カテゴリ:第三章 241 ~ 300 話
走りながら左腕を斜めにして胸に当てたブルーガー、 ブルーガー 「まずは貴様の動きを止めてやるっ!」 ジグザグに走りながら向かってくる Ryuichi を見つめ、拳をギュっと握ったブルーガーっ! 次の瞬間、 Ryuichi の身体が宙に浮いたっ! ふわっ 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「なにっ!」 なす術がない Ryuichi。 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「あの大将ではなく、お前がこの術の主だったのか !? 」 ブルーガー 「残念だが、私が・・・・ではなく、私 も なのだよ。」 ガイザーが能力の持ち主でそれを操っていたと思っていた Ryuichi、不意を食らい掴まって しまった。 続いてガイザーが 右手の握りこぶしにした腕を真下に勢い良く伸ばした。 すると、 スパーン☆ 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「く、くそっ・・・・」 Ryuichi の両腕、両足が見事に開き、まさに大の字状態で宙に浮かされてしまった。 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「ちっ、あの大将に気を取られ過ぎたか・・・・」 ガイザー総帥 「残念だったな。 貴様の張ったりなどこんなもんなのだよ。 ざまぁないね、Ryuichi君。 観念することですね。 一度捕まえてしまえばこっちのものですよ。」 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「こ、このオレが動けないとは・・・大した[力]だな。」 ガイザー総帥 「強がりはそこまでです。 さぁブルーガー、始末してあげなさい。」 ブルーガー 「覚悟してもらおうっ、 食らえーーーーっ! ワイド・ギガ・ファイヤーーっ! 」 <<ぶぉぉぉぉっーーっ! 空中で掴まり動けない Ryuichi にメガトン級の炎が容赦なく襲うっ! そのとてつもない炎が Ryuichi にぶつかり、身体を完全に包み込み勢いよく通り過ぎて行くっ! 尚も放射し続けるプルーガーっ! ブルーガー 「骨ごと溶けて無くなれっ!」 ~ ~ ~ ズバーーン ズバーーン ズバーーン ズバーーン 和恵姉さん 「あのね、発射すると分ってたら先に動けるの♪ 打たれてから動くのでは避けるの大変 なんだけどね。」 ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ サッ サッ ササッ サッ ズバーーン ズバーーン ズバーーン ズバーーン 避けながら、どんどんとスワンの懐(ふところ)に近づく和恵。 和恵姉さん 「可愛そうだけど、大人しくしてもらうわっ!」 スワンに近づくごとに、そのジクザグの移動速度と距離を速く、そして大きく取る。 そして、 スワン 「なにっ !! 」 和恵姉さん 「 ハイっ! ハイっハイっ、 ハイヤーーーっ! 」 ガシ、 ズゴズゴ、 ズッゴーーーンっ! 素早くスワンの真横に現れ、左足のローキックで膝を折り崩れるスワンを再び左足で下からの 蹴り、続いて浮き上がるスワンの身体を今度は右足のかかと落としで再び下へ、 そして最後はそのまま右足のステップした強烈な回し蹴りを見舞ったっ! ぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ 彡=======================ひゅ~~~~ ズドーーン スウラン 「なんなの、あの女の人っ! とても強いある 誰?」 チーラン 「す、凄いっ! けどチーランも・・・知らない・・・・。」 スンチャ 「バカ、あれはこういちの姉さんのカズエさんだっ!」 チーラン / スウラン 『 えぇぇぇっ! 』 そう、この二人にとってはチュウランから話を聞いていた伝説の人であり、憧れの人であった。 その人が今、自分達の目の前にいて、戦う姿を間近で見れているとのことで驚きが倍増したの であった。 チーラン / スウラン 『あの人が・・・・あ、あのカズエ・・・・』 ブルーガー 「はぁ、はぁ、はぁ・・・・」 どのくらいの時間が経ったのであろう、ブルーガーの放射が止まり、肩で息をするブルーガー。 炎の残存が徐々に大気に消えていく・・・・。 その場に居た誰もが息を呑んで状況を見守る。 スウラン 「あ、あっち・・・、あれじゃあの人、一溜まりもないっ!」 Ryuichi を指差すスウラン。 チーラン 「でも・・・たぶん・・・大丈夫・・・・。」 スンチャ 「今、なんて !? 」 チーラン 「大丈夫 思う・・・。」 スウラン 「なんで?」 チーラン 「彼、Ryuichi・・・。」 スンチャ 「Ryuichi ? そっか、思い出したぞっ! どこかで見たやつだと思っていたんだ。 あいつは今年の[総本山対極試合]に出場した、殺流拳の Ryuichi だっ!」 スウラン 「あいつが[総本山対極試合]の出場者? チーラン、なぜ大丈夫と言える。」 炎の残存が消え去った。 空中に浮かぶRyuichi の姿が見えてくる。 そして・・・・ みんなの視線が集まったとき、Ryuichi は瞑っていた目をカッと見開いたのだったっ! チーラン 「チーラン、前に一度遇った。 こういちと一緒のときに遇った。 その時、こういちと似た動きした。 違うんだけど一緒。 だから、こういちと同じと 思った・・・きっと大丈夫と。」 ブルーガー 「う、うそだ・・・・・」 ガイザー総帥 「な、なんてやつだ・・・・・」 ゾルダ 「なんだあいつ・・・・無事みたいだぞっ。」 ザウバー 「これで分っただろう、やつはこういちと一緒なんだよ。」 ゾルダの報告を目を瞑ったままの姿勢で聞くだけで、無反応のザウバー。 スンチャ 「な、なんともねぇだと !! 」 スウラン 「し、信じられない・・・・。」 チーラン 「だから、こういち、一緒。」 ゆうすけ 「や、やはり大丈夫なのか・・・・くそ。」 [神霊巫女]利江 ( 。。。♪ ) (聞いたよ、いちをな) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年08月17日 14時49分08秒
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