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カテゴリ:テレビの話
10月の第2日曜日、chueiは2週間ぶりに汽車に乗った。
今回の行き先は忠清道の大田(テジョン)だ。 前回のソウルまでは3時間かかった汽車の旅も、大田までだと1時間。とても近く感じる。 今回も、初めて会う2人のネットチング(これがまた、2人とも超美人なのよ~~)と無事に落ち合い、まずは腹ごしらえにカルビタンを求め、さまよう3人。 カルビタンを食べよう、とあらかじめ話はしていたものの、chueiは大田はまったくの初めてなので、店がなかなか見つからず。 ようやく見つかって入ったお店で出てきたカルビタンはこちら。(同行Y氏撮) あっつあつよん。カクトゥギは酔いそうなくらい古漬かり。 トラジ(桔梗の根)や銀杏なんかが入ってて、韓方風味とでも言おうか。 忠清道のカルビタンを食し、やはり料理は全羅道よね、と変に納得してしまう味だった。決してマシオプタと言っている訳ではないのだか。 韓国の焼肉屋によく置いてあるセルフのマーブルアイスがあったけどパスし、これまたセルフのコーヒーをいただいて、いざ、兄しゃんの軌跡を追うテジョン探検へ出発! タクシーを時間制(10000ウォン/h)で借り切って、まずは兄しゃんが教育実習を行ったという東山高校へ。 行ってみて初めてわかったこと。 ここは中学高校が一緒だった。 校舎が2棟あったので、どちらかが高校なんだろう。 そして体育館の中を覗いてみた。 卓球台が敷き詰められていて、中では休憩中の小学生が。あれ?中学高校じゃなかったの? 同行W氏の話によれば、なんでもここは卓球がさかんとか。 運動場にはバスケのコートが。 コートは土じゃなくてカラフルなコンクリートだった。 親子が中睦まじく自転車乗りをしていた(笑)。 パッと見 恐そうなタクシーキサアジョシ(推定年齢60歳)を待たせてるので、なんとなく足早になる3人。 さてお次は本命大清ダム。 そう、スルプンヨンガのチュニョンとヘインの、思い出のアジト撮影地だ。 ところで私たちの知っているアジト情報といえば、 ○入り口にブドウ畑がある ○小学校のすぐ近く ○あまり知られていない所 ○近くにカフェが1軒 ○アジトがアップの写真1枚 とこれだけだった。 この5つだけで無事にアジトを発見できるのか? 事前調査のないままアジトへ出発~~ たのみは推定年齢60歳のタクシーアジョシだけよん。 大田エキスポを横目に見ながらバイパスを通り、いよいよ山道へ。 たくさんの家族連れや恋人たちがレジャーシートを持参で遊びに来ている。 途中、タクシーキサアジョシは恐い顔に似合わずいろんなことを聞いてくる。 ちなみに、韓国のタクシーアジョシは、おしゃべりかそうじゃないかの2つにひとつ、という気がする。 私が全羅道から来たと言ったら、 「けっ、全羅道かよ。しょうもない奴らが住むところだ。アメリカ人だって全羅道人を嫌うさ。何で全羅道なんかに住んでるんだい?」 「全羅道の奴らは詐欺師が多いんだ」 と、全羅道のことをけちょんけちょんにしてくれる。 全羅道は慶尚道と仲が悪いのかと思ったら、忠清道とも仲が悪いのか、、、、? 新たな疑問。 慶尚道に行ったら全羅道のけなされ方は、きっとこんなモンじゃないだろうな。 そうそう、このキサアジョシ、タクシーを拾うときに「ドラマの撮影に使われた場所に行きたい」と言ったら、さも知っているかのような態度だった。 しかもこの春、日本人を乗せて大清ダムを観光でまわったらしい。 だからきっとアジト跡地はご存知のはず。そう信じきっていた私たち3人。 でもいざ行ってみると、その場所がわからない様子で何度も同じ道を行ったり来たりしている。 それにテレビドラマだと何度も言っているのに、映画だと勝手に思い込んでいる。 クォンサンウは知っていても、「MBC スルプンヨンガ」はいまいちわかっていないご様子。 「この辺(上流)は撮影規制されてる区域だから、別のところだ」と説明してくれるものの、途中、行き交う村人に聞いても、撮影地自体、もともとあまり知られてなかった場所だったうえ、明けても暮れても農業を営むハラボジたちにはちょっと無理な質問だった。 お昼のカルビタンと濃い目のコーヒーのせいか、山道のくねくね道にちょっと参ってきたchuei。 同行の2人はまだ元気な様子。ほっ。 キサアジョシは挙句の果てには、 「ちゃんと何市何町何丁目何番地と番地まではっきり調べてから来い!」と言いはじめる。 大田市内から通常20分ほどの距離の大清ダムだが、1時間経ってもアジト跡地が見つからないため、キサアジョシも相当苛立ってきた様子で、もう市内に引き返すような勢いだ。 そうこうしているうちに、辺りはアジト跡地を匂わす風景に。。。。 匂うぞ匂うぞ。。。。 あああああっっっっ!! このススキ! この赤土! こんな感じっ こんな感じっ! ぶ、ブドウ畑が~~~~!! とうとう発見しました、アジト入り口!! 喜ぶ日本人3人。 もっと喜ぶキサアジョシ! 「じゃあ、行って来ます」と3人はさっそくタクシーから降りて、ぬかるみを避けるべくズボンの裾をめくり、ブドウ畑をくぐってアジト跡地へ。 足早になる日本人3人。 途中道を間違え、民家に突入(笑)。 車道から湖のほとりまではかなり距離があるのだ(徒歩15分くらい)。 気を取り直してもと来た道に戻るとキサアジョシが。 キサアジョシもアジト跡地見学へ合流(爆)。 「前はこの辺まで水が来ていたんだ。だいぶ水が引いてしまったな。」とキサアジョシ。 おいおい、キサアジョシ、ここ初めてじゃなかったのかよ~~~~??? アジトそのものはもう解体されてしまい、現在はこんな姿に。 それと、ドラマの撮影は真冬だったため、ススキ以外の草はあまり生えていなかったのだと思うが、今は夏が過ぎたばかりなので、草ボーボーだった。 撮影当時 現在 松から徒歩50歩、をしてみたかったのだが、、、草ボーボーで普通に歩くのも困難な状態だった。 っちっ。 でも、どう考えても「50歩」ではなさそうだった(笑)。 それからこの松の木、現在はない。 なんでも撮影用に植えられたものだそうだ。 私たちがドラマの残骸を模索したり記念撮影している頃、キサアジョシはしゃがみこんで何かしている。 キサアジョシが大事そうに包んでいたそれは、霊芝だった。 どうやらこのキサアジョシ、キノコ類には詳しいらしい。 毒キノコの見分け方をよくご存知のようだった(笑)。 韓国では、特に体の弱い人や年寄りなんかは、健康のために季節ごとに漢方薬を飲む風習がある。 霊芝も漢方薬の薬剤になるので、市場なんかでも高価な値段で売られている。 そういえば先日行ったのヒョンビン誕生パーティーのとき、赤い大きな箱に入った霊芝をプレゼントされたヒョンビンが、「うわぁ、高そうですね。コマウォヨ。んん、ハラボジみたいですね。」と言って大うけしていた(爆)。 アジトに行かずそのまま帰んなくて良かったでしょ、キサアジョシ。 その日は広大な大清ダムをほぼ半周したようだった。 帰りはアジト跡地から大田市内までやはり20分程度(爆)。 次回は迷わず行けそうだ! チングドゥル、ット マンナヨ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月21日 01時23分46秒
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