カテゴリ:第三章 241 ~ 300 話
クラウス 「格が違うんだよ、貴様とおれとでは。」 ~ ~ ~ ドスーーン ドスーーン ドスーーン キリキリ ドスーーン ドスーーン ドスーーン メリメリ ドスーーン ドスーーン ドスーーン ドスーーン ゾルダの木々伐採で、見る見る間に密林に裸の地帯が広がっていったっ! 足元に倒れた大木を両手で起こし上げ、プロレスの大車輪の大技のように根っこを掴み自分を 中心に回転し、勢いよく[木軍兵]が密集する地帯に放り投げたっ! ゾルダ 「ほらよっ。」 ビュン、ビュン 彡スポっ ビューーーーン ズガズガっ! 『うわぁぁぁ!』 『ぐわぁっ』 木軍兵が大木とその大きく広がる枝葉になぎ倒されたっ! スワン 「おらおらっ! ゾルダ、どけーーっ! ここはオレに任せろーーーっ!」 ゾルダ 「はぁ~?」 (ぬぼっと後ろを振り返るゾルダ。) スワン 「どけって言ってんだよっ! 死にたいのかいっ!」 (どえりゃ権幕のスワン!) ゾルダ 「は、はぁ。」 その形相を見るや、素早く退避するゾルダ。 サササササ… ↑↑ズボっ ズボっ↑↑ ズボっ↑↑ ↑↑ズボっ ↑↑ズボっ ズボっ↑↑ 次々と地面から現れ、不意打ち攻撃を仕掛ける土軍兵達! ザウバー 「フンっ おりゃ!」 バシっ ズボっ ガシガシっ ズコーン 『ぐぉっ』 『ギャっ』 『うぐっ』 『うっ』 『うわぁぁっ』 襲い掛かる土軍兵達を次々と蹴りと水平打ち、正拳突で粉砕していくザウバー! 突然地面が陥没しても、 ピョン彡 ズコっ 『ぐわぁぁっ』 ザウバー 「つまらぬモグラ叩きゲームよ。」 落ちていた[力軍兵]の大きな片刃剣を手にし、地面スレスレに回転させながら投げつけた! ビュンビュンビュン スパっ スパスパっ スパっ ひょこっと顔を出す土軍兵達の首を次々と切断していくっ! ~ ~ ~ スワン 「まとめてあの世に送ってやるーーーっ!」 両手の人差し指を密林に向かって勢い良く差し出したスワン。 ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ ズバーーン ズバーーン ズバーーン ズバーーン ズバーーン ズバーーン ズバーーン ズバーーン 強烈な電撃を密林中に打ち放ち、木々が雷に打たれたように激しい爆音と共に真っ二つに裂け、 そして炎上を始めたっ! 木々に潜んでいた木軍兵達は一網打尽に電撃の餌食にっ! 『うわぁぁっ』 『ギャーーー』 『ぐぉぉぉっ』 [木軍長]仲孫 棟(ちゅうそん れん) 「ぐわっ」 彡ドサ 彡ドサ 彡ドサ 彡ドサ彡ドサ 次々と感電し丸焦げとなり、落下していった。 上空を見上げたガイザー、 ガイザー総帥 「彼らはわたくしが面倒を見ることにしますか。 フンっ」 右手の握りこぶしにした腕を真下に勢い良く伸ばしたガイザー、 『うぉっ?』 『な、なんっ !? 』 『うわぁ・・・』 [空軍長](りゅう くうさい) 「うぐ・・・、じ、自由に う、動けん・・・・」 飛行中の空軍兵が、突然急降下を始めたっ! ヒュ~↓↓↓↓ ヒュ~↓↓↓↓ ヒュ~↓↓↓↓ ヒュ~↓↓↓↓ ヒュ~↓↓↓↓ ヒュ~↓↓↓↓ ヒュ~↓↓↓↓ そして・・・・ ドスーーン ドスーーン ドスンドスーーン ドスン 急降下のまま地面に叩き付けられていく! [空軍長](りゅう くうさい) 「く、くそぉぉぉ、つ、墜落するっ!」 空中でジタバタする[空軍長](りゅう くうさい)、まじかに地面が 迫ったその時だった! ≡≡≡≡≡≡≡≡≡シュパァーーーー サっ 彡彡彡彡 ヒュ~~ 彡彡彡彡 一陣の風がこの戦場に流れ、密林からの煙を横に流し、死体の山となっている野原の砂塵を 巻き上げた。 巻き上がった砂塵の中に立つプルーガー、スワン、ザウバー、クラウス、そしてゾルダ。 ただ一人、土の中から顔を出す[土軍長]杜 土俊(と どしゅん)の姿の大竹林寺兵。 ガイザー総帥 「ん・・・?」 クラウス 「誰だ?」 [土軍長]杜 土俊(と どしゅん) 「なんだ? あいつ・・・。」 ザウバー 「くっ・・・・野郎・・・・」 ( 握りこぶしに力が入った。 ) ドサっ彡 墜落を阻止し、抱いていた[空軍長](りゅう くうさい)の身体を地面に投げ捨て た一人の男。 ??? 「黄龍道(おうりゅうどう)元帥、随分と劣勢じゃないか。」 その時、三度空模様が急転し、天空が次第にドス黒い雲に覆われていく。 そしてその中央にあの男の顔が浮かび上がった。 [竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥 「ふっふっふっ、劣勢かね。 同士を失った程度だ、動揺すらしておらん。」 ??? 「みんな倒されちまったじゃないか。 こんなことで大竹林寺を守れるのか?」 [竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥 「心配は要らん。 彼らの子供たちは元気に遊んでおるわい。 子孫は継続する。 それより何か? 貴様がこいつらを片付けてみせるとでも言うのかな。」 ??? 「断っておくが、おれは貴様ら大竹林寺の敵じゃないが、味方でもないんだぜ。 フっ、さてどうすっかな。」 スワン 「何ざれ事をやってるっ! ごちゃごちゃとうるさいんだよっ! やるなら相手になるからさっさと掛かってきなっ!」 ??? 「威勢のいいおばさんだな。」 スワン 「お、おばさんだとっ!」 ムカッときたスワン、 謎の男に向かって指を向けたっ! そして、 ジリジリジリジリジリジリっ! サっ ズバーーン スワン 「なにっ!」 ゾルダ 「はえーっ!」 (けっ、期待はしてなかったが、つまらねぇ回答だな) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月04日 14時56分20秒
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