カテゴリ:大会レポート
とうとう大会当日になりました。
朝ご飯は3時半から食べられるようにホテル側が用意してくれています。 同室の今さんがいつの間にか起き出して動いていたので目が覚めて3時過ぎ。 いや~危なかった…。意外とちゃんと寝れたことに驚いた。 バタバタと用意してバスでスタート会場の東急ホテルへ4時半出発。 まだ暗闇の中、選手登録。 トランジットのセッティング。 ショートと違うのはトランジットに一切の荷物を置かない事。 荷物はバッグに入れてバッグ置き場に。 スイムを上がったらバッグを持って着替えエリアで着替えてバッグに入れて預けなおす。 コレは初めての作業です。 それぞれのバックをそれぞれに預けて準備完了! コレ1人だったらウロウロしちゃう所だったわ…。周りは明るくなってきました。 天候は曇り、涼しいくらいです。風があるのはしょうがないらしい…。 AM7:00 スイムスタート 1500人が一斉スタート。怖いな…。 一番外側に行ってみたけど結構人が集まっていたので5mくらい内側のスタートラインの先頭に立って待ちました。 腿くらいまで水に入った所からスタート。 コレはありがたかったな…。 イルカジャンプでなんとかバトルに巻き込まれずに自分のポジションが取れました。 水が綺麗なのでヘッドアップはせずに前方のキックの泡を目印に泳げました。 途中で綺麗な青色の熱帯魚発見!『きゃ~綺麗♪』 なんてよそ見してたら【ガッツ】とぶつかった…浮島があってスタッフが乗ってた。 その浮島に大きな字で距離表示がしてあった!と気付いた時には2350mでした。 『え???あと800mないの??』なんて混乱しているうち コーナーを周ると砂浜と赤い旗が見えた??? 浅くなってくるんで立ち上がったらゴールでビックリ。 スイム 49分17秒 110位 バッグを置き場からとって着替えエリアへ みんなちゃんとウエアーを替えるんですね。 私はトライアスロン用のセパレート水着を着ていたので脱がずに その上から半そでのバイクシャツ一枚 下はひざ下までのCW-Xのスパッツを履いてその上に腿までのバイクパンツを重ね履き これで肩と腿の日焼けが防げたのでダメージも少なくて済んだようです。 着替えエリアでパワージェルを一袋、初体験…あんまり特別美味いもんじゃないね。 バックを預けて自転車スタート。 後ろからどんどん追い越されながら焦らず走ってたんだけど 50kmを越えた頃『いつもならもうバイク終わるんだけど』と思う割には調子が良くて ペースを上げてしまいました。 私の自転車は一度回転を乗せてあげると勝手に走っていく感じがあるんだよね~。 いつだったかの天草以来、久し振りにその感覚が!! 上りも回転を落とさずにクリアしていけました。 『あ~、気持ち良い~』と調子こいて漕いで行ったら100km過ぎにがく~とペースダウン。 補給は結構取ってましたよ。 始めの2つのエイドは怖くて通過してしまいましたが 3つ目からはバナナ・パン・水と何かしら受け取れました。 途中トイレに寄った時にもウィダーのゼリーと塩とアミノ酸のサプリも補給。 ペースダウンしてからも何とか補給を取りながらバイクゴールまでたどり着きました。 バイク 6時間52分24秒 1270位(通過1113位) バイクパンツだけ脱いでランスタート。 なんだか眠気がきてました。 お腹が減ってた訳ではないけど梅のおにぎり(普通サイズ)を1つ食べてから走り始めました。 残り時間は6時間20分あったんですが時計はしていなかったんで正確には把握していませんでした。 とにかくパパから言われたとおりエイド毎に止まって補給。エイド間は走る。コレを実行。 10km過ぎたあたりから胃に違和感が出始めて…それでもなんとかゆっくりで走る。 折り返しにたどり着く前に補給がしたくなくなり歩き始めてしまいました。 補給取ったら吐きそうなんだけど脱水は怖いので少しだけ水を飲んでいたのが それも負担になってきた。でもエネルギー切れなのか眠い。 歩きながら目がだんだん閉じてくる感じになってきてしまい エイドでコーラをちょびっと口に入れる。それ以上入らない…。 時計を持っていないので残された時間がわからない。 