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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2005年12月06日
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カテゴリ:第一章 001 ~ 060 話
.
社会の先生
  「・・・・で、ある幕府ができました。」


ゆうすけ
  (弱わったなぁ・・・・あんなんで 利江ちゃん の夢、支えられるのかなぁ・・・・)

社会の先生
  「・・・・その幕府の出来た年号と名称はなんでしょう。」


こういち
  ( おぃ、ゆうすけ、)

社会の先生
  「それを・・・・南君、答えて下さい。」

こういち
  「げっ、」  (おぃっ、ゆうすけーーーーっ、教えろって・・・・)

ゆうすけ
  ( い・い・よ・め・もらおう・・・美咲先生だな・・・)

こういち
  「えっと、(い・い)11・・、(よ・め)4? ん・・・めっ?? 美咲先生???」


 わはははははは  クラスで笑いが起きる


社会の先生
  「美咲先生は、社会担当ではありませんよ。」


 あはははははは  再び笑いが響く


こういち
  ( て、てめぇ ゆうすけっ!)

ゆうすけ
  ( い・い・く・に・つくろう)

こういち
  「1192年、」

ゆうすけ
  ( 大泉内閣・・・・大変そうだ・・・・)

こういち
  「大泉内閣・・・・って・・・ぉぃ ・o・||| 」

社会の先生
  「年号はいいのですが、それは今の総理大臣ですっ」


 うははははははは 場内大爆笑 ^O^


こういち
  「こんのぉ、ゆうすけぇ~~っ!!」

ゆうすけ
  ( ん・・・? どした・・・・?)

社会の先生
  「南君! 北見君の性にしないようにっ! 北見君はずっと黙っていたようだしな。」

ゆうすけ
  ( うんうん、その通りだぜ♪ ^ ^v しゃ~ねぇ、)
  「先生♪ こいつ頭が 便秘 みたいなので、保健室に連れていきますね。。。
   こういち、さぁ来いっ」

こういち
  ( んなっ)


 こういち の手を取り廊下に連れ出す ゆうすけ


こういち
  「なんだょ~、人の頭を便秘扱いして~!」

ゆうすけ
  「まぁそ~言うな、一時退却できただろうに。」

 ところ変わって体育館の裏。
 体育館脇にある入り口へ上るための高さ 1m 程のコンクリート製の階段に、
 二人並んで腰かけていた。

ゆうすけ
  「学校ってのは、なんでこ~も退屈なのかねぇ。。。」

こういち
  「ゆうすけ がモノ知り過ぎるんだよ。」

ゆうすけ
  「だけど義務教育だろ?
   おれが思うに義務教育ってのは、成績なんてどうでもいいんだよ。
   色々な分野に触れさせて、自分はこれが好き。これに興味がある。
   へぇ~なるほどねってさ、今後自分の進む道、やりたいことが見つかればいいのさ。
   で、おまけで最低の知識は頭に入れるって感じだな。」

こういち
  「そんなもんか。。。」

ゆうすけ
  「あぁ、成績が良くて一流の大学に進む。親が気にするところだ。
   世間体、就職における有利性、就職後の給与待遇、これを気にしてね。
   まぁそこまではいいんだが・・・・」

こういち
  「ふむふむ、」

ゆうすけ
  「ところが、就職して困るのが自分なんだよ。
   親の引いたレールの上を進んでみたはいいが、いざその場になると、
   なんか違う・・・・
   おれのやりたいのはこれじゃないって・・・・思うようになったりする。

   その結果、一流大学卒業した人が、TVで漫才やってたり、
   脱サラしてラーメン屋さんやったり・・・・」

こういち
  「なるほどね。」

ゆうすけ
  「自分でやりたいことを見つけなきゃさ。。。
   イヤイヤやってるような人生なんてつまらないだろうにさ。」


????
  「わしは、日本代表でオリンピックに出たいのぉ~」  こういちの後ろにデカい人影が。

ゆうすけ
  「武藤さん♪」

こういち
  「あれ? 授業は・・・?」

      ポカッ★

武藤
  「あほっ、サボってるおまえらに言われたくないわい。 今は昼休みだ。 探したぞ。」

 コンクリートの階段に座るこういち の隣にドッカと座る武藤。

ゆうすけ
  「探したって・・・・、どうかしたんですか?」

武藤
  「あぁ、ちょいと相談があってな・・・・。」  深刻そうな顔をしている武藤

ゆうすけ
  「聞かせて下さい。何かお力になれるものなら。なっ、こういち♪」

こういち
  「そうだね、同じクラスメイトだし、こないだはお世話になっちゃったし♪」

 ニタニタしている こういち

      ポカッ★

武藤
  「年上なのに同じクラスだからな。」  武藤の留年の話が始まった。

武藤
  「実は、全国大会で優勝した昨年の夏、
   その後の練習の一環で中学生レベルでは相手にならないので、
   高校生を相手に試合を申し込みに行ったんじゃ。
   相手は県大会で優勝している強豪でな。
   その中の1人が飛んでもねぇ化け物でな・・・・・
   体はわしよりもちっこいのに。」

 くいいる様に武藤の話を聞く二人

武藤
  「技を打っても打っても交わされてな、
   最後はわしもムキになって大技を繰り出したんじゃ。
   ところがものの見事に返されてな、無理な体勢から逆にこちらが一本取られたんじゃ。

   そのとき、顔から落ちて首の骨を折ってな、
   更に腕を逆に決められた上に落ち方が悪く、肩も骨折じゃ・・・・
   結果、5ケ月の入院生活。出席が足りず留年だ。」  ※ この学校では義務教育でも留年制を採用

ゆうすけ
  ( なにっ !? )  驚いたように武藤の顔を見る ゆうすけ

  それもそのはず、利江を昔助けた 謎のちび少年 の使用した技にそっくりだったからだ。

こういち
  「高校生とはいえ、武藤さんを顔から落とすなんて・・・・」

ゆうすけ
  「で、武藤さん。 私たちに頼みっていうのは・・・?」

武藤
  「あぁ、そのことなんだが・・・・」


 話し辛らそうにしている武藤。
 うつむき加減で暗い表情をしていた。





                             -つづく-




第16話へ
 (うぉぉぉぉっ そりゃ困るわいっ)






  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月11日 14時11分16秒
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