なんでもないよ

今日は白いタンポポを求めて散歩しました。
白いタンポポのことは加納朋子さんの「ななつのこ」を読んで知って
ずっと見てみたいと思っていたんです。
だけど私はそれ以前から白いタンポポのことを知っていました。
いや、見たことがあったというべきでしょうか。
私は見ていたのに最近までそれと気づいてなかったんです。
この間昔住んでいた家を見に行ったときに見かけた花が気になって
もしかしたらこの花のことなんじゃないかなって思って
調べてみたらやっぱりそうでした。
だから今だったらこれが白いタンポポですって自信をもって言えます。
今思い出すと子供の頃からこの花のことは知っていたし
私はこの花のことをタンポポだって知っていた気がします。
つまりタンポポは白いものだと思っていたんじゃないかなって。
あの頃は気づいていたのに、いつの間にか気にもとめなくなって、忘れてしまって…
あんまりにも近すぎて見えなかったのかな。
今になってみる白いタンポポはなんだか輝いて見えて…
それはきっと私が本当に気づけたからなんだと思う。