コレじゃ間に合わないかな~と思い始めているんだけど眠い…ガス欠。 周りが暗くなってきて、とうとう1時間前の花火が上がる。 まだ街中に出れてない…あとまだ8km。 沿道の人がみんな言うのよ。『走らんと間に合わないよ』 追い越す人も『歩いてたらアウトだよ』 最後の関門から『3分前!』と叫び声が聞こえた。 やっぱりゴールしたい!とやっと思って走って関門を抜ける。 しんどいのでまた歩く…応援の人が『間に合うから走りな』『まだ間に合う』の声。 とりあえず歩くのは止めた。 大分街中になって明るい道になってきた。 あ~泊まってるホテルまでもう少しかな…とぼんやりと考えながら進んでいたら 自転車に乗ったゆうちゃんが歩道にいた。『やっときた!走れば間に合う!』と併走してくれる。 時計を見ながら『このペースなら大丈夫、歩いたら間に合わないよ』とずっと声掛けてくれる。 もし間に合いそうなら歩きたいんだけど…と思ってたんだけど…。 応援の人の数もどんどん増えて『もっとペース上げないと間に合わないよ!』とか 『がんばって!』『ワイドー!』とずっと声が掛かるので歩けるはずもないか。 沿道に今さんがいた。 ランコースですれ違った時、いつもと違う重そうなフォームで走っていたし、 もう自分のゴールをしてから4時間以上たってるのまだ会場にいたの?? と正直驚いちゃったよ。 その上、ゆうちゃんに続いて今さんも併走。 レースの荷物をリュックで背負ってるのに自転車でなく走って併走…申し訳ないよ~(泣) でもお陰で歩こうなんて気持ちは吹っ飛んじゃいました。 とにかくゴールするんだと走るんだけどコースがよくわかってないんで不安になるばかり。 『まだ?』って何回も聞いちゃったよ。 『あの角曲がったらもう少し!』『もう少ししたら見えるから』 暗くてグランドからの声は聞こえるんだけど全然見えない。 『もうすぐそこ!』『門が見えるよ』 『え~?どれ~?』 大きい門は閉まっていて横の通用口を通るんだけど、人だかりだしパニくっててわからない。 『右!門の右』『え~?』 あ~わかった!!スタッフが閉めようとしている鉄柵の扉だ!! 半分閉まりかかった扉の隙間をすり抜けるように飛び込んだら中も人だかり!! 『良かった~お帰り~』『おめでとう!!』とたくさんの手が祝福してくれ競技場のトラックへ送り出してくれました。 急に明るくなって今までと別世界… さっきまで併走してもらってたのが急に1人になって、 周りは大歓声でアナウンスも祝福の言葉を叫んでるんだけど 『あ~終わったぁ…』と心の中はその一言だけでいっぱいでした。 トラックをまわってゴール…花輪を頭に乗せられて、ふと見たら今さんが目の前に。 ゆうちゃんは自転車があったんで競技場の中に入ることが出来ず 今さんは鉄柵の門を半ば無理やりに通過してきたらしい。 祝福の握手と共にレース終了の花火が打ちあがりました。 『ありがとうございました』の言葉、言えたんだったかな? ゴールの嬉しさが急にこみ上げてきました。花火の振動なのか感動なのか訳わかりません。 ラン 6時間20分28秒 1268位 総合14時間02分09秒 1313位 鉄柵の門からグルッと周って中に入ってこられたゆうちゃんとも合流して バッグと自転車を受け取ってホテルへ。 テンションの上がったままの私はゆうちゃんの後ろに着いて自転車がしがしこいできてたんだけど 今さん『帰り道の自転車でちぎられた~』って 私よりも過酷なレース展開でゴールしてる上に余分な併走(しかもリュック背負ったまま)させてしまって… ホント、申し訳ない…。 晩御飯はコンビニで調達。私は内臓にきてしまったんでジュースとマンゴープリン。 シャワーを浴びて、レース前から楽しみにしていた【緊張から開放された状態で寝る】時間。 ウトウトしながら喜びに浸るはずが、即爆睡したようで 気付けば朝になっていました…ちょっと残念。 完走の代償 ≪スイム≫ ≪バイク≫ ≪ラン≫ ≪おつかれさまでした≫ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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