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カテゴリ:競馬
今夏はファンの期待に応えられていないエクスペディション。復帰戦の鳴尾記念を2着に好走したものの、その後の2走はいずれも精彩を欠いている。ただ、和田助手は「前走(小倉記念6着)は直前の雨がこたえたし、年齢を重ねて落ち着いてきたことで、慌ただしい小回りの競馬より、広い競馬場の方がレースがしやすいのかもね」と敗因を分析。広い新潟に舞台が変わって巻き返しを狙っている。1週前追い切りは栗東坂路で4F56秒4-13秒7(馬なり)。速いタイムは出さなかったが、キビキビと活気十分の走りで連戦の疲れは皆無だ。「変わりないよ。使ってきているし、もうビッシリやる必要はない」。良馬場で能力全開となれば必ずや好結果が出るはずだ。
実績ナンバー1のトレイルブレイザー。海外遠征帰りとなった前走の七夕賞で2着に好走。58キロを背負ってのものだけに、その価値は大きい。休み明けを使われた上積みは相当で、1週前追い切りは栗東坂路で4F53秒2-12秒3(一杯)をマーク。併走馬に2馬身半先着を果たし、全身を使ったフォームで好調をアピールした。「だいぶ持ち直してきて最悪の状態は抜け出した。絶好調ではないが、いい方向に向かっている」と池江師。続けて、「前走は発表以上に馬場が悪かったが、苦にしなかったね。新馬戦で強い勝ち方をしたコースだし、新潟はマイナスにならないよ」と期待を寄せた。前回に引き続き58キロのトップハンデを課されたが、それも地力の違いで克服してみせる。 2連勝中ニューダイナスティ、古川助手「強みを生かしたい」/新潟記念 目下2連勝中と勢いに乗るニューダイナスティが、タイトル奪取に挑む。過去、重賞には3度出走し(10)(9)(11)着。だが、本格化の兆しを見せる今なら期待が持てる。古川助手は「ここでどこまでやれるか楽しみですね」とレースを心待ちにする。 これまでは先行押し切りがVパターンだったが、前走の関ケ原Sでは新しい一面を見せた。道中は中団を進み、直線では息の長い末脚を繰り出して快勝。「若馬の時は押さえ切れないところがあったが、前走はあのポジションでもマイペースで運べた」と精神面の成長を口にする。前走2着のメイショウナルトが次戦の小倉記念でレコードV。同馬を物差しにすれば、重賞でも十分に通用する。 1週前追い切りは栗東坂路で4F54秒2-12秒2(一杯)。ゴール前でひと伸びを見せて、併走馬に半馬身先着。追われてからの反応が鋭く、体調面は万全だ。 今回の舞台は新潟。昨夏、佐渡特別をレコードで制したように相性はいい。「スピードの持続力があるタイプ。前走も5Fくらい脚を使っている。強みを生かしたいですね」と力を込める。着実に上昇曲線を描くディープインパクト産駒が、越後路で存在をアピールする。 初タイトルを狙うダコールに師は「いい状態で出せると思う」/新潟記念 相変わらず最後の詰めが甘いダコールだが、前2走は馬場に泣かされたもの。春の新潟大賞典(3着)も直線で大きな不利があり、情状酌量の余地はある。中竹師も「前走は速い時計での決着。脚質的にも厳しい流れだったが、しぶとく4着まで食い込んだからね。馬場状態を考慮すれば、よく頑張った」と愛馬の労をねぎらう。この中間は短期放牧を挟んでリフレッシュ。1週前追い切りは24日に行い、栗東坂路で4F54秒1-12秒5を馬なりでマーク。軽快なフットワークで駆け上がり、好ムードを漂わせた。「いい状態で出せると思う。もちろん、良馬場が希望」と指揮官。あとは少しの運が味方すれば悲願の重賞タイトルに手が届く。 七夕賞6着のファタモルガーナ。約5カ月の休み明けに加え、不得手な小回りコースと不利な条件が重なったが、それでも直線はほぼ最後方から上がり最速の脚を使って押し上げた。当然、今回は勝ち鞍のある新潟外回り2000mに変わり、末脚爆発が期待される。栗東坂路の1週前追い切りは4F53秒2-12秒6(一杯)をマーク。前走時より行きっぷりが良化し、適度に気合も乗ってきた。「動きは良かった。ある程度、負荷をかけていい感じできている」と高橋亮技術調教師も満足げな表情。「ゲートも練習しているが、練習だと問題ない。エンジンがかかるのが早くないし、広いコースの方が持ち味は生きそうだね」とコース変わりで前進を期待する。ハンデも前走と同じ55キロに据え置き。変わる可能性は十分だ。 カルドブレッサの高島助手、「期待していた馬」/新潟記念 休み明けをものともせず日本海Sを勝ったカルドブレッサ。「相手に恵まれたこともありましたが、しっかりとクリアしてくれました」と高島助手が笑顔を見せる。3走前の日経新春杯では、格下の身ながら4着に好走しており、重賞でも通用する能力は見せている。前走後はここを目標に万全の調整が施され、1週前追い切りは栗東CWで6F81秒1-12秒0(仕掛け)。久々を好走した反動もなく、キビキビした動きで状態はさらに上向きだ。「いつかはオープンで活躍してくれると期待していた馬。暑い時季も経験している。強い馬が秋に備えているここはチャンスだと思っています」と陣営は色気たっぷり。出来の良さを生かして重賞タイトルをゲットする。 1000万下を勝ったばかりのブリッジクライムだが、秘めたる素質は重賞級。前走は牝馬限定戦とはいえ、後方から圧巻の末脚で2着以下に2馬身半差をつける完勝劇を披露。奥手のゼンノロブロイ産駒らしく、ここにきてグングンと力をつけてきた。「今夏は3走目になるけど、気が張っていて暑さがこたえないタイプ。しっかり汗もかいていて、出来は問題ないよ」と鈴木康師は目下の充実ぶりを強調。1週前追い切りは美浦坂路で4F58秒8-13秒4(馬なり)と軽めだったが、馬体に張りがあって脚さばきも滑らかだ。「折り合いがつけば、前走のような強い競馬をする。楽しみにしている」と格上挑戦にも臆するところはない。ハンデは51キロと恵まれた。“夏は牝馬”の格言通り、牡馬を一蹴するシーンがあっても驚けない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.08.27 20:24:45
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