テーマ:DVD映画鑑賞(13962)
カテゴリ:映画
先日、DVDを借りに行った時、もう1本何か借りようと探していると、懐かしい『天国にいちばん近い島』のDVDを見つけました!
『天国にいちばん近い島』は、『転校生』や『時をかける少女』などの大林宣彦監督の作品。 全編にやさしさがあふれている素敵な映画です。 1984年の作品で、原作の森村桂さんのエッセイからは20年の時が経っているということで、映画の内容は原作とは違います。原作の『天国にいちばん近い島』をモチーフに描かれている映画です。 原作の『天国にいちばん近い島』も読んだんですが、映画を見る前に読んだのか、見た後だったのか記憶が曖昧ではっきり覚えてない。どっちだったかな~? 映画は、主人公(原田知世さん)が、亡くなったお父さんが話してくれた「天国にいちばん近い島」を探しにニューカレドニアに訪れ、少女が成長していく物語ですが、その中で印象に残っていたのが、現地で知り合った中年男性のガイドが、太陽が沈みきった瞬間、水平線に緑の光が見えることがある、それを見た人は幸せになるという言い伝えがあると日没の丘に主人公を連れて行くシーン。 それから何年かして、フランス映画の「緑の光線」(1987年の作品) を見て、その映画がもタイトル通り、日没に見えることがあると言う緑の光線のことが描かれていて、その映画とも絡めてずっとそのシーンを覚えていたのかも知れません。 そして、ずっと心に残っていた台詞は、主人公の少女がどうしても会いにいかなければいけない人がいて、「どうしても行かなければならない・・・わがままでしょうか、私。」と言うと、乙羽信子さん演じる戦争未亡人女性が「わがままをいくら言っても言い過ぎるほど人生は長くはないわ」と言った台詞。 スクリーンで映画を見た時から、20年経っているのに、やっぱりこの言葉はズシンと胸にきました。 こんな風に、ず~と昔見た想いを確認しつつ見ていったのですが、今回この映画を見て思ったのは、当時は主人公目線でしか見ていなかった気がするんですが、いろいろな世代の登場人物のこともしっかり描かれているので、ただの青春映画ではなく、幾つになっても見られる映画だなということ。 でも、中年の男性と女性が「私は終わってしまった女(男)だから…」という台詞は、どうしても受け入れられなかった。受け入れたくない・・・なと。 そしてここで、またまたミーハーな私が登場するわけですが、それは日系三世の青年役の高柳良一さん! 当時、私はヨッちゃんと高柳良一さんのファンでした。 薬師丸ひろ子さんの主演映画「ねらわれた学園」の相手役募集で選ばれ、デビューした高柳良一さん。 デビュー当時から、役者のお仕事は大学卒業までと言われていたんですが、その言葉通り、大学卒業と共に引退されてしまいました。 この現実には流石に年月を感じたな~。
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最終更新日
2006.06.28 00:26:22
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