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カテゴリ:栗原市野球界の未来のために
2月20日投稿本ブログ「Number1089・1090に載っていた気になる話」の後半部分における話の続きになります。 . 岩手県の盛岡誠桜高校の野球部において,不祥事があった可能性があるにもかかわらず調査や報告に応じなかったとして,日本高野連が2回にわたって厳重注意をしました。 報道によると,不祥事とは,複数の3年生部員が引退後に飲酒や喫煙をしたとされること,監督が1年生部員に,副部長が授業中生徒に,それぞれ暴言を浴びせたという疑いであるようです。日本高野連は昨年8月に寄せられた情報に基づき,盛岡誠桜高校に調査の実施と結果の報告を求めてきましたが,学校側は応じなかったということです。 盛岡誠桜高校の附田政登校長は,すでに学校側で調査し,飲酒・喫煙した3年生は自主退学したこと,そして副部長の暴言は野球部の指導とは関係がないと説明,その上で調査結果を報告すると個人が特定される可能性がある上,今回のことは学校生活で起こったことであり野球とは関係がないため,結果を報告する必要はないと主張しています。 . ここで確認したいのは「学生野球憲章」です。 高野連は盛岡誠桜高校が日本学生野球憲章に違反している疑いがある事についての調査を要請しています。つまり根拠は「学生野球憲章」にあることになります。 その前文には 「学生たることの自覚を基礎とし、学生たることを忘れてはわれらの学生野球は成り立ち得ない。勤勉と規律とはつねにわれらと共にあり、怠惰と放縦とに対しては不断に警戒されなければならない」 とあります。また,第一章総則(学生野球の基本原理)第2条③には 「学生野球は、法令を遵守し、健全な社会規範を尊重する」 と書いてあります。 高野連としてはこの文言が調査要請の根拠になります。 . 盛岡誠桜高校の附田政登校長は 「高野連がどうのこうの支配・介入するものではない」 と述べ,既に日本高野連に経緯の報告を済ませているとして,今後厳重注意の撤回を求めていくとしています。 経緯の報告は済ませている?この報告が不十分だったから高野連は改めて調査を要請したのでしょうか?この辺がよく分かりません。また,盛岡誠桜高校はは20日付けで独自にまとめた報告書を高野連に提出する予定であるそうです。 情報が錯綜しています。よくわからない報道です。 . 附田政登校長は,高野連の支配・介入ということで抗議していますが,盛岡誠桜高校が高野連に加盟していることは事実です。従えないなら脱退すべきではないでしょうか。 勿論,報告し,高野連からの対外試合禁止等の処分が出てから,それを不服として処分の撤回を求めるなら,それは筋が通ることだと思います。 高野連は高野連で学生野球憲章に則って調査・報告を指示しているので,筋は通しています。 . 校内の問題というのなら,グラウンド外での事件はすべて野球部とは関係ないということになり,学校外で起きた事件はすべて学校とは関係ないということになります。 「学生野球憲章」に書いてある文言はそうではないはずです。 調査して報告すべきです。繰り返しますが,しないのなら高野連を脱退すべきです。 . もう一つ,このような対応をすると,隠蔽の疑いももたれてしまいます。 . 盛岡誠桜高校としては筋を通すべきです。 高野連としても,毅然とした対応をすべきです。 大切なのは「ルール」を守ることではないでしょうか。 . . 私が栗原市中体連事務局の仕事をしていた時に,栗原市の中学校全体に関わる就学規定に関する違反をした生徒のことを会議で問題にしたことがありました。その時,会議に出席していた校長連からは「中体連で問題にすべきことではない」と言われました。私はこのことを思い出しました。盛岡誠桜高校の校長と同じ感覚であったと思いました。詳しくはここでは述べませんが「出場規定」に繋がる問題だったので,中体連で問題にしてもおかしくはなかったはずです。ルール違反は許してはいけません。 . 木津川俊彦 投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。 匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。 意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.02.22 08:27:19
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