330847 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

シックライフ・シックハウス症候群・化学物質過敏症・アレルギーなどに関する事柄

シックライフ・シックハウス症候群・化学物質過敏症・アレルギーなどに関する事柄

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2010.11.17
XML

 壁紙には主素材以外に、様々な添加物が添加されています。


 では、一体どのような添加剤があるのでしょうか?


 ■ 可塑剤

  塩化ビニール壁紙の場合、塩化ビニール単体では硬くて柔軟性がありません。そこで分子量が
  小さい可塑剤を、分子量が大きな塩化ビニールに添加することにより、ベアリングのようなはた
  らきをして柔らかくしています。

  年数を経て硬くなってしまった壁紙などは、この可塑剤が揮発してなくなったためと考えられま
  す。
  又、よく塩化ビニールで覆ってある丸イスでは、いつのまにか覆ってあるカバーが端から破れま
  すが、これは可塑剤が蒸発してやせ細り、破れる端の部分は張力が一番かかるから破れると
  考えられます。

   ※ ビニルクロス以外の壁紙であれば可塑剤の問題はまずありません。

  【主な可塑剤】

   ・フタル酸ジ‐2‐エチルへキシル(DEHP)
   ・フタル酸ジイソノニル(DINP)
   ・フタル酸ジオクチル(DOP)
   ・フタル酸ジメチル(DMP)
   ・フタル酸ジエチル(DEP)
   ・フタル酸ブチルベンジル(BBP)
   ・リン酸トリクレジル(TCP)
   ・アジピン酸エステル類

    この中でも特に使用されているのが、DEHPとDINPですが、他の揮発性有機化合物と比較
    して沸点が高いので、放散量は少ないとは考えられます。


 ■ 抗カビ剤、防カビ剤

  カビの繁殖を抑えるために、農薬の殺菌剤や除草剤の成分がそのまま住宅内に使用されてい
  ることもあります。
  カビは壁表面の汚れや、裏面の糊料を餌として繁殖するので、表裏両面に防カビ剤が使用され
  ます。
  又、効果を持続させるために、数種類の薬剤を同時に使用することもよくあります。

  【主な抗カビ・防カビ剤】

   ・チアベンダゾール(TBZ)
   ・オルトフェニルフェノール(OPP)
   ・イソプロピルメチルフェノール(IPMP)


 ■ 安定剤

  これは、塩化ビニルが熱や光で分解(熱分解)されたり、変色してしまうのを防ぐはたらきを
  します。

  【主な安定剤】

   ・有機鉛系
   ・有機スズ系
   ・カドミウムなど金属系


 ■ 発泡剤

  これは、厚みと断熱性を持たせるために添加されます。

  【主な発泡剤】

   大きく2種類に分類されます。

   膨らし粉のように合成樹脂を膨張させる

    ・アゾジカルボンアミド(ADCA)
    ・4,4'‐オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)(OBSH)
    ・α,α,‐アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
    ・N,N'‐ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)

   高圧ガスでプラスチックを膨張させるもの

    ・低沸点炭化水素


 ■ 難燃剤

  【主な難燃剤】

   ・リン酸トリス(2-クロロエチル)(TCEP)
   ・リン酸トリブチル(TBP)


 ■ 着色剤

  【主な着色剤】

   ・酸化チタン


 このように主素材に様々な添加剤が添加され、壁紙という製品になります。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.08.06 19:38:25
[シックハウスなどに関すること] カテゴリの最新記事


PR

カレンダー

サイド自由欄

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.