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カテゴリ:競馬
今週末、中央競馬の重賞レースは、31日(土)に12週間・24日間開催のロングラン函館シリーズのフィナーレ・札幌2歳S、翌9月1日(日)には夏の新潟開催の最後を飾るハンデ戦・新潟記念、同じく最終日を迎える小倉で小倉2歳Sの3競走が行われる。レースに出走を予定している、主な有力馬は以下の通り。
■9/1(日) 新潟記念(3歳上・GIII・新潟芝2000m) ニューダイナスティ(牡4、栗東・石坂正厩舎)は、ここへ来て京都芝2400m・中京芝2000mの準OPを2連勝。連勝の内容も濃く、京都では昨年のエリザベス女王杯3着馬ピクシープリンセスを破り、中京では小倉記念を制したメイショウナルトに先着している。新潟外回りは初も、長い直線は歓迎材料ディープ産駒だけに上位争いが期待される。 カルドブレッサ(牡5、栗東・吉田直弘厩舎)は、5か月ぶりの前走・日本海S(1600万・芝2200m)で完全復調を示す差し切り勝ち。重賞経験は少ないものの、日経新春杯では4着としており格負けしないところも見せている。この夏2走目のここは、好勝負へと持ち込みたい。 サンシャイン(牝4、栗東・藤岡健一厩舎)は、3歳の早い段階でOP特別を勝った関係もあり、重賞で戦うことが多かったが、降級戦の前走・マレーシアC(1600万・小倉芝2000m)を1分57秒9の好時計で快勝した。立て直しも上手くいったことで、重賞再挑戦での好走が期待される。 ダコール(牡5、栗東・中竹和也厩舎)は、近2走の七夕賞・小倉記念で4・5着と煮え切らないレースが続く。差し・マクリを武器にするタイプでもあり、好時計決着の小回りでは勝手が違ったか。今回は、3走前の新潟大賞典で不利を受けながら3着に食い込んだ新潟コースで再浮上を窺う。 トレイルブレイザー(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)は、ドバイ帰りの前走・七夕賞では勝負所上手く流れに乗って2着。昨年の京都記念制したほか、世界を渡り歩いてきた実力を見せた。新潟外回りは、2009年9月に新馬Vを飾った舞台でもあり、引き続き存在感を示したい。 その他、七夕賞では外々を回る形ながら6着にまとめたファタモルガーナ(セン5、栗東・荒川義之厩舎)や、昨年の秋華賞4着馬ブリッジクライム(牝4、美浦・鈴木康弘厩舎)など、充実一途の昇り馬と重賞実績馬を中心に、14頭がエントリーする夏開催伝統のハンデ戦。発走は15時45分。 ■9/1(日) 小倉2歳S(2歳・GIII・小倉芝1200m) ホウライアキコ(牝、栗東・南井克巳厩舎)は、小倉開幕週初日の芝1200mで好スタートから先手を奪と、直線に向いても馬ナリのままで1分7秒8のレコードを叩き出した。この夏の好調光るヨハネスブルグ産駒の代表格が重賞Vを狙う。 ベルカント(牡、栗東・角田晃一厩舎)は、8月3日の小倉芝1200mの新馬を1分8秒4で5馬身差圧勝。二の脚よく先手を取り、最後の直線では後続を一気に突き放した。テン3F33秒7の快速を武器に重賞制覇へ挑む。 ラブリープラネット(牡、栗東・五十嵐忠男厩舎)は、7月13日の中京芝1200mでは1分11秒2で差し切り勝ち。タイム面での強調材料は少ないが、中団の外目でじっくり脚を溜めると、追われてから一気に反応して先行各馬を捕らえるレース内容には味があった。折り合いの不安は少なく、流れの速い小倉でも好走が期待される。 ウインスプラッシュ(牡、栗東・加用正厩舎)は、6月29日の中京芝1400mを1分23秒1で快勝し、前走・中京2歳S(芝1400)では果敢に逃げて2着。デビュー以降の3走は1走毎に時計を詰めており、距離短縮の6F戦でも上位食い込みを狙う。 テイエムキュウコー(牡、栗東・五十嵐忠男厩舎)は、九州産限定のひまわり賞を1分8秒8で完勝した。今回は相手強化が当面の課題になるが、控えても好走できる点とBコースの馬場を経験した強みを生かし、一角崩しを狙う。 その他、ドリームバレンチノの妹マイネヴァリエンテ(牝、栗東・加用正厩舎)や、新馬の勝ち方に相当余裕のあったネロ(牡、栗東・森秀行厩舎)など、夏の小倉最終日を舞台に争われる2歳短距離重賞。発走は15時35分。 ■8/31(日) 札幌2歳S(2歳・GIII・函館芝1800m) マイネルフロスト(牡、美浦・高木登厩舎)は、東京芝1800mの新馬勝ちの後、前走・函館1800mのOP特別コスモス賞でもゴール前での接戦を捌いてデビュー2連勝。大箱の東京コースと、小回りの函館での連勝だけに高い適応能力を見せた。ここでも主力扱いが妥当か。 ピオネロ(牡、栗東・松永幹夫厩舎)は、タフな馬場コンディションとなっていた宝塚記念の当日、6月28日の阪神芝1800mの新馬で外から一気の差し切りを決めた。キャリア1戦で過信は禁物も、評判馬の揃った一戦を制した好素材で侮れない。 ウインマーレライ(牡、美浦・高木登厩舎)は、東京芝1800mの新馬では大外から猛烈な追込みを見せて2着とし、前走は小回りの福島できっちりと初勝利を挙げた。函館Cコースで追込み辛い馬場が当面の課題も、前走同様の早目進出から上位争いに加わりたい。 レッドリヴェール(牝、栗東・須貝尚介厩舎)は、6月1日の阪神芝1600mの新馬を制してこの世代の勝ち上がり第1号。追って味があるステイゴールド産駒らしく、初戦も3番手追走から直線では新潟2歳Sの3着馬ピークトラムらをあっさりと交した。少し間隔は開いているが、潜在能力の高さをアピールできるか。 その他、函館2歳Sの3着馬トーセンシルエット(牡、美浦・菅原泰夫厩舎)や、2戦目の1800mで味のある勝ち方を見せたサンダラス(牡、栗東・谷潔厩舎)など、フルゲートは12頭に対して23頭がエントリーした函館開催のオーラス重賞。発走は、土曜の15時25分。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.08.26 17:38:01
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