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およそ二年ぶり。。。 ご無沙汰致しております、ちぇるしー*おばちゃまでございます。 ご存じな方は一握りどころかひとつまみの方々で、 全く知名度のない、関東の片隅に暮らすオバハンでございます。 明日は終戦記念日、しかも70周年とのこと。 それと安保法案との絡みもあってか、 例年より戦争を取り上げたTV番組が多いような気が致しますね。 84歳になる私の母は東京出身でして あの東京大空襲を体験しております。 84-70ですから、母はまだ14歳。 防空頭巾の上に更に布団を被り、 戦火の中逃げ惑い明治神宮に辿り着いたとのこと。 逃げる際、母の兄、私の叔父ですね。 その叔父が家族からはぐれてしまったのです。 恐怖と疲労、でも助かった安堵感、 行方の知れぬ長兄への思い。。。 複雑な心境、やっとの思いで自宅に戻ったところ、 やはり家は焼け落ちていたのですが、 なんと、 家の前に放心状態で叔父が立ち尽くしていたのだそうです。 住む家が無くなり、 親戚を頼って一家は青森に越したのですが、 折角生き延びたのに、その数年後、 叔父は胃の病で他界。 祖父は、 「あの空襲で助かりはしたけれど、 どのみち天国に行く運命だったのだろう」 と、つぶやいていたとか。。。 長男を失った悲しみをそのように捉え、諦めたのでしょうね。 私は母より、 この話を何度も何度も聞かされ育ちました。 そうそう・・・、母には 「きんやちゃん」という幼馴染みがおりました。 一通り話し終えると 「きんやちゃんは、あの空襲で死んじゃったと思うのよ。」 と締めくくります。 母の初恋の人だったのかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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