冬の思い出
吹雪の札幌でした 道路は吹き溜まりがたくさんあって いつ車が埋まるかとヒヤヒヤ2月の北海道 あなどれません・・・私の故郷は風の街なので風力発電のための風車がたくさんあるような所です雪が降るというよりは 今日のような吹雪のような日がけっこうあります吹き溜まりもあれば 建物の壁にも雪が張り付いてしまうほど とにかく寒いんです今では札幌でさえも寒いと感じてしまうけれど もっと寒かったと思います制服の中は当たり前のように ジャージはいてて もう格好なんて気にしてられない感じ小学校の体育の授業 スキーとスケートが当たり前みんなで近くの山まで スキーかついで歩いていったものです手もかじかんで(冷たくなりすぎてるって意味です)感覚が麻痺してるんじゃないかってくらいの寒さ よく行ったものだと今なら思うある日スキーの金具をはめなくちゃいけない時 手もかじかんで上手く金具が取り付けられない他のみんなはあっという間に先に進んでいってしまい遅れをとってた私は泣きながら 懸命にカチャカチャ・・・先生がやってきて金具を取り付けてくれたまでは良かったんだけどもうホントに泣きながらでした 先生の言った言葉が切なかった早くしなさいと言われたんです こっちだって必死だったんだよね周りのみんなは学校指定の歩くスキーだったもんだから 長靴にスキーはいてるようなものだった私のスキーは普通のものだったので やっぱりはき慣れないのと 金具が面倒だったんですよねまぁ今となってはそんなことは 大したことではないんだけどその頃は同じものじゃなかったことで 人に遅れをとってしまい 早くしろと言われ小さなことだけど子供の頃からしたら 悲しい思い出なのねおかげでスキーが他の子より早く滑れるようになったってことだけが 唯一の救い吹雪から随分話が飛躍してしまいましたね それもまた思い出 懐かしものです吹き溜まりの中ブーツのヒモを素手で縛りなおしていたら 思い出したんですあぁ~昔こうやってかじかんだ手で金具いじったっけなぁ~って・・・日々の生活の中で 色んなことを考える子供の頃のことって だんだん忘れてしまうというけれど ちょっとした瞬間に思い出して 懐かしくなる・・・