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突然慌ただしい一日となった。午後予定の唄の会に行くまでにもう1か所訪問の必要が生じたのである。秋の研修会場選定に伴い、候補であるG大のM先生と面談することに急になり、急ぎ向かった。そんな時に限ってメインロードが渋滞で動かない。ナビを駆使して横道を活用、何とか到着できた。
教室や会議室を見て回り、紹介してもらった担当者と協議、経費削減策として使用料減額の道を探るがなかなか厳しい。受講者は、主催者側がこんな苦労をしているとは思いもしないんだろうなぁ、と愚痴りながら次の目的地に向かった。 14時からは大学同窓会地域支部の活動としての唄の会。月一で、プロの先生から教わってこなしていく。目下の課題は椿姫の「乾杯の唄」をイタリア語で頑張ろうという試み。英語はまだしもそれ以外の言語では意味もさることながら発音そのものが難しい。どこまで続く泥濘ぞ状態で進んでいく。 今日は珍しい講釈が聴けた。民謡とされ、1番はよく知られている「お江戸日本橋」だが、日経編集者だった会員仲間のOさんが執念で調べ上げてくれた。甚だ教育上宜しくない内容で、決して民謡などではなく子供にも聴かせにくい卑猥な歌なのだそうだ。 これは日本橋京都間を行く年季明けの若衆の唄、上り(江戸から京都へ)唄と下り(京都から江戸へ)唄がそれぞれ18番まであるという。地名が刻まれている道中のご当地ソングである。だがそれは、超有名な1番はそれとして、2番以降は女郎衆がやけに登場する宿場ごとでの若衆のお愉しみ歌なのだという。 私は、今でも歌い継がれる「我は海の子」や「お山の杉の子」が、番が進むにつれて実は軍歌であるという事例を思い出した。都合のいい前段だけが名曲として戦後も歌い続けられている。何事も裏話は面白い。 帰途は今年92歳だが矍鑠とされているB先生をご自宅まで送りしてから帰宅した。平均年齢80歳超であろうこの集団は、実にユニークな方々の集まりである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 27, 2024 12:07:28 AM
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