防虫加工とは、
衣類などの繊維製品に虫がつくのを防ぐ加工をすることです。
衣類などの繊維製品を加害する主な昆虫は、ヒメカツオブシムシやヒメマルカツオブシムシ、イガ、コイガなどの幼虫です。
では、これら昆虫から繊維製品を守るための方法には一体どのようなものがあるのでしょうか?
・虫干し
天気のいい日に陰干しして風を通すことによって虫の害を防ぐ
・防虫剤
樟脳やパラジクロロベンゼン、ナフタリンなどの昇華性のある防虫剤を使用することで防ぐ
・防虫加工
繊維自体に虫がつきにくいよう、又、繊維を食べた虫を殺す性質を与えるために繊維を化学的
に処理することにより防ぐ
防虫加工に使用される薬剤は、毒性の強いものも多く、「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(家庭用品規制法)」によって下記の物質の繊維製品への含有量が規制されています。
【物質名】
・4,6‐ジクロル‐7‐(2,4,5‐トリクロルフェノキシ)‐2‐トリフルオルメチルベンズイミダゾール
(略称:DTTB)
・ヘキサクロルエポキシオクタヒドロエンドエキソジメタノナフタリン(別名:ディルドリン)
→ 詳しくは「家庭用品の規制基準 1」をご覧ください。