと感じさせてくれる大切な装置なのだと。それも年一度のこと。 そう思ってみれば、冬至は、暗さの中に向かって求心的にこもっていくことによって、自分の深い深いところにある灯火とも言える種火の存在をを確かめることになる。 そう、これが自分の核、と。 きっとそれは、本当にひっそりと秘やかに、あるものだろう。わずかな光があっても、かき消えてしまうほどの繊細さをたたえて。 今日からまた、明るさが少しずつ育っていきます。 春に向けて。 花開く春は、すでにこの冬至の寒さの中に、その萌芽を宿しています。 今日は、一足先のクリスマスランチの日です一年の自分へのねぎらいをこめて、皆であたたまって来ます 追伸)『寿ぎ暦2012』をお待ちの皆様へ 暦の発送(高松より発送)は、昨日、一昨日で終了し、お届けは今日、もしくは明日クリ スマスとなります。 たいへんお待たせいたしました。お楽しみ下さい。どうぞよろしくお願いします