西南の役130年 ーインタネット時代の情報局ー
全83件 (83件中 1-50件目)
1 2 >
12月19日(日)、オークションにて講談社編『図説西郷隆盛-西南戦争百年-』(A4判、182ぺ-ジ、昭和52年3月15日、東京・講談社刊)を落札した。「日本の古本屋」サイトでは、1000円以上で取引されている。落札金額は、500円であった。 私自身、西南の役については大いに興味がある。これまで『西南の役文献目録』・『西南の役関係公文書所在目録』・『西南の役研究文献目録』などを刊行、現在も継続刊行している。また、ブログ「西南の役130年-インタネット情報局-」を開設している。しかし、更新を怠けている。 来年、文献目録などの改訂版刊行に向けて、再出発したいと考えている。そのキッカケが講談社編『図説西郷隆盛-西南戦争百年-』である。100年と、130年の違いを、改めて再認識した次第である。
2010.12.20
コメント(0)
新刊ではないが、西南の役に言及した著作として熊谷 直著『日本の軍隊ものしり物語』がある。273ぺージ、平成10年2月、東京・光人社刊、定価1600円。
2009.04.02
新刊ではないが、西南の役に言及した著作として大江志乃夫著『日本の参謀本部』<中公新書765>がある。230ぺージ、昭和60年5月、東京・中央公論社刊、定価699円。
平成21年1月、宮崎市の鉱脈社から飯干 憶著『西南戦争外史 ー太政官に反抗した西郷隆盛ー』が刊行された。<みやざき文庫59>で、173ぺージ、定価1470円。 内容は、下記の通りである。 第1章 幕末の雄藩・薩摩 第2章 反乱の序曲 第3章 西郷軍の決起と日向の動向 第4章 熊本地方での攻防戦 第5章 人吉から宮崎へ 第6章 日向地方での戦闘と敗走 第7章 西郷の自刃と戦の終焉 第8章 西南戦争の総轄
2009.03.15
平成20年10月末、西南戦争を記録する会(代表:高橋信武)から会報『西南戦争之記録』第4号が発刊されました。A4判、280ぺージ、定価2500円、送料はエクスパックを利用して一冊、500円。 問い合わせは、〒870ー0134、大分市猪野813ー3、高橋信武さんまで。参考までに、掲載された内容を紹介します。<>内は、執筆者の名前です。■塚本長民宛ての野村忍介(助)書簡<田中 茂>■熊本鎮台歩兵第十三聯隊第二大隊第二中隊、山田為蔵 従軍日記<菖蒲和弘>■宮崎県西布米良村天包山の戦跡<堀田孝博>■鎮台草・西郷草<堀田孝博>■戦闘緑ー九州地方出張中日記ー<坂井政治>■竹田戦闘前夜の真相<藤島純高>■朝地町中熊未の目撃伝承<高橋信武>■九州略図<坂井政治>■和田越・可愛岳周辺の踏査の目的<高橋信義>■来翰及探偵戦闘報告<足達計司>■和田越~無鹿山の戦跡<横澤 慈>■小梓峠~長尾山~長尾山北方の戦跡<横澤 慈>■可愛岳の踏査<横澤 慈>■大界谷川北側尾根の戦跡<高橋信義>■可愛岳西北尾根の戦跡<高橋信義>■可愛岳北側尾根の戦跡<高橋信義>■日の谷南側尾根の調査<高橋信義>■和田越の戦闘から可愛岳の戦闘までの経過<高橋信義>■西南戦争の木製鑑札<坂田幸之助>■騎西安戦遷史料の紹介<坂田幸之助>
2008.11.13
公文書ならびに墓碑銘などから、西南の役征討における明治政府・官軍側の編成を見てみる。まず新撰旅団:旅団長は東伏見嘉彰である。その支配下に入ったのは、仙台鎮台が中心であった。当初、十大隊を編成したが、そのうち五大隊は服務せず解散した。■近衛歩兵第二聯隊■歩兵第十二聯隊(仙台鎮台仙台営所)■歩兵第一大隊・歩兵第二大隊・歩兵第三大隊・歩兵第四大隊■砲隊■監査隊■狙撃隊■軽重隊
2008.11.03
コメント(3)
