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カテゴリ:競馬
昨年のオークス馬ヌーヴォレコルトが2つ目のGIタイトルを狙う。
今年初戦の中山記念ではロゴタイプ、イスラボニータと皐月賞馬2頭が顔をそろえたが、直線で狭い内を突いてV。牝馬の中山記念制覇は24年ぶりの快挙だった。 鞍上の岩田が「休み明けでもきっちり差してくれた。能力があるし、根性もある」と評価するように、トップクラスの牡馬相手でもやれることを証明。担当の小松厩務員も「勝ったときは、さらにすごい馬になると思った」と、この一戦を振りかえり、今後の飛躍を確信した。 7日には栗東から岩田が駆けつけ、美浦W6F80秒7-36秒3-11秒8を計時。斎藤誠師は「まだ気合が入っていなかったが、これでスイッチが入ると思う」と説明。「次は宝塚記念(6月28日・阪神、芝2200m)だけど(ここでも)結果を求められる。勝っていきたい」と意欲を示す。 今後は牡馬との戦いを予定している。だからこそ牝馬相手の今回は負けられない。主戦は「自分の競馬ができれば結果はついてくる」と締めくくった。 ストレイトガール鞍上戸崎「いいイメージを持ってレースに臨める」/ヴィクトリアマイル 高松宮記念では13着と崩れたストレイトガールだが、道悪+大外枠と不利な条件が重なってのもの。度外視は十分に可能だ。1週前追い切りは、新コンビを組む戸崎圭が駆けつけ、栗東CWで長めから。6F81秒0-36秒9-11秒6(一杯)と、迫力十分の動きで時計も優秀。叩き2走目で状態は確実に上向いている。「陣営から行きたがる面があると聞いていたが、そんなことはなかった。リラックスしていたし、動きも上々。1週前としてはいいケイコができたと思う。いいイメージを持ってレースに臨めるのが何より」と鞍上も手応えをつかむ。全8勝を千二で挙げるスプリンターだが、昨年の結果(3着)を見ても距離の不安は皆無。良馬場なら反撃必至だ。 スマートレイアーの1週前追い切りは、栗東CWで6F79秒6-38秒0-11秒9(一杯)。併走馬を並ぶ間もなくかわし先着。1週前としては申し分ない動きに、「絶好の動き。追ってからの反応が素晴らしかった」と騎乗した武豊も笑顔を見せた。連覇を狙った前走の阪神牝馬Sは、4着とやや物足りない結果。それでも「差しが利かない馬場状態のうえに、展開も向かなかったからね」と敗因は明白。「直線の長い東京は合っているし、良馬場でしまいの良さを生かせれば」と舞台変わりで一変をもくろむ。 レッドリヴェール須貝師「思い通りの調整ができている」/ヴィクトリアマイル 復活が期待される一昨年の2歳女王レッドリヴェールは、栗東坂路で1週前追い切りを消化。素軽いフットワークで、4F52秒6-38秒1-12秒5(一杯)。気配も良好で状態の良さを感じさせた。「1週前追い切りの動きは良かった。ひと叩きして順当に上向いている。今までは体が減るのを気にしていたけど、今回は変動がなかったので思い通りの調整ができている」と須貝師。休み明けの前走・阪神牝馬Sは大幅に馬体が増えて、気合乗りもまずまず。ハープスターやヌーヴォレコルトに先着した実績は見逃せず、闘志さえ戻れば再び女王の座に返り咲くことも可能だ。 昨年は牝馬重賞を3勝したディアデラマドレ。エリザベス女王杯でも小差の3着とGIに手が届くところまできている。休み明けの前走はスタートで大きく出遅れ。「横の馬につられ、タイミングが合いませんでした。ゲートが悪い馬ではないので、アンラッキーでしたね」と吉岡助手。それでも、上がり31秒9という驚異的な末脚を発揮し、見せ場は十分につくった。レース後はその反動も見せず、栗東CWで6F86秒5-39秒7-11秒9(馬なり)と好内容の1週前追い切りを消化。ラストの脚勢は際立っており、状態面はまさに最高潮。府中の長い直線で持ち味を存分に生かす構えだ。 カフェブリリアント橋本助手「しっかりしてきた感じはありますよ」/ヴィクトリアマイル 破竹の3連勝で重賞初制覇。カフェブリリアントの勢いが止まらない。美浦Wの1週前追い切りは、切れのある脚さばきで5F70秒0-38秒3-12秒2(仕掛け)。馬体もふっくらと見せて、好調をがっちりキープしている。「中間は在厩で調整。以前よりも歩様が良く、しっかりしてきた感じはありますよ」と橋本助手の感触も上々。「前走は好位に取り付いて、しまいは差すという競馬。今までにないようなレースぶりで、自在性が出てきましたね」と言うように上昇度はナンバー1。今の充実ぶりならGIでも好勝負になりそうだ。 中山牝馬Sで1年ぶりの勝ち星を挙げたバウンスシャッセ。「前走からレース間隔はあいているが、ここまでは順調に調整ができている」と藤沢和師が言うように、GIを目標に抜かりのない調整ができている。美浦Wの1週前追い切りは、スムーズな加速を見せて5F68秒5-38秒8-12秒7(馬なり)。気持ちが乗っており、気配も良好だ。「1週前追い切りの動きも良かった。東京では勝ってはいないが、オークスで3着に好走した実績があり、コース変わりもいいはず」。現4歳世代では上位に位置する実力馬。前走の復活を機にGIタイトルをつかみ取る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.12 18:50:33
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