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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2007年11月09日
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カテゴリ:第三章 188 ~ 240 話
.
 丸めて後ろに放り投げた南ちゃん。

???
  「なんと、そりゃ不法投棄ってやつだ。罰せられなければならん。」
南ちゃん
  「だれが・・・?」
???
  「きみだよ、少年。
   ほう、この状態で私と目線を合わせた人物に初めて出会ったよ。
   見たところ武僧らしいな。」
南ちゃん
  「だったらどうなの・・・?」
???
  「私達の大事な印を投棄した罪で、これから罰せられることになる。
   覚悟するんだな。」

 すると、泥水と化した川の水。その水面から顔を出していた状態から、徐々に水面に
 体が浮上始めた。 組んだ腕、少し開いた状態で立つ足と徐々に見えてきた。

南ちゃん
  「だれが・・・?」
???
  「だから、罰せられるのがきみで、罰するのが私ということだ。
   覚悟するのも罰せられるきみってことだよ。」
南ちゃん
  「お兄さん、名前、なんてぇの?」

[水軍長](とう すいじゅ) (???改め)
  「私か、私は大竹林寺 第二進軍隊長[水軍長](とう すいじゅ)と申す。
   以後、お見知りおきを。」

南ちゃん
  「おいら、こ・・・南ちゃんってんだ。
   あのねぇ、濡れたままでいると風邪を引くってかぁちゃんに教わらなかった?」
[水軍長](とう すいじゅ)
  「う、う・・・
   私は大丈夫だ。 私の姿を見てなぜ驚かぬ。 それにこんな質問攻めも初めてだ。」

 いつもは冷静な(とうすいじゅ)もこういちとの会話に少しいらついてきたようだ。

[水軍長](とう すいじゅ)
  「なら、お前も濡れてみてはどうかな?」

 すると、突然川の水の大きな塊が、バケツで水をぶちまけるように南ちゃん目掛けて
 飛んできたっ!

      サッ☆  荒波ザバーーーン

 木に当たった水が、力強く弾けたっ!
 南ちゃんの居た木の下が、水浸し状態に。

南ちゃん
  「あははは、おしい、もうちょっとだったね。」
[水軍長](とう すいじゅ)
  「なにっ !? 」
南ちゃん
  「ちゃんと狙わなきゃ♪」

 いつのまにかひとつ隣の木の下に移っていた南ちゃん。
 先程と同様にちょこんと座った姿勢だ。

南ちゃん
  「他の人達も顔上げさせてあげたら? 息が続かないでしょ。」

 再び、石を乗せた親指を ピン彡 と弾いた南ちゃん、

[水軍長](とう すいじゅ)
  「なんと、水軍の存在に気づいているというのか !? 」
南ちゃん
  「武僧ってのは凄いんだぜ。覚えといてね。 (^_-)-☆ 」

 さらに、石を乗せた親指を ピン彡 と弾いた南ちゃん、それを数回繰り返した。

[水軍長](とう すいじゅ)
  「隠しても無駄ということか。」

 (とう すいじゅ)が左腕を下から上に振った。
 すると川の水面から顔を出し、次々と水面に立つ水軍他9名が姿を現し始めた。



  ~
    ~


 先程の団子屋の横を走るクンナ。

クンナ
  ( おっ、雨が止んだぜ。それに晴れてきた。
    さて、地面、地面っと・・・・ )

 走りながらキョロキョロと土の地面を探すクンナ、

クンナ
  ( 町ってな石畳が多いんだなぁ。
    あっ、あったっ! ひとんちの庭だぜ・・・・。
    弱ったな、勝手に入るわけにも・・・・
    他に広い土の地面てぇのが無いや・・・ここにもぐらが現れるってことかな? )

 と、突然、目の前に翼を手に付け、足の膝下も羽根で作ったもので包んでいる人が
 空から落ちてきたのだったっ!

