カテゴリ:第一章 001 ~ 060 話
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社会の先生 「・・・・で、ある幕府ができました。」 ゆうすけ (弱わったなぁ・・・・あんなんで 利江ちゃん の夢、支えられるのかなぁ・・・・) 社会の先生 「・・・・その幕府の出来た年号と名称はなんでしょう。」 こういち ( おぃ、ゆうすけ、) 社会の先生 「それを・・・・南君、答えて下さい。」 こういち 「げっ、」 (おぃっ、ゆうすけーーーーっ、教えろって・・・・) ゆうすけ ( い・い・よ・め・もらおう・・・美咲先生だな・・・) こういち 「えっと、(い・い)11・・、(よ・め)4? ん・・・めっ?? 美咲先生???」 わはははははは クラスで笑いが起きる 社会の先生 「美咲先生は、社会担当ではありませんよ。」 あはははははは 再び笑いが響く こういち ( て、てめぇ ゆうすけっ!) ゆうすけ ( い・い・く・に・つくろう) こういち 「1192年、」 ゆうすけ ( 大泉内閣・・・・大変そうだ・・・・) こういち 「大泉内閣・・・・って・・・ぉぃ ・o・||| 」 社会の先生 「年号はいいのですが、それは今の総理大臣ですっ」 うははははははは 場内大爆笑 ^O^ こういち 「こんのぉ、ゆうすけぇ~~っ!!」 ゆうすけ ( ん・・・? どした・・・・?) 社会の先生 「南君! 北見君の性にしないようにっ! 北見君はずっと黙っていたようだしな。」 ゆうすけ ( うんうん、その通りだぜ♪ ^ ^v しゃ~ねぇ、) 「先生♪ こいつ頭が 便秘 みたいなので、保健室に連れていきますね。。。 こういち、さぁ来いっ」 こういち ( んなっ) こういち の手を取り廊下に連れ出す ゆうすけ こういち 「なんだょ~、人の頭を便秘扱いして~!」 ゆうすけ 「まぁそ~言うな、一時退却できただろうに。」 ところ変わって体育館の裏。 体育館脇にある入り口へ上るための高さ 1m 程のコンクリート製の階段に、 二人並んで腰かけていた。 ゆうすけ 「学校ってのは、なんでこ~も退屈なのかねぇ。。。」 こういち 「ゆうすけ がモノ知り過ぎるんだよ。」 ゆうすけ 「だけど義務教育だろ? おれが思うに義務教育ってのは、成績なんてどうでもいいんだよ。 色々な分野に触れさせて、自分はこれが好き。これに興味がある。 へぇ~なるほどねってさ、今後自分の進む道、やりたいことが見つかればいいのさ。 で、おまけで最低の知識は頭に入れるって感じだな。」 こういち 「そんなもんか。。。」 ゆうすけ 「あぁ、成績が良くて一流の大学に進む。親が気にするところだ。 世間体、就職における有利性、就職後の給与待遇、これを気にしてね。 まぁそこまではいいんだが・・・・」 こういち 「ふむふむ、」 ゆうすけ 「ところが、就職して困るのが自分なんだよ。 親の引いたレールの上を進んでみたはいいが、いざその場になると、 なんか違う・・・・ おれのやりたいのはこれじゃないって・・・・思うようになったりする。 その結果、一流大学卒業した人が、TVで漫才やってたり、 脱サラしてラーメン屋さんやったり・・・・」 こういち 「なるほどね。」 ゆうすけ 「自分でやりたいことを見つけなきゃさ。。。 イヤイヤやってるような人生なんてつまらないだろうにさ。」 ???? 「わしは、日本代表でオリンピックに出たいのぉ~」 こういちの後ろにデカい人影が。 ゆうすけ 「武藤さん♪」 こういち 「あれ? 授業は・・・?」 ポカッ★ 武藤 「あほっ、サボってるおまえらに言われたくないわい。 今は昼休みだ。 探したぞ。」 コンクリートの階段に座るこういち の隣にドッカと座る武藤。 ゆうすけ 「探したって・・・・、どうかしたんですか?」 武藤 「あぁ、ちょいと相談があってな・・・・。」 深刻そうな顔をしている武藤 ゆうすけ 「聞かせて下さい。何かお力になれるものなら。なっ、こういち♪」 こういち 「そうだね、同じクラスメイトだし、こないだはお世話になっちゃったし♪」 ニタニタしている こういち ポカッ★ 武藤 「年上なのに同じクラスだからな。」 武藤の留年の話が始まった。 武藤 「実は、全国大会で優勝した昨年の夏、 その後の練習の一環で中学生レベルでは相手にならないので、 高校生を相手に試合を申し込みに行ったんじゃ。 相手は県大会で優勝している強豪でな。 その中の1人が飛んでもねぇ化け物でな・・・・・ 体はわしよりもちっこいのに。」 くいいる様に武藤の話を聞く二人 武藤 「技を打っても打っても交わされてな、 最後はわしもムキになって大技を繰り出したんじゃ。 ところがものの見事に返されてな、無理な体勢から逆にこちらが一本取られたんじゃ。 そのとき、顔から落ちて首の骨を折ってな、 更に腕を逆に決められた上に落ち方が悪く、肩も骨折じゃ・・・・ 結果、5ケ月の入院生活。出席が足りず留年だ。」 ※ この学校では義務教育でも留年制を採用 ゆうすけ ( なにっ !? ) 驚いたように武藤の顔を見る ゆうすけ それもそのはず、利江を昔助けた 謎のちび少年 の使用した技にそっくりだったからだ。 こういち 「高校生とはいえ、武藤さんを顔から落とすなんて・・・・」 ゆうすけ 「で、武藤さん。 私たちに頼みっていうのは・・・?」 武藤 「あぁ、そのことなんだが・・・・」 話し辛らそうにしている武藤。 うつむき加減で暗い表情をしていた。 -つづく- (うぉぉぉぉっ そりゃ困るわいっ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月11日 14時11分16秒
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