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カテゴリ:娘のこと
心配していた、天気も快晴。とうとう、この日がやって来ました。 数日前からの風邪がこじれ、昨日はお休みしてしまったふうかですが、なんとか卒園式には出席することが出来ました(途中、かなりコンコン咳をしていましたが)。 式の当初から涙涙のお母さんもおられましたが、子ども達はまったくわかっていない風で、親の気持ちをよそに、式は順調に進んでいきました。 卒園証書を園長先生から頂き、くるりと振り返り、この一年で楽しかったこと、面白かったことを自分の言葉で発表し、待っている親の元へ歩き、「ありがとう」と証書を渡し、「ありがとう」と親が受け取る。 私はふうかが咳き込まないで言えるかどうか、そればかり心配していましたが、何事もないようにきちんと言い切り、私の元へ来てくれました。 普段はまだまだやんちゃな年長さんですが、それでも一緒に出席していた年中さんとは違い、式中の態度もきちんとしていて、すごいなぁと感心しながら、前を向く小さな背中を見ていました。 式が終わり、卒園児が一人一人、担任の先生にポンと肩をたたかれ、背中を押されるように式場を後にする時、担任の先生が堪えきれずに泣いておられる姿を見たら、もうダメでした。 教室へ帰り、先生から挨拶の言葉があった時もです。副担任のY先生は若い男の先生で、涙を見せまいと何度も唇を噛み、言葉を詰まらせる姿が胸にきました。 担任のA先生とY先生には、お礼の気持ちを込めて、絵本を贈りました。ふうかと私、それぞれの手紙を添えて。 私の手紙は今になって後悔するような恥ずかしい内容なので、伏せておきます。 ふうかの手紙だけ、ここに書き記しておきます。 『 Yせんせい ふうかはさみしいです。 べんきょうをがんばります。 100てんとります。 ふうかより 』 『 Aせんせい いつもありがとう。だいすき。 いつもみにくるからね がっこのかえりに。 ほいくしょがんばってね。 ふうかより 』 本当に素敵な保育所であり、先生方でした。 有難うございました。 帰宅後、ふうかも涙がでたよ、ということを聞きました。教室で、絵本を読んでもらった時に少し涙が出たようです(私は廊下から見ていたので、ふうかの様子まではわかりませんでした)。 先生が読んでくださったのは、偶然にもふうかが卒園文集の中で好きだと書いていた、『ありがとうのえほん』でした。 保育所で、卒園式のために親子で作ったコサージュ。 ほとんどのお子さんが何も口出しせず、お母さんに任せきりなのに対して、ふうかだけはガンとして自分の好みを譲らず、私のアイデアや意見をことごとく却下し、結局、ふうかの言う通りに作ったのですが、今見てみると、シンプルでとても可愛らしいコサージュだと思ったので「ふうかが正しかったね」と謝ったら、「そうでしょ。だって、ピンクがすきなんだもん」と言われました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.29 16:03:18
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