公文書ならびに墓碑銘などから、西南の役征討における明治政府・官軍側の編成を見てみる。まず第四旅団:旅団長は曽我佑準である。その支配下に入ったのは、東京・名古屋・大坂・広島鎮台が中心であった。■近衛歩兵第二聯隊■歩兵第六聯隊(名古屋鎮台名古屋営所)・歩兵第九聯隊(大坂鎮台大坂営所)・歩兵第十一聯隊(広島鎮台広島営所)・歩兵第十二聯隊(広島鎮台高松営所)■歩兵混成大隊■後備歩兵第一大隊■歩兵第一大隊■教導団工兵第一大隊
公文書ならびに墓碑銘などから、西南の役征討における明治政府・官軍側の編成を見てみる。まず第三旅団:旅団長は三浦梧楼である。その支配下に入ったのは、東京・名古屋・大坂・広島鎮台が中心であった。■近衛歩兵第二聯隊■歩兵第二聯隊(東京鎮台佐倉営所)・歩兵第三聯隊(東京鎮台新潟営所)歩兵第六聯隊(名古屋城十二聯隊(広島鎮台丸亀営所)■工兵砲兵第一大隊・預備砲兵第二大隊
2008.10.17
コメント(8)
公文書ならびに墓碑銘などから、西南の役征討における明治政府・官軍側の編成を見てみる。まず第二旅団:旅団長は三好重臣である。その支配下に入ったのは、近衛兵をはじめとして東京・名古屋・大坂・広島鎮台が中心であった。■近衛歩兵第一聯隊■歩兵第二聯隊(東京鎮台佐倉営所)・歩兵第六聯隊(名古屋城鎮台名古屋営所)・歩兵第八聯隊(大坂城鎮台大坂営所)・歩兵第九聯隊(大坂城鎮台大津営所)・歩兵第十一聯隊(広島城広島営所)■遊撃歩兵第七大隊■砲兵第四大隊(大坂城鎮台)■工兵第二大隊(大坂城鎮台)■教導団歩兵第一大隊
2008.10.16
公文書ならびに墓碑銘などから、西南の役征討における明治政府・官軍側の編成を見てみる。まず第一旅団:旅団長は野津鎮雄である。その支配下に入ったのは、近衛兵をはじめとして東京鎮台が中心であった。■近衛歩兵第一聯隊近衛砲兵第一大隊・近衛歩兵第二聯隊近衛工兵第一小隊■歩兵第一聯隊(東京鎮台東京営所)・歩兵第三聯隊(東京鎮台新潟営所)・歩兵第八聯隊(大坂城鎮台大坂営所)・歩兵第九聯隊(大坂城鎮台大津営所)・歩兵第十二聯隊(広島城鎮台丸亀営所)■遊撃歩兵第六大隊・遊撃歩兵第八大隊(東京鎮台と思われる)■騎兵第一大隊(東京鎮台)■預(予)備歩兵第一大隊(東京鎮台)■工兵第一大隊(東京鎮台)■軽重兵第一中隊(東京鎮台)
2008.10.14
コメント(2)
西南の役における、官軍兵士の病傷者治療に当たった海軍病院を公文書から検索すると、下記の通り。<長崎大浦外人居留地>長崎海軍仮病院
2008.10.09
コメント(1)
西南の役における、官軍兵士の病傷者治療に当たった陸軍病院を公文書から検索すると、下記の通り。<熊本>高瀬陸軍病院・南関陸軍病院・木葉陸軍病院<福岡>久留米陸軍病院・福岡陸軍病院<大坂>大坂臨時陸軍病院・大坂鎮台病院<長崎>長崎陸軍病院・長崎警視病院
長崎歴史再発見サイト「長崎微熱」は、平野恵子さんの製作によるホームぺージである。この中に「佐古招魂社」の項目があり、そこに埋葬された「台湾出兵・西南戦争戦病死者墓碑名データべース」を公開されている。現在は、その「祭礼者名簿」も作成中である。
2008.10.06
肥後藩士であり、西南の役時には「川尻鎮撫隊」の隊長となった上田休(兵衛)に関する文献については、インタネット上に<上田休(兵衛)に関する著作、研究論文、新聞掲載記事その他>と題して公開されている。公開されている方、著者は不明であるが、貴重な資料である。
現在、「西南の役戦没者名簿」を作成中である。そのこともあり、田原坂の激戦地のある植木町が発行している「西南の役に関する調査報告書」の入手方を、同町教育委員会に依頼していた。 発行後、かなりの年数が経ち、残部も無いなか、「西南の役に関する調査報告書」シリーズ第二次・第三次の分、二冊を寄贈頂いた。誠にありがたく感謝に絶えない。 簡単ながら、それを紹介すると●第一次調査は、植木町・植木町教育委員会編『西南の役 植木地区における官薩両軍壱戦没者名簿(戦闘地区没年月日順)』、210ぺージ、平成2年3月、熊本・植木町教育委員会刊。●第二次調査は、植木町・植木町教育委員会編『西南の役戦没者名簿』、148ぺージ、平成2年3月、熊本・植木町教育委員会刊。●第三次調査は、植木町・植木町教育委員会編『西南の役 植木地区における官薩両軍壱戦死者名簿(含、植木地区における住民・住居等の被害状況、官軍墓地・薩軍墓地墓碑銘)』、206ぺージ、平成2年10月、熊本・植木町教育委員会刊。 注意:熊本出版文化会館編の同書名のものがある。これは明らかに、上記、調査報告書のことである。おそらく、「製作・熊本出版文化会館」から誤り、記されたものだろう。
