カテゴリ:第三章 241 ~ 300 話
チョウ・ギョッキ 「よし、そこから降りるぞ。」 チョンミンを先頭に次々とそのはしごから降り始める戦闘員達。 だがそこへ、 ////////// ヒュー、ヒュー、ヒュー はしごを降りる戦闘員達に、幾本かの矢が上空から射られたっ! グ・リョクコウ 「くっ」 バシバシっ テイ・チョンミン 「狙い撃ちかっ!」 ピシっ、ピシっ 片手で払い落とす二人。 ヒュー ヒュー バシっ ドスっ↓ うわーーっ 払いきれなかった戦闘員に刺さり、はしごから落下していった。 チョウ・ギョッキ 「なんのっ!」 バシ、バシっ 片手ではしごを掴み、もう一方の手は[探神霊石:源石球]をしっかりと抱きかかえ、両足で 降り注ぐ矢を払うギョッキ。 テイ・チョンミン 「飛び降りるにはまだ高い・・・・。」 チョウ・ギョッキ 「くそ、このままでは不利だ。」 ////////// ヒュー、ヒュー、ヒュー ////////// ヒュー、ヒュー、ヒュー 旋回する空軍兵から、ふたたび幾本かの矢が上空から射られたっ! バシ、バシっ 手套、蹴りで矢を叩き落とすも、一段と増したその矢の本数に全てを見切るのが困難となる。 ピシっ ピシっ 「うわっ」 ピシっ ピシっ 「くぅっ」 ピシっ ピシっ 「うっ」 さすがの戦闘員といえども、はしごに掴まったままで狙い撃ちされたその全てを打ち落とすこ とが敵わず、足に、頬に、肩にと すり傷を負い、その数も増していった! グ・リョクコウ 「もう持ちこたえるのも限界かのぅ・・・・。」 チョウ・ギョッキ 「弱音をはくなっ! 隙をみて一段ずつ降りるんだっ!」 グ・リョクコウ 「し、しかし・・・・」 見るとリョクコウのはしごを掴む腕には、矢が突き刺さっており、大量の出血があった。 もう一人いた戦闘員が、たまりかねてハシゴから手を離す。 宙を降下していく体を見届ける3人。 そして強く地面にたたきつけられ、朽ち果てた姿を見せられたのである。 チョウ・ギョッキ 「手を離すことも敵わず、このままでも射抜かれるのを待つだけか・・・」 ////////// ヒュー、ヒュー、ヒュー ////////// ヒュー、ヒュー、ヒュー ////////// ヒュー、ヒュー、ヒュー 旋回する空軍兵から、容赦ない攻撃っ! チョウ・ギョッキ 「うぉぉぉぉっ!」 決死の形相で飛来する矢をにらみつけたギョッキだったが、その時! ////////// ヒュー、ヒュー、ヒュー |||||||||| ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ////////// ヒュー、ヒュー、ヒュー |||||||||| ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ////////// ヒュー、ヒュー、ヒュー |||||||||| ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ サクサクサク ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ サクサクサク ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ サクサクサク チョウ・ギョッキ 「なにっ!」 テイ・チョンミン 「これは !! 」 飛来して襲い掛かるその全ての矢が突然地面に向かって方向を変え、そのまま突き刺さったっ! さらに次の瞬間っ! 『 ファイヤービーーームっ! 』 ブオォォォォォォ ブオォォォォォォ ブオォォォォォォ ブオォォォォォォ ブオォォォォォォ ブオォォォォォォ ブオォォォォォォ ブオォォォォォォ 叫び声に続いて細い炎のビームが上空目掛けて発射され、次々と空軍兵達を打ち抜いたの だった! 『うわぁぁぁぁ!』 『ぬぅおぉぉ!』 『ぐわっ』 次々と落下していく空軍兵の姿。 グ・リョクコウ 「ブ、ブルーガー様っ!」 安心したのか、気の緩みなのか限界からなのか、リョクコウのハシゴを握る手がスルリとハシ ゴから離れた! グ・リョクコウ 「うわわわわわわっ」 悲鳴と共に落下していくリョクコウ。 だが地面近くになると、その落下速度が鈍りフワっと着地したのだった。 左腕を斜めに胸に当て、拳をギュっと握った姿のブルーガーがその後ろに居た。 ブルーガー 「どうやら間に合ったようだ。」 テイ・チョンミン 「ブルーガー様~♪」 スルスルとハシゴを降りてくるチョンミン、そして[探神霊石:源石球]をしっかりと抱きか かえたギョッキ。 チョウ・ギョッキ 「た、助かりました。 ありがとうございます。」 片ひざを付いて一礼する二人。 グ・リョクコウ 「お陰様ですじゃ。。。」 左腕の射抜かれた矢を抜き取り、同じく片ひざで一礼するリョクコウ。 ブルーガー 「どうやら手にしたようだな。」 笑顔で話すブルーガー。 チョウ・ギョッキ 「は、はい。 これがその伝説の[石]でございます。」 ブルーガーに[探神霊石:源石球]を手渡す。 ブルーガー 「でかしたぞ。 よくやった。」 チョウ・ギョッキ 「思ったより簡単に在り処がわかりました。 なにか占い師のような装飾の女性が出入りしている姿を見て、もしやと・・・。 案の定、そこにこれが。」 ブルーガー 「なにやら石・・・というより、ガラス玉のように見えるがな。」 そこには、まさに透明で透き通ったガラス玉のような[探神霊石:源石球]の姿があった。 (お、重めーーーっ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月04日 14時04分59秒
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