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まず初めに、私は、競馬予想において、プロたるもの、たとえ東京1R3歳未勝利であろうが、東京メイン天皇賞だろうが、どんなレースであろうと、筋道を立てて的中への道を示さなければならないと思う。予想家が、G1レースのみや重賞レースのみ買う、というのも確かに盛り上がるし、良いかもしれない。だが、本当の、本物の予想家というものを考えた時、本当に予想ができる人というのは、どんなレースでも己の予想能力を真に発揮し、的中へと誘える人間ではないだろうかと私は思う。私は今、ランダムに予想するレースを決めて、予想を行っている(ダートのみ)。私のイメージでは、本物の予想家とは、どんなレースでも予想することができる人間(当たり前かもしれないが)であり、その中で平場に価値を見出せる人というのは、能力を持った人であると考えている。
だが、ランダムに決める私でも、こと地方競馬においては、ランダムに決めた挙句、予想できないと判断し、更に予想するレースを決め直すということがある。それが1998年1月4日水沢競馬3RC3クラスの一戦のような事例だ。このレース、前走水沢既走組は8頭、上山出走組が1頭というメンバー構成。ここなのだ。他場から転戦してきた馬が出走馬の中にいる場合(地方全国交流は除く)、予想しないことと決めている。個人的に、南関東を筆頭として、各競馬場のランク付けというのは頭の中にインプットしているが、それでも競馬場を超えてメンバーを測っていくというのは至難の業。到底出来るものではなく、出来たとしてもそれは思い込みで、馬の能力を見誤っているケースが多いと思う。これに加え、できるだけ予想するレースとして避けたいのが、ホッカイドウ競馬、岩手競馬、金沢競馬の冬季休業から明けて2開催程度。全馬休養明けとなると、どの程馬が仕上がっているかが分からない。開催明けて、しばらくはこの3場に関しては様子を見るようにしている。-このように、いずれの場合でも、いかに予想に秀でた才能を持つ人が予想しても予想しようがないレースというのがある。分からないからだ。特に私のように色々なファクターを元に予想する人間にとっては、近走成績というのは重要で、そこが欠如しているのだから、予想そのものができない。 このレースも、岩見沢から水沢に来て2戦2勝、前々走が1秒1差、前走が2秒2差つけて勝っている当地3戦目のミズノファルコンが人気を背負っていた。次いで前走、上山のC3で3秒4差千切られて8着に敗れていた、水沢初戦のアービルヒーローが2番人気、3着にこれまた上山から転戦してきて、初めての当地の前走でタイム差なしのユーセイアマデウスが3番人気。ここはどうみてもミズノファルコンが勝たないといけないレースだが、2番人気、3番人気の元上山勢がワンツー。ミズノファルコンは勝ち馬からは2秒1離れた3着に敗れている。ここまでの能力差があったのだ。そこまでの力差は正直、馬柱からは読み取ることはできない。私が普通に予想していてもミズノファルコンをどうやっても本命にしていただろう。こういった事例は地方競馬では他にもたくさんある。 本物の予想家でも予想できないレースはある。それは、条件が全く異なる馬が入り混じる、言わば異種格闘技戦。パドック派でもなければ予想するのは困難を極める。それは、本物の予想家であるからこそ、予想してはいけないレースにあたるのではなかろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年12月29日 11時32分16秒
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