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カテゴリ:競馬
届かなかった。2着にクビ差、勝ち馬に1馬身半、ブエナビスタは及ばなかった。
10番手で通過した3コーナーの坂の頂上では、およそ30馬身もの差があったが、安藤勝騎手の視界に先頭は入っていなかった。「前の2頭にはまったく気がつかなかった。ペースが遅かったので3角から動いていった。今日は楽だなと思っていたら、とんでもなく前に2頭がいた。直線を向いた時は間に合う距離じゃなかった」。 夏から微妙にツキに見放されている。負けて強しの印象を与えた札幌記念、降着に終わった秋華賞。そして伏兵の逃亡を許した今回。松田博師は「最高にうまく乗ってくれたと思う。落とし穴はほかにあったということやな」と、敗因をレースの展開に求めた。 はるか前にいた2頭の影を踏めた、ただ1頭の馬がブエナビスタ。上がり32秒9という驚異的な末脚は、またも負けて強しの印象を残した。次走について松田博師は、「中1週でジャパンCは無理だし、有馬記念は相談して決める」と話した。安藤勝は「夏から2走よりも本当に落ち着いていた。この状態なら次は」と続く言葉を飲み込んだ。結果だけがついてこないブエナの秋。誰もが力通りのレースを望んでいる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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