「マナ」のある暮らし~Harmony~

2007/10/19(金)16:10

千手観音

スピリチュアル(4)

観に行ってきました。感動しっぱなしでした。 中国障害者芸術団は、中国全土約6千万人の障害者の中から選ばれたアーティストたち、総勢約60名で構成されていて、友愛と調和を伝える『美と親善の使者』として世界各地40カ国以上の地を訪れ、夢と感動、そして希望を与え続けている。 大きな拍手をしたとしても、彼女たちには聴こえない。 しかし、誰もが“千手観音”の踊りに圧倒され拍手を送り続ける! 幾度にわたる苦労と努力により「千手観音」が誕生しました。 監督が長年練り上げた構想と手話コーチの的確な伝達、そして聴覚障害者が重ねた訓練の3つが融合して完成した作品は「天女の舞」、「仏の世界が目の前に見えているようだった」「人々の苦しみや悩みや辛さを解き放してくださる観音様 のように見えた」と、世界中の人々に感動を与えるまでになりました。 それは幻想世界とでも言うべきか、人間が演じているとは思えないほどに美しく、強く感じられます。耳が不自由な分、他の感覚が鋭く、感じる力が強い彼女たちは美しい芸術のみならず「夢を持ち、強く生きる力」を伝えてくれます。 耳が聴こえない耳が聴こえない… しかしなぜこれほど美しく、見事に舞うことができるのか? 呼吸、流れる空気、吹きかけられる息で前の人に手を動かすことを伝え、太鼓の音ではなく、振動を感じて踊ります。 聴覚障害を持った10代~30代、21名の男女が一糸乱れぬ手の動きで観音を舞います。非現実的な美しさと眩い黄金の観音が見るものを吸い込んでゆきますが、彼女たちは耳が聴こえないにも関わらず、音楽に合わせて見事に踊ります。 その他にも、たくさんの演目があり2時間余り感動しっぱなしでした。 フィナーレでは、出演者全員が舞台の前に並び観客と握手をするという場面がありました。 私も前まで行き、手を伸ばしました。 聴覚障害の方には、しっかりと大きな口をあけてシェーシェと伝え 視覚障害の方には、握手しながら聞こえやすいように言葉を発しました。 どの方も、とてもとてもピュアなエネルギーと透き通るような笑顔でした。 私は、ひとりひとりと握手しながら自然に涙があふれてきました。 こんな純粋なありがとうのエネルギーに触れれたことに感謝です。

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