現在、薩軍を援助した「党薩諸隊」の存在は良く知られています。しかし、一方の官軍を援助した有志隊の存在は余り知られていません。西南の役を取り上げた書籍・雑誌ですら、ほとんど言及していません。誠に残念なことです。 有志隊については、まず治安関係では、熊本県の阿蘇南郷谷有志隊・熊本有志隊、大分県の臼杵勤王隊などがあります。また、医療関係では旧細川繁医師団・山口県厚狭郡の厚狭郡医師団があります。まだ、このほか未確認ですが7つほどあります。 今後、この方面の調査・研究も急がれます。
2008.09.29
現在、西南の役における官軍・薩軍・軍夫・受難者の戦没者名簿を作成中。そして、出身地・所属隊名・党薩諸隊名・埋葬地・出典などを注記したい。名簿は・検索を容易にするためソフト「エクセル」を使用している。そのため、一項目に入力する情報量が限られている。色々と問題点もあるが、全ての人名を網羅したい。 調査に当たっては、これまで未調査であった公文書をはじめ、官軍・薩軍墓地の墓碑銘、招魂碑、各県招魂神社の祭祀名簿を手掛かりにしたい。 (注意)西南の役戦没者名簿としては、現在、13冊ほどが知られています。中でも、代表的な戦没者名簿としては、下記の2冊があります。●昭和十年(一九三五)、靖国神社社務所が編纂発行した『靖国神社忠魂史』全五巻があります。第一巻第三篇「佐賀・熊本・秋月・萩の乱」および第四篇「西南の役」が所収されています。平成二年の青潮社復刻版『靖国神社忠魂史西南の役』では、新たに(1) 参考資料(官薩両軍戦力一覧表/官職別戦没者数/府県別戦没者数)(2)官軍墓地一覧(3)戦没者名総索引の三点を作成して、収載しています。●平成二年、植木町から『西南の役戦没者名簿』」が発行されました。この名簿には、官軍四,四五四人、薩軍一,一三四人、計五,五八八人、さらに地元の殉難者二九人を追記して、五十音順で、官軍は県別に、薩軍は郷ごとにまとめてあります。しかしながら、名前の重複や欠落もあり、完全ものとはいえません。
2008.09.25
現在、『鹿児島県史料 西南戦争』第ニ巻・第四巻に所収された懲役人、いわゆる国事犯の人名索引を作成している。そして、出身地・所属隊名・党薩諸隊名・出典を注記している。 索引は・検索を容易にするためソフト「エクセル」を使用したため、一項目に入力する情報量が限られている。問題点も多いが、全ての懲役人・国事犯の人名を網羅したい。一応、来年春に初版を刊行する予定でいる。
2008.09.22
●伊藤桂一著『兵隊たちの陸軍史』(新潮文庫)、A6判、425ぺージ、平成20年8月、東京・新潮社刊、定価600円 内容は、兵隊の誕生―軍隊はいかに組織されたか(軍隊のはじまり;軍隊の成り立ち)兵営生活の実態―入隊から除隊まで(初年兵の生活;内務生活のさまざま;二年兵としての生活)兵隊の戦史―兵隊はいかに戦ってきたか(台湾の生蕃討伐;西南の役;日清戦争;台湾征討;北清事変;日露戦争;シベリア出兵;満洲事変;ノモンハン事件)、大東亜戦争下の戦場生活―極限の場における兵隊の姿(駐屯業務;戦闘行動の実態)について言及している。
