|
カテゴリ:建築
昨日のロシアへ行ったり理由はアアルトの建築見学。
『ヴィープリの図書館』←主人に突っ込まれたので「ヴィ」に直しました。 に写真を撮りに行きました。 公園を抜け、はじめに見えてきたのは落書きだらけの建物。 「あれ、そうかなあ。」 「そうっぽいよね」 二人で話ながら進むと、かなりオンボロの建物。 でも 「間違い無いね。」「これだね」 はじめにあった入り口から中に入りました。 中に居た人は、ロシア語と手ぶりで「出て行け」と。 仕方が無いのでメインエントランスを探すと、 見学者は30ルーブル。と書いてあります。 ここはとっととお金を払って中に入るが勝ちです。 噂には聞いていましたが、まったく英語通じず・・・ でも、 無事潜入に成功し、撮影しました。 ものすごい、おんぼろなんです。 この図書館。 落書きはすごいし、塗装は剥げてるし、ガラスは曇ってたり割れてたり。 でも、それなのに品があるんです。 こういうときに、アアルトってすごいな。って思います。 メイン閲覧室、先日のKELAでの図書室の写真と見比べてみて下さい。 アングルは違いますが・・・ これがあの図書室の大きい版です。 見学も最終的には屋上と工事中のホールを見せてもらうために 館長さんを訪れました。すると 補修のためにお金を集めるのが大変なんだ。 ってぼやいていました。 (そのわりには、彼女の部屋はアアルト家具に囲まれたお金のかかった空間でした) ロシアがあまりにも手入れをしなくて、フィンランドがお金をだして補修工事をして奇麗になったんだ。 ってフィンランドで説明を受けていたので、補修してもコレか? って思いましたが、フィンランドだけではなく、各国のアアルト関係の財団がお金を出しているようで 今もなお、補修をしている最中だったみたいです。 そうそう、子供図書館を見ると どこの国でも子供は大切にされているみたいだな。って思います。 他の空間にはなかった癒し植物がふんだんに並べられていました。 日本人のお客様って、とっても珍しかったみたいです。 じーーーっとにらむばかりだった図書館の方々。 だんだん慣れてきたら、皆さん次々に 「日本の本がある。」 ってわたしのもとに持って来ました。 たぶん30冊はあったと思います。 もちろんロシア語に翻訳されたものでした。 もう多分二度と行く事は無いと思いますが、 慣れてしまえば、彼らも優しいおばちゃんたちです。 あれ? そう言えば、働いているのは皆女性でした。(今、気づいた!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月29日 02時44分29秒
[建築] カテゴリの最新記事
|