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2018.05.08
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カテゴリ:その他
連休中に篠田節子の「沈黙の画布」という小説を読み、その中で気鋭のエッセイストが本書に出てくる無名の地方画家の絵を見て綴った記事にえらく感動してしまいました。そのまま引用させていただきます。
なんて寂しく厳しい冬景色、けれど見つめていると、そのみぞれに濡れてぬかるんだ道を行き交う人々の足音が、聞こえてくる。うっすらと明るんでいる平野の向こうに希望の光が見える。それがそのまま宮嶋哲朗とともにこの地に生きた人々のぬくもりに感じられた。健康にもお金にも恵まれず、名声も得ることなく亡くなった宮嶋哲朗が見つめ続けた光のよう。『夜道』の田園風景の中に蛍のように灯る家々の光に、私の胸は懐かしさと切なさで一杯になった。どれもこれも暗い色調の、激しい筆遣いの絵だというのに、その奥に流れているのは、画家の暖かい眼差し、人々とこの町に注いだ熱い視線。日本にこんなすばらしい画家がいたなんて、それもつい十年前まで、この町に生きていたなんて。知らないで今まで生きてきたことがとても残念に思えた。
心から感動した絵画をどう表現するかという事態に、こんな風に表現できたらと思わせられた素晴らしい一文だと思います。この小説そのものの発端となる重要な一場面ですが、ここだけ読んでもかなり圧倒された感がありました。
篠田節子は結構好きな作家で、いい意味で期待を裏切る作品を出しているのが、読み手にとっての楽しみといえま。この小説そのものがあり得ない展開を提示してくれて、読者は先へ先へと引き込まれていってしまいます。
絵画鑑賞は誰もができることながら、その価値を高めていくことには多くのファクターが必要でそこには大いに人為的なものが介在しているのが、現実なのだということを、認識させられた作品でした。






Last updated  2018.05.08 15:44:21
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