平成20年7月19日~9月15日までの会期で、鳥取市歴史博物館で特別展「鳥取士族の西南戦争-ラスト・サムライの決断-」が開催され、展覧会図録も販売されています。定価800円、送料210円。購入方法は、直接博物館に問い合わせ下さい。 特別展では、今まであまり注目されなかった、動乱期の日本における鳥取士族の動向を探り、彼らがなぜ政府軍に従軍したのか、その真意に迫る渾身の一冊!! 図録の内容・目次は下記の通りです。ごあいさつ序 章 因州藩の幕末第1章 「士族」として生きる 新政府の樹立 士族の解体第2章 西南戦争と従軍した鳥取士族 (1)西南戦争とその前後 1、征韓論と台湾出兵 2、西南戦争 3、残る不平 (2)鳥取士族の従軍者・戦死者 1、大石祝甫の従軍 2、臼井貞の従軍 3、戦死者を祀る第3章 西南戦争と鳥取士族の動向 (1)各地で起こる士族の反乱と鳥取 (2)「共立学舎(共立舎)」とその士族 1、共立学舎の設立 2、今井鉄太郎と共立学舎 3、鳥取士族の動向 4、鳥取士族への募兵第4章 (1)殖産興業と士族授産 1、養蚕業 2、開拓移住 (2)鳥取県再置運動史料翻刻 大石祝甫『戦闘中日誌』翻刻 臼井 貞『戦況報告』翻刻年表資料一覧主要参考文献協力機関・協力者
2008.09.21
大木 茂著『幕末と明治維新-宇都宮藩・茂木藩から見た奥州戊辰戦争-』 下野を舞台に繰り広げられた戊辰戦争の全貌を明らかにする4000点を超える写真、図版、史料を収録した長年の研究成果。大木 茂著「幕末と明治維新-宇都宮藩・茂木藩から見た奥州戊辰戦争-」、A5判、1440ぺージ、平成20年4月、随想舎刊、定価5,000円。 第3章・明治政府への建白書及び西南の役の中で、「西南の役と西郷隆盛」の節がある。
2008.09.20
平成20年9月1日付けで、菖蒲和弘編『西南の役関係法令索引-布告・布達・達・その他-』改訂第9版(A4判、28ぺージ、私家版、非売品)を刊行しました。 これは、国立国会図書館調査及び立法考査局が作成した『日本法令索引【明治前期編】データべ-スの中から、西南の役関係法令「布告・布達・達・その他」を検索、編年月日順に編集したものです。 記載は、法令名・法令の種類・法令番号・出典資料・発令年月日・発令主体などからなる。一応、これらの索引から、月日を追って、明治政府の対応を伺い知ることが出来ます。詳細内容・法令沿革については、直接、『日本法令索引【明治前期編】データべ-スを検索して下さい。 これで、(1)『西南の役関係文献目録-調査研究の歩みとその成果-』、(2)『西南の役研究文献目録-日本国内発行雑誌記事索引-』、(3)『西南の役関係公文書目録-全国公文書所在確認調査報告書-』に加えて、目録索引4部作となります。
平成20年9月1日付けで、菖蒲和弘編『西南の役研究文献目録ー国内発行雑誌記事索引<明治10年~平成20年8月>ー』改訂第47版を刊行しました。 A3判、30ぺージ、私家版、非売品。明治10年~平成20年8月31日までの雑誌記事1550点余りを採録しています。既刊は、熊本県立図書館で閲覧できます
平成20年9月1日付けで、菖蒲和弘編『西南の役関係文献目録ー調査研究の歩みとその成果<明治10年~平成20年8月>ー』改訂第80版を刊行しました。A4判、82ぺージ、私家版、非売品。 採録した文献量も増加し、その文献を70分類している。紹介すれば、次の通り。所蔵目録・公文書類・私文書類・法令・年報・報告書・日記日誌・調書・口供書・電報電文・郵便・探偵・探索書・見聞録・覚書・回顧談・談・秘録・逸話・伝説・伝記・錦絵・絵入絵本・スケッチ・地図図面・写真・錦絵新聞・新聞・実録・評論雑誌・記念碑・顕彰碑・招魂社・書簡・官軍墓地・薩軍墓地・名簿・官軍・近衛兵・鎮台・北海道開拓使屯田兵・警視隊・各県警察・薩軍・党薩諸隊・装備・軍属軍夫・裁判所・国事犯・雇外国人・病院・救恤・九州の各県令・他県との関わり・史料集・史料・編纂物・研究書・紀行・小説・漫画・展覧会図録・ポスター・チラシ・映画・テレビドラマ・映像・軍歌・民謡・参考文献目録・県市町村史誌・研究団体・雑誌特集・雑誌記事索引・シンポジュム・フォラム・演劇・会報・漢詩・詩文・科学研究費補助金採択課題・大学その他研究助成選択課題 平成15年9月1日の初版から、今年20年9月で5年目を迎えます。目下、『西南の役文献目録』のタイトルで印刷に付す予定でいます。なお、既刊の文献目録は、熊本県立図書館で閲覧できます。
