●『ミリオンダラー・ベイビー』_ネタバレあり。映画_オススメ度★★(満点5点)

松竹の株主招待券を持っているので、見に行った。

本年度アカデミー賞主要４部門を取った作品ということでそれなりには期待していたのだが、正直それほどか？と疑念。

周囲の観客からは啜り泣きの声が聞こえてきた。
正直、よく分からなかった…。

尊厳死の話に行き着くわけだが、まぁしょうがないよなぁと思ってしまい、しかしそんな感想を漏らしたら
血も涙もない人間だ！と思われてオシマイだろうから、このブログにも書けないしどうしようとかなんとか
思っていたら、まぁその通りに終わって、はいごもっとも、と言う感じだった…。

帰宅して他の人のブログとかを見てみたのだが、感動した、という感想ばかりでまた不安がいや増す。

年齢にもかかわらず夢を見て努力する姿は素晴らしい。
ボクシングシーンでパンチが当たる時の鈍い音は迫力ある。

あっさり才能が開花して勝ち続けるところにリアリティを感じられなかったのかもしれない。

毎日教会に通い続けたイーストウッドの背負っている「罪」って結局なんだったの？という分からなさも感動の足を引っ張る。

この映画はともかく、感動する映画にあうことももちろんあるわけで、私に感動する心がない、と言うわけではないと思う。
感動するツボが人と違うだけなのだろうが、あまりにも他のブログでは絶賛する感想ばかりなので不安になる。

まぁ、しょうがない。

#人と違うことはうれしいが、たまに怖くなる。