       彡バサン

クンナ
  「うわっ!」

 とっさに後ろに飛んで避けるクンナ。
 目の前の鳥人間が落ちてきたその上空を見上げた。すると、もう5人?5羽?程、
 力無く空中を落下してくる鳥人間の姿が・・・・。

    彡バサン     彡バサン 彡バサン
          彡バサン        彡バサン


 あちらこちらに落下した。
 幸い町中には、先程の強い雨のお陰で人通りがほとんどない。

 クンナは、恐る恐る倒れている鳥人間を覗き込んだ。
 見ると、胸やお腹などに鮮血が見られる。 何かが貫通したと思われる傷跡だ。

クンナ
  ( ナンチャンか。。。 )

???
  「おい見ろ、空軍が !? 」

 その声に振り向くクンナっ!
 視線の先では、民家の庭先に地面から顔だけ出している人が数人居た。

クンナ
  ( あれかっ! )

 そしてモグラ人間達と目が合うクンナ。

 !!

 クンナが犯人と思ったモグラ人間達、地面から次々と姿を現しクンナ目掛けて
 襲いかかったっ!

 『きさまがやったのかぁっ!』
    『このやろーーー』
      『覚悟しろーー!』


 身構えるクンナ。

 先頭のモグラ人間が腰から短刀を取り出し、走りこみながらクンナに切り付けたっ!
 続けて後続のモグラ人間も同様に後に続く。

 『ハイっ ハイハイっ! ハァーーっ!』

 最初の切り付けられた短刀を身体を横に滑らせて交わし、後続の振りかざした短刀を
 左手で払い手套を腹に一撃っ! そして最初に交わしたモグラ人間に、後ろ蹴りを
 お見舞いしたっ!

      サッ、 パシ、ズコ  バコーーン

 腹を抱えて膝まづく二人のモグラ人間。
 それを確認し、続けて襲い来るモグラ人間を迎え撃つクンナ。

 前からきた3人目を、屈んで地面を這うような回し蹴りで足を払う。 シュー バシ
 そして4人目は、その場に片手をついて左足で腹に蹴りこみ、横に転げて身体を起こし、
 素早いステップで5人目に近づき、左足で反動をつけて右足を下から蹴りぬくっ!

     バシっ  スパーーン

 アゴを蹴りぬかれ、顔が勢い良く天を仰ぐ。
 そしてその空中姿勢のまま、起き上がる4人目の後頭部に後ろ蹴りを決めたっ!
                           ズコーーン

 スタっと着地するクンナ。 息ひとつ切らしてない。
 クンナの後方では、地べたに苦しそうにうずくまる5人のモグラ人間の姿があった。
 そこへ、さらに落下してくる鳥人間4人。

    彡バサっ          彡バサっ
           彡バサン             彡バサっ


 『く、空軍が・・・』 『こ、こいつがやったんじゃねー。』

 突っ立って辺りを見回すモグラ人間3人。

 『他にも居るんだ・・・・』
 『それより、木軍、水軍がまだ来ないぞ !? 』
 『どうなってんだ・・・・』

 おどおどし始めるモグラ人間達。
 そのときっ!

     ガシーーーン
               ガラガラガラ

   ビュンビュンビュン 
          ガシーーーン
                  ガラガラガラ

 建物に何かが激しく当たり、次々と崩れる音が聞こえてきた。

クンナ
  「な、なんだ !? 」

 今度は、その音の方を見るクンナ。
 すると一軒の家が、屋根が真下に沈み倒壊するさまが目に飛び込む。
 その倒壊した家の後ろに大男が鉄球を振り回す姿があった。

 奥の路地からは、

 『キャーー』
    『た、助けてくれーー  うぉ 』 

 叫びながら逃げ回る町民の姿が次々と現れた。
 その後方をのっし、のっしと歩いて追う長い槍と先端が斧のステックを持ち、
 また、大きな刃渡りの片刃の剣を持った大男の姿が続く。

クンナ
  「なんてデカさだっ !!
   く、くそぉーー!」


 たまりかねて、その大男に向かって走り出すクンナっ!




第231話 冷酷のシャーク 3 へ
(遊んでいる暇が無くなっちゃったみたい)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月23日 11時21分00秒
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