平成20年9月1日付けで、菖蒲和弘編『西南の役関係公文書目録-全国公文書所在確認調査報告書-』第59集を刊行しました。巻末に、公文書の復刻・刊行状況について一文があります。 A4判、60ぺージ、非売品。平成16年8月1日の第1集から、今年で4年目、第59集を迎えます。ほぼ、全国的に網羅しえたと考えています。第60集は、私文書・日記について言及してみたいと思います。
熊本県植木町の郷土史家、勇 知之著『自由民権植木学校と西南戦争熊本協同隊の若者たち』が刊行された。271ぺージ、平成20年6月、七草社刊、定価1500円。最新の研究成果が収められている。
波村雪穂著『会津藩士奥義2 甦る栄光』、335ぺージ、平成13年5月、東京・彩図社刊 会津藩士奥義・シリーズ第二弾。北海道屯田兵の創設と明治十年西南の役出征、その後を描いている。読み応えのある歴史小説、しかし、当時の公文書・歴史資料を紐解いた歴史書である。現在、版元品切れ、絶版中である。 ブログ管理人は、50冊所蔵している。希望者の方には実費でお分けします。コメント欄でお知らせ下さい。
2008.09.15
平成20年2月、鹿児島県歴史資料センター黎明館より『鹿児島県史料 西南戦争第4巻』が刊行された。貴重な史料集である。577ぺージ、平成20年2月、鹿児島県・鹿児島県歴史資料センター黎明館刊、販売委託先は東京・厳南堂書店、鹿児島・春苑堂書店のみ。定価6510円。一般書店からも注文できる。 内容は、東京府の市ケ谷監獄所に収監された480名412通の「西南之役懲役人筆記」のうち、406通を所収している。懲役人の出身地は、旧薩摩藩の鹿児島県のほか、福岡県・大分県・熊本県である。巻末には、懲役人の人名索引が付いている。 この西南戦争シリーズは、第1巻~4巻が刊行されている。既刊で残部があるのが第2巻、定価は4935円である。
2008.09.10
新刊ではないが、平成20年4月に復刻された。●萩原延壽著『遠い崖-アーネスト・サトウ日記抄-<西南戦争>』、392ぺージ、平成20年4月、 東京・朝日新聞出版刊
●松原 真著「反新聞紙悪徳論 ー仮名垣魯文達からみた西南戦争ー」 1~13p 『阪神近代文学研究』第9号、2008、06、大坂・阪神近代文学会館刊
2008.09.08
鈴木 喬監修、富田紘一著『西南戦争古写真アルバム』、24ページ、平成19年9月、熊本・熊本城顕彰会刊、定価500円。 内容は、「西南戦争略史」・「写された西南戦争」からなる。写真17枚は、熊本城顕彰会所蔵のもの。以前、同会機関紙『熊本城』に「熊本古写真物語」として連載、紹介されたことがある。本書未収録について、『熊本城』を参照されたい。
NHK知るほ楽しむ2,000年8月~9月放送分で、小松和彦氏の「この人この世界ー神になった日本人ー」のテキスト本。B5判、150ぺージ、平成20年8月1日発行、東京・日本放送出版協会刊。 第7回分から、「思想と敬愛の「記憶装置」-西郷隆盛ー」、114~129ぺージに所収されている。巻末には参考文献も付されている。定価は650円。
●猪飼隆明著「西南戦争を写す」33~35p 『本郷』第75号所収、2008、05、東京・吉川弘文館刊
2008.09.04
ブログが書き込みできなくなって一年余り。ようやく再開できるメドがたちました。その間、色々なイベント行事や出版情報もありました。しかし、残念なことに紹介することができませんでした。改めて紹介するにも、時間が経ちすぎています。必要なものは、機会を見て紹介していくつもりでいます。
