カテゴリ:第一章 061 ~ 122 話
バシバシバシバシっ★ サッ☆ ガシっ★ ガツガツガツ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ バシバシバシバシっ★ ガツガツガツ★ サッ☆ ガシっ★ 激しい攻防が続く中、急に Ryuichi が大きく間を開けて下がって止まり、その姿が はっきりと見えた! Ryuichi 「けっ、ここでは受けるだけかよ。 ならば、死ねっ! 」 そして、突然異質の[気]が、瞬時に発したと誰もが気が付いたっ! !! 急に館長が立ち上がったっ! 次の瞬間っ! ズッゴォォォォーーーン !! Ryuichi の手元から閃光が放たれると、ドデカい大砲の弾でも発射したような音、 ズカーーン★ ズガズガっ そして打ち放たれた砲弾がこういちもろとも闘技場の奥に立つ壁をも突き破り、 裏手の森の木々をもなぎ倒してしまっていた。 館長 「うむっ!」 クンナ 「んなっ!」 スンチャ 「うわーーーっ!」 ゆうすけ 「くっ・・・・・」 利江 「きゃーーーーーっ」 チュウラン 「うっ 」 『 うぉぉぉーーーーっ 』 目の前で起きた、非現実的な出来事に、一同が叫んだっ! 外壁を吹き飛ばした粉塵が舞い上がり、視界を覆う。 見えるのは闘技場中央に立つ Ryuichi から一筋に出来た一本の道。 皆この姿と、そしてその先の行く末に視線を送る・・・・。 ~ ~ ~ いつしか舞い上がった粉塵も収まり、会場も沈黙のまま。 壁の先に出来た見通しの利く森の姿もはっきりと見えるようになる。 木々をなぎ倒して出来た一本の枯れ果てた道の先をぼー然と見つめる参加者達。 その遥か遠くに、右足を後ろに踏ん張り、左足は曲げて前に、 両手を前でクロスさせ、手のひらを広げ、爆風らしき空気を左右に拡散し耐えていたと 思われるこういちの姿があった。 『ぶ、無事なのか・・・・・』 チュウラン 「あんなの、受けた、でも・・・・」 クンナ 「な、なんてやつだ・・・・」 ゆうすけ 「へへぇ~。。。」 利江 「。。。♪」 闘技場中央に居た Ryuichi、右足を後ろに下げて踏ん張り、右手を広げて前に突き出していた その姿勢から右手をゆっくりと下げ、すくっと体を起こした。 Ryuichi 「くっ、ダメかよ・・・・・。」 遠くからこういちが歩いてこちらに向かったきた。 険しい表情をしている。 こういち 「てめぇ、こんなの持ってたのか。 退屈する訳だ。 他のやつに使わなかっただけ褒めてやるよ。」 Ryuichi 「やはりタフだなぁ。これも利かない・・・かよ。」 壁の瓦礫をまたいで再び闘技場に戻るこういち。 こういち 「あの[気]、そしてあの身のこなし・・・・おまえ・・・・何者だ・・・」 ゆうすけ 「確かに・・・、まるで こういち を見ているようだったぜ・・・・。」 利江 「うん・・・そう見えた・・・・」 Ryuichi 「ふん、今は素性を明かす時じゃないから答えるつもりは無いね。 ちょいと 陳南家 南流伝承者 さんと手合わせしてみたかっただけだ。 他の練習方法を探さないと、いかんと気が付いたよ。 お前さん、随分と戦い成れしているな。 どうも実戦数が異なると見える、このオレと。 今日はいい、また出直してくるぜ。 邪魔したな。」 そういうと Ryuichi は振り向いて、この闘技場を後にしたのだった。 その後ろ姿をじっと見つめるこういち。 ゆうすけ (こういちっ) 心で叫んだゆうすけ。 こういちがゆうすけを見た。 その表情は険しいままだった。 闘技場の空気は、まだ興奮冷めやらずで、その場を動くものは誰一人としていなかった。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- *** プロローグ *** ■ 謎のチビ少年を探す利江とゆうすけ。 ■ 凄腕の格闘家軍団を率いる暗黒組織の目的とは。 ■ 大竹林寺の動きが活発? いよいよ数千年に一度の大事が来ると館長。 ■ [総本山対極試合]の真のスタートを作った陳南家、その理由とは。 ■ [探神霊石]を手にした[神霊巫女]である利江。その運命とは。 ■ 突然現れた 殺流拳 Ryuichi 、その正体とは。 これで序曲が揃った。 今後の展開でその謎のひとつひとつが明らかになる。 -つづく- (様子はどうかね?) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年01月18日 10時38分05秒
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