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tarokunn9196
最近始めた中国語に夢中!でも、やっぱりネコに夢中!。
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今日は中国の「プロジェクトX」版とも思える映画
「CEO 最高経営責任者」の紹介をしようと思います。
![CEO 最高経営責任者 ◆20%OFF!](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/guruguru2/cabinet/u/uld-268.jpg?_ex=128x128)
1985年 147万元の負債を抱え破産寸前の青島冷蔵庫工場の
工場長に就任したリン・ミンはわずか17年で
世界165カ国に進出し売上げ高806億元(1兆1280億円)
にものぼる国際企業にまで発展させた話。
中国の学生が就職したい企業ナンバー1にあげられている中国総合家電企業
「ハイアール」が実名で出てくる。
そして主人公であるリン・ミンのモデルでもあるチャン・ルエミンは
「世界でもっとも尊敬される企業家30人」の一人に選ばれ
彼の経営方法は米ハーバード大学の「経営学修士号」の授業の教材に使われるほどの評価を受けている。
2000年に「最高経営責任者」に就任後も
毎日タイムカードを押し社員食堂で昼食をとるというのも
彼の人柄が解るというもの
映画の為に来日した記者会見でも監督が語っていたように
映画としては、愛人の秘書がいたり、同僚との確執などの
盛り上がりが無い。
事実「ハイアール」には「無い」のだからしかたがない。
そこでドキュメンタリー風に撮った
と言っていた。またその記者会見で日本の記者から
映画に「ハイアール」の名前を実名で出すことでの宣伝効果を
考えていたのですかという質問に
実力と実績がなければ映画に出たくらいでは「企業名」は広まらない
と、答えている口調が静かな中に強さが感じられた。
一見するとどこにそのバイタリティーが潜んでいるのか判りにくいが
映画の中のセリフに
「心の中に血が流れた・・・」
生産ラインの買い付けにドイツに赴いた際に
相手のドイツの会社から「中国がドイツに追いつくのには50年かかる」
と言われた時のこと
実際わずか17年でそのドイツの会社の同じ人間に
その時のことを謝らせたのだから
おとなしいだけの人物ではないことはいえると思う
映画の冒頭に従業員の意識改革に努めるあまりリン・ミンの取った行動が
実話にもとづく物なのかとの質問には
監督が答えていた。「事実を再現するために76台の冷蔵庫を用意した。」と
ネタバレになるのでその76台の冷蔵庫をどうしたかは
ここでは言えませんが
工場長として就任したばかりのころは工場にはまともな窓枠はひとつもなかった
従業員が家に持って帰り燃やしていたという
そこでふたつのことを守らすことから始めなければならなかった
1.工場内で大小便をしない
2.工場の物は持ち帰らない
そんな次元のことから意識を変えていかなければならなかったのだから
苦労は並大抵のものではなかったと推し量られる
それを聞いて76台の冷蔵庫のエピソードも納得できた。
やたらと出てくるスローガンや垂れ幕を見ると中国の映画らしいが
日本の作家「村上春樹」詩の引用をしたり
ホンダやトヨタを例に挙げたりと
話が身近に感じられ
演説のシーンなどは結構中国語の勉強にもなると思いますよ
主役がだんだん素敵な人物に見えてきたのは私だけでしょうか
見終わってからのジワーと良さが解る映画かもしれません。
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| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | 蓮4044 | | | |
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