2008.07.24
9月24日は、西南の役終結の日。そして、「西南の役130年」である。また、鹿児島県の方たちにとっては、「西郷隆盛生誕180年・没後130年」に当たる。 そのようなことで、9月24日を一区切りに菖蒲和弘編『西南の役研究文献目録ー国内発行雑誌記事索引ー』第37版を刊行した。A3横判、26ぺージ、非売品。所収内容は、書籍所収または雑誌掲載の「西南の役」関係記事を採録している。9月24日現在、約1300件である。 熊本県については、ほぼ網羅している。鹿児島・宮崎・大分県については、現在も精査中である。
2007.09.27
これまで、菖蒲和弘が手作り文献情報誌として、刊行してきた『西南の役ー調査研究の歩みとその成果ー』。隔月刊であったにも関わらず、情報量が徐々に少なく、ぺージも8~10ぺージそこそこになってきました。 また、インタネット時代とともに、サブタイトルの「文献情報誌」にやや不似合いの形となりました。そこで、9月24日付けをもちまして、ブログ名と同じ、『西南の役130年』に改題、再出発することいたしました。 なお、『西南の役ー調査研究の歩みとその成果ー』の既刊分、2005年6月1日の創刊号~2007年8月1日の第20号までを、合冊(A4判、202ぺージ)、限定20冊作成しました。所収内容は、総目次をはじめブログと同文のものが含まれています。しかし、文献情報が主となっています。 なお、合冊本15冊は、研究者と研究機関に限り、寄贈させていただきました。公共図書館などには既刊号が保存されておりますので、寄贈しておりません。非売品扱いです。
群馬県高崎市在住の一倉喜好さんが、このほど地元の岩鼻己沢檻について調査成果をまとめた。書名は『西南戦争の国事犯懲役人-岩鼻己沢檻における-』、235ぺージ、平成19年6月、岩鼻町・自費出版である。限定版で定価は不明。 なお、この本はの副題がある。
2007.09.23
鹿児島市の西郷南洲顕彰館で、゛2007年、西郷生誕180年゛を記念して、7月21日~9月30日まで「錦絵で見る西南戦争展」、9月21日~9月30日まで「西南戦争諸将の遺墨と刀剣展」が開催中である。詳しくは、西郷南洲顕彰館のホームぺージをご覧いただきたい。
2007.09.19
平成19年2月22日、菊池市七城町公民館にて、西南の役130年「菊池源吾(西郷隆盛)を語るシンポジュームin菊池」が開催された。堤 克彦さんの基調提案のあと、7人によるパネルディスカッションが行われた。
2007.09.15
西南の役に関する実録もの、を手掛けた戯作家・仮名垣魯文の作品や関係資料約150点を集めた特別展「仮名垣魯文百覧会」が、平成19年11月2日まで。東京・国文学研究資料館で開催されている。 詳しくは、同資料館のホームぺージをご覧なって下さい。
熊本近代文学館で特別展「神風連の乱・西南戦争と文学」が開催されている。会期は、平成19年7月20日~9月19日まで。内容は、西南の役130年にあたり、多くの作家が文学に画いた世界を紹介しています。 なお、8月26日には、熊本県立図書館3階大研修室にて勇知之「西南戦争と文学」の特別講演会が開催されました。
7月5日、Goldshitさんから情報提供頂いた件につき、確認とれました。宮崎県・西都原考古博物館の9月常設展示「西南戦争を考える -地域から見た戦争」が開催中です。会期は平成19年9月7日(金)~9月30(日)まで。 西都原考古博物館のホームぺージを見ても、展示内容など詳しいことは分かりません。興味がある方は、ご覧になって下さい。
2007.09.12
鹿児島県立図書館1階玄関ホールにて、第3回貴重資料展「西南戦争130年」が開催されています。会期は平成19年8月1日~9月29日まで。現在まで6回の展示替えがあっています。 今回の展示は、当時の錦絵や関連する資料(年表・地図など)を紹介し、九州各地へと広がった戦いの様子を伝えています。見ごたえのある内容です。
