カテゴリ:日常
先日千年女優を見ました。
それからいろいろと考えていました。 結局千代子がずっと追いかけていた”あの人”は もうすでにこの世にはいなくて でもそんなことも知らずに(ほんとは気づいていたのかもしれない) ただ一途に追い続けた人生。 劇中でその一生を出演した映画のシーンを織り交ぜながら 話されていたけれど 千代子は、現実と演技とが区別できなくなっていたのかもしれないと思った。 思えば初めて演技したときのあの台詞は自分自身の言葉だった。 それからもいろんな役を演じていたけど どの役でも”あの人”を追いかけていた。 まるで自分の境遇を重ねるみたいに そして映画の中でかけられた呪いを信じていた。 真実はわからない。 だけど千代子にとってはそれが真実だったのかもしれない。 千年のうんぬんの呪いのために 追いかけても追いかけても逢う事も叶わない。 周りから見た真実、そして千代子自身の真実。 千代子の最後の台詞 「だって私はあの人を追いかけている私が好きなんだもの」 とにかく”あの人”を追いかけて走る千代子の姿がとても印象的な映画だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日常] カテゴリの最新記事
|
|