怒りのスイッチをオフに出来た話〜夫編〜
夫と結婚し、家族で笑って楽しく幸せに生きていきたい。そう思っていたはずなのに、、、。いつしか日々のストレスや自分のわがままにより夫に対してイライラすることが増えました。単身赴任の夫が帰ってこれるのは月に2回。隔週の週末です。仕事の都合で3週間空くときもあります。毎日居る暮らしではなく、貴重な時間なのに些細なことでイラ。夫は優しく年上。飲み込んでくれることも多く、逆にどうやったら私の負担が減るか笑顔でいられるかを一所懸命考え実行してくれます。そんな優しい夫が去年あたりから少しトゲトゲしくなることが増えました。それに私は負けじとトゲトゲ。ふと思いました。あぁ、あんなにも優しい夫をトゲトゲしくさせたのは紛れもなくこの私だ。と。よく夫婦は合わせ鏡と言いますが、そのとおりになってきたんです。まずい、、、。何やってんだ私。わがままも過ぎる。自分勝手すぎる。夫は一生懸命仕事をして、疲れて帰っても暗い部屋。自分で電気を点け、食事、身の回りのことをやっています。それは単身赴任だから当然でしょうか。夫なんだから当然でしょうか。独身時代と同じことでしょうか。違います。当然ではありませんし、独身時代とは比べ物にならないくらいの大きな責任を持って働き家族を守り大切にしてくれています。時間とお金を掛けて帰ってきてくれています。感謝の気持ちは持っていましたが、それなのにどんどん身勝手になる自分。夫の言葉に甘えすぎていた自分。そして巡り合ったお話が、妻が夫に尽くすこと。それっていつの時代の話?ですが、聞いていく内に私はこれかも。と思いました。そのときに、花は子ども。球根は夫。その球根を妻が大事にしないと花である子どもが枯れる。そう聞いたのです。どう言うこと?夫婦から生まれた子どもの素である夫を労い感謝し大切にできなければ、子どもが苦しい思いをする。え?私は?私も素ですけど?なんなら命懸けでお腹で育てて産んだの私だし、大切にされなくていいの?そう感じてしまうのは当然ですが、そこで聞いた言葉が『入口出口ではなく出口入口』人を変えるより自分が変わる方が早いなんて言いますが、それと似たようなことです。ある方の実体験で、今まで育児で忙しいことを理由に旦那さんに朝ごはんを出したことがなかったそうです。ですが旦那さんに作ろうか?と聞いたところ、食べると返事が。奥さんは旦那さんが朝ごはんを食べない人だと思っていたそうです。そして、毎朝用意して送り出すようにし、朝ごはん以外にも旦那さんの好きなおかずを作ったり、居心地の良い空間を心掛けたりしたそうです。ある日、ありがとうと旦那さんが言ったそうです。それと共に気遣ってくれる場面が増えたと。それまでは大きな口出しはしないけど、協力もそれほどしない旦那さんだったそうです。そして、育てにくいと感じていたお子さんだったのですが落ち着いてきたと。ここまでの話しですと、妻が苦労して妻が無理をして妻が犠牲になってと感じる方もいるかも知れません。旦那さんのために何かをしていたとしても心の中で、私ばっかり。私だけがしんどい。私だけがやっている。そう思っている方もいるかも知れません。実はそうした考えや気持ちで行動している間は上記のような変化は生まれないんです。なぜならそこに必要なのは感謝だからです。心から感謝の気持ちを持ち尽くす。尽くすと言う言葉に嫌悪感を抱く方もいるかも知れませんね。私もです。しかし、尽くす=感謝なんです。家政婦のように上げ膳据え膳、夫の言うことをなんでも受け入れて聞き入れる。そうではありません。大事な子どもの親である夫。大切に感謝する、否定しない。そうすることで子どもが安定し、ここぞと言う場面でつまづかない。そんなお話でした。共働きの家庭だと特に不公平で、分担は当然だし、夫も親なんだから育児だって当たり前。女だけががんばらないといけないの?時代と逆行してない?そう感じますよね。ただ、このお話を実行すれば、旦那さんは満たされ、奥さんへの感謝が生まれる、奥さんもそれによって満たされる。そして、子どもも満たされる。笑顔で過ごし、互いに思いやる親の姿を見て育つ子ども。すごく幸せですよね。そんな単純な話ではないかも知れません。こんなありふれた理想論ができれば誰も苦労しないし、人の心は複雑なものです。しかし、私が感じたのは、自分で家族を笑顔に幸せにできるんだと。子どもには楽しく幸せでいてもらいたい。そう願う親が多いと思います。だからこそ、子どもにばかり目が行きがちになります。しかし、子どもの幸せを実現するには旦那さんを大切に、そして感謝の心を持つことが大事。その心を養分に子どもは花開き幸せに繋がる。私にとって出会えて良かったお話です。お陰でこれまで細かいことに対して夫への不満が湧き、イライラがクセになっていたのですが、長男同様そのスイッチがオフになりました。イライラせずに落ち着いて夫の言動を感じ取れるようになったんです。そうしたらやはり、ラクになりました。夫はなぜこう思ったのか、なぜこうしたのか。しっかり見れば自分の見方と全く違っていたんです。夫はこれまで私や子どもたち、そして私の両親や兄弟もとても大切にしてくれています。だからこそ、自分がやっていたことがいかに傲慢で自己中心的だったか気づけました。夫は私に対してかなり思うことがあったと思います。それでも積極的に家事も育児も行い、常に心からのありがとうを伝えてくれていました。なかなか出来ないことですよね。気持ちを切り替えてからと言うもの、明るくいられる自分が居ます。実は、このお話には尽くすことの一つにとても大事なことがあるんです。それはまた次の機会にお伝えします。