2007.09.04
9月1日付けで、菖蒲和弘編『西南の役研究文献目録ー国内発行雑誌記事索引ー』改訂第36版が刊行された。A3判、25ぺージ、非売品。明治10年~平成19年8月までを採録。熊本県立図書館で閲覧できます。
2007.09.02
9月1日付けで、菖蒲和弘編『西南の役関係公文書目録ー全国公文書所在確認調査報告書ー』改訂第55版が刊行された。A4判、50ぺージ、非売品。ほぼ、網羅しえたと考えている。熊本県立図書館で閲覧できます。
9月1日付けで、菖蒲和弘編『西南の役関係文献目録ー調査研究の歩みとその成果<明治10年~平成19年8月>ー』改訂第69版が刊行された。A4判、75ぺージ、非売品。一応、今年末で改訂作業を休止。来年3月から、『西南の役文献年報』として、再スタートする予定です。文献目録は、熊本県立図書館で閲覧できます。
平成19年8月29日付け『日刊人吉新聞』によると、9月人吉市定例議会に「西南の役130周年記念講演及び特別展開催に要する経費67万4000円」を計上したことが明らかになった。しかし、その内容については、今のところ不明である。
日常、インタネットと使って情報を検索することが多い。そのような中で、利用する検索サイトといえば「Google」・「Yahoo!BB」・「NSN」の三社だ。しかし、、検索された情報量には大きな違いがある。例えば、2月9日付けで「菖蒲和弘」で検索したとしょう。多い順から言うと、NSNの284件、Googleの108件、Yahoo!BBの74件だ。 NSNは、検索する以外の関連情報までが表示される。それだけに、必要とする情報を更に検索するのも大変なのだ。Googleは、以外と検索情報が多いのには驚かされた。Yahoo!BBは、やや期待はずれ、といったところだろう。 まぁ、そんなことで、現在「西南の役」関係のホームぺージ・ブローグを検索、整理しているところだ。これまた、大変なのである。
2007.02.09
静岡県立美術館の広報誌『アマリリス』第83号(2006年秋発行)に、当館主任学芸員の堀切正人さんが研究ノートとして「「森鴎外と美術」展・補記ー「多様性」についてー」書いておられる。 その中で、五姓田芳柳の2冊の画帖について言及している。1冊目は『明治九年神風党暴動時刀創図』(描画58枚)。2冊目は『明治十年西南役外科図』(描画70枚)。2冊とも、当時、大阪陸軍臨時病院長だった石黒忠悳が描かせたものである。 医療史または軍事史にとっても、貴重な資料ということだ。詳しい内容については、静岡県立美術館のホームぺージで読むことができる。
2007.02.08
熊本県・玉名市立歴史博物館こころピアの企画展「錦絵に見る西南戦争」(会期は、平成19年1月14日から3月25日まで)の関連事業として、講演会「玉名地区における西南戦争裏話」が開催されます。■開催日 平成19年2月25日(日)、午後1時30分から■会場 玉名市立歴史博物館こころピア、レクチャーホール■演題 「玉名地区における西南戦争裏話」■講師 坂田幸之助(郷土史家) ■参加費 無料 また、同日「伝えられた官軍の太鼓を聞こう」も開催されます。これは、高瀬消防団には幕末に外国の影響を受けたと思われる゛官軍の太鼓゛と゛叩くリズム゛が伝えられています。戦場に流れた太鼓の響きを聴き、往時を偲びます。 3月4日(日)には、「歴史の道・菊池川河畔を歩こう~西南の役めぐり~」が開催されます。現在、その参加者を募集しています。見学場所は稲佐の乃木少佐奮戦の地・高月官軍墓地・吉次峠など。参加費100円。集合場所は熊本県玉東町役場を予定。2月28日(水)までに申し込んで下さい。詳しい、お問い合わせは、玉名市立歴史博物館こころピア 電話0963ー